今日から使える電子契約サービス「マイサイン(mysign)」
会社分割契約書 無料ひな形・テンプレート

会社分割契約書

会社分割契約書(吸収分割)は、会社が営む事業の一部を他の会社へ承継させる際に締結する契約書です。事業再編やグループ内再構築、成長分野への集中など、組織再設計を円滑に進めるために用いられます。

契約書名
会社分割契約書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
事業の承継範囲や権利義務の移転内容を明確に定めた会社法対応の契約書。
利用シーン
不採算事業を切り離して別会社に承継する場合/グループ再編で特定事業を子会社へ移管する場合
メリット
事業再編に伴う法的関係を整理し、将来の紛争リスクを抑えられる。
ダウンロード数
13件

無料ダウンロードについて
「会社分割契約書」の本ひな形の利用にあたっては、必ず 契約書ひな形ダウンロード利用規約 をご確認ください。無料ダウンロードされた時点で、規約に同意いただいたものとさせていただきます。

会社分割契約書とは?

会社分割契約書とは、会社が営む事業の全部または一部を、他の会社に承継させる際に締結する契約書です。会社分割は会社法に定められた組織再編手法の一つであり、事業再構築やグループ再編、成長分野への集中などを目的として広く利用されています。会社分割の特徴は、事業に関する資産・負債・契約・従業員などを、包括的に承継できる点にあります。単なる事業譲渡とは異なり、個別契約ごとの同意取得を不要とできるケースが多く、迅速かつ効率的な事業移転が可能です。このような会社分割を実行する際の中核となる書面が、会社分割契約書です。

会社分割の種類と契約書の位置付け

吸収分割と新設分割の違い

会社分割には、大きく分けて「吸収分割」と「新設分割」の2種類があります。吸収分割は、既存の会社が分割対象事業を承継する方法であり、実務で最も多く利用されています。一方、新設分割は、新たに設立する会社に事業を承継させる方法です。本記事で解説する会社分割契約書は、主に吸収分割を前提としたものですが、新設分割においても基本的な考え方は共通しています。

会社分割契約書が果たす役割

会社分割契約書は、分割会社と承継会社との間で、
・どの事業を
・どの範囲で
・どの条件で
承継するのかを明確にするための法的基盤となる契約書です。契約内容が不十分な場合、分割後に「どこまで引き継がれているのか」「責任は誰が負うのか」といった紛争が生じやすくなります。そのため、実務では会社分割契約書の条文設計が極めて重要です。

会社分割契約書が必要となる主なケース

会社分割契約書は、次のような場面で特に必要とされます。

  • 不採算事業や非中核事業を切り離したい場合
  • 成長分野に経営資源を集中させたい場合
  • グループ会社間で事業を再配置する場合
  • M&Aの前段階として事業構造を整理する場合
  • 事業承継や後継者対策として事業を分離する場合

これらのケースでは、単なる事業譲渡よりも、会社分割の方が法的・実務的に合理的となることが多く、その際に会社分割契約書が不可欠となります。

会社分割契約書に盛り込むべき主な条項

1. 会社分割の目的・方式

なぜ会社分割を行うのか、吸収分割なのか新設分割なのかを明確にします。目的を明示することで、契約全体の解釈指針となります。

2. 分割対象事業の内容

最も重要な条項の一つです。承継対象となる事業内容を曖昧にすると、分割後に責任の所在を巡るトラブルが発生します。別紙を用いて、事業内容や関連資産を具体的に定めることが一般的です。

3. 承継する権利義務

資産・負債・契約・知的財産権など、どの権利義務を承継するのかを明確にします。包括承継とはいえ、例外や除外項目の整理が重要です。

4. 会社分割の対価

承継会社が分割会社に対して交付する対価(株式・金銭等)を定めます。対価の有無や評価方法は、税務や株主対応にも影響します。

5. 効力発生日

いつ会社分割の効力が発生するのかを定めます。登記や許認可、従業員対応の基準日となるため、慎重な設定が必要です。

6. 従業員の取扱い

分割対象事業に従事する従業員が、どの会社に引き継がれるのかを定めます。労働契約承継法との整合性が不可欠です。

7. 許認可・届出への対応

事業に必要な許認可がある場合、承継や再取得の手続をどのように行うかを整理します。

8. 秘密保持・競業避止

分割後の情報漏えいや不公正な競争を防止するための条項です。実務上、重要度が高い項目です。

9. 損害賠償・協議条項

契約違反時の責任や、想定外の事態が生じた場合の協議方法を定めます。

会社分割契約書作成時の実務上の注意点

  • 事業範囲は抽象的に書かず、具体的に定義する
  • 税務・会計への影響を事前に確認する
  • 従業員説明や労務対応を軽視しない
  • 許認可や取引先への影響を洗い出す
  • 株主・金融機関との調整を並行して行う

会社分割は契約書だけで完結するものではなく、登記・公告・説明義務など多面的な対応が求められます。その中心にあるのが会社分割契約書です。

事業譲渡との違いと会社分割のメリット

事業譲渡では、契約や資産を個別に移転する必要があり、取引先の同意取得が問題となることがあります。一方、会社分割では包括承継が可能なため、手続の効率性と法的安定性が高い点が大きなメリットです。また、組織再編としての柔軟性が高く、戦略的な事業再構築を実現しやすい点も評価されています。

まとめ

会社分割契約書は、事業再編を成功させるための中核となる契約書です。分割対象事業や承継範囲、従業員の取扱いなどを明確に定めることで、分割後のトラブルを未然に防ぐことができます。特に吸収分割では、既存会社同士の利害調整が重要となるため、契約書の完成度が結果を左右します。形式的に作成するのではなく、実務と将来リスクを見据えた内容とすることが不可欠です。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

mysign運営チームロゴ

マイサインの電子申請システム 運営チーム

株式会社peko(mysign運営)|mysign(マイサイン) 運営チーム

株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。