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電子署名管理規程 無料ひな形・テンプレート

電子署名管理規程

電子署名管理規程は、企業が電子契約や承認業務で利用する電子署名の安全管理、権限設定、本人確認、運用手続を体系的に定める社内規程です。不正署名防止や証跡管理の強化に役立ち、電子契約サービス導入時の必須ルールとして機能します。

契約書名
電子署名管理規程
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
電子署名の利用ルール・権限・管理体制を一元的に明確化できる点。
利用シーン
電子契約サービス導入時の社内整備/署名権限や認証情報を安全に管理したい場合
メリット
不正署名や情報漏えいを防ぎ、電子契約の信頼性を高められる。
ダウンロード数
39件

無料ダウンロードについて
「電子署名管理規程」の本ひな形の利用にあたっては、必ず 契約書ひな形ダウンロード利用規約 をご確認ください。無料ダウンロードされた時点で、規約に同意いただいたものとさせていただきます。

電子署名管理規程とは?

電子署名管理規程とは、企業が電子契約や電子ワークフローを利用する際に、電子署名の付与方法、権限、責任、運用ルールを体系的に定めた社内規程のことです。電子契約サービスの普及により、契約書や稟議書、申請書などの文書が紙から電子に置き換わり、電子署名の安全性・真正性を担保する体制が企業に求められるようになりました。
特に近年は、DX推進、テレワーク環境、電子帳簿保存法対応など、文書を電子化する動きが急速に広がっています。その結果、電子署名の本人性管理、権限の誤行使、不正署名、アカウント侵害などのリスクも増加しています。電子署名管理規程は、これらのリスクを一元的に管理し、企業として「誰が」「どの文書に」「どの手続で」署名するのかを明確にするための基盤となるルールです。
以下では、電子署名管理規程が必要となるケース、盛り込むべき主要条項、条項ごとの解説、さらに実務で注意すべきポイントまで網羅的に解説します。

電子署名管理規程が必要となるケース

電子署名管理規程は、単なる“あった方が良い規程”ではなく、次のような状況の企業では「必須」といえるレベルです。

  • 電子契約サービスを導入する企業
  • 稟議・承認ワークフローを電子化する企業
  • 電子帳簿保存法の電子取引データ保存に対応する企業
  • テレワークや拠点分散によりオンラインで契約締結する機会が多い企業
  • 役職ごとに契約権限が異なる企業
  • 複数名が同一の電子署名サービスを利用している企業

特に電子契約サービス(例:mysign、CloudSign、DocuSign 等)を利用する企業では、電子署名の付与権限や本人確認手順が曖昧なまま運用すると、以下のような問題が実際に発生し得ます。

  • 退職者アカウントで第三者が契約締結してしまう
  • 権限を持たない担当者が契約額の大きい文書に署名してしまう
  • パスワード共有により本人性が担保されず契約の有効性が疑われる
  • 電子文書が保存されず、後日証跡が確認できない
  • 署名済文書の改ざんが発覚してもログが残っていない

これらのトラブルは実務で多く起きていますが、電子署名管理規程を導入していれば多くは防ぐことができます。

電子署名管理規程に盛り込むべき主要条項

電子署名管理規程では、一般的に以下の条項を盛り込みます。

  • 目的
  • 定義
  • 適用範囲
  • 電子署名の利用原則
  • 署名権限の管理
  • 本人確認手続
  • アカウント・電子証明書の管理
  • 署名付与手続
  • 電子文書の保存
  • 電子署名の失効・廃止
  • 外部サービス利用時の注意
  • 監査・記録管理
  • 禁止事項
  • 事故発生時の対応
  • 損害賠償
  • 規程の改定

紙中心の契約時代では不要だった管理が、電子署名時代には必須になります。では、各条項はどのような意味を持つのか、次に詳しく解説します。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 目的

目的条項は、電子署名管理規程の導入理由を明確にする部分です。電子署名は「本人性」「非改ざん性」が求められるため、これを守る管理体制が必要であること、情報セキュリティ対策としての位置付けを明示します。目的が明確であれば、社内での遵守意識も高まります。

2. 定義

電子署名・電子証明書・署名者・管理者など、規程内に登場する用語を明確化する条項です。
特に重要なのは電子署名の定義です。
電子署名法では「本人による意思表示を確認可能とする仕組み」を電子署名と定義しており、単なるPDFへの画像貼付は電子署名に該当しません。
実務で混乱しやすいため、規程内で必ず定義します。

3. 適用範囲

契約書だけでなく、承認文書、覚書、請求関係書類など電子署名を使用する全ての電子文書を対象にします。対象範囲が曖昧だと「これは署名してよいのか」という判断が現場任せになりトラブルを生みます。

4. 電子署名の利用原則

電子署名の根幹を成す条項です。

  • 署名者本人が自分の責任で署名する
  • 権限外署名を禁止する
  • 会社が承認したサービスのみを使用する

特に「共有・代理署名禁止」は最重要です。パスワード共有や他者による代理署名は電子署名の真正性を破壊する行為であり、契約が無効と判断されるリスクがあります。

5. 署名権限の管理

電子署名は紙の押印以上に権限管理が重要です。役職や職務に応じて署名可能な文書の種類や金額の範囲を定め、管理者が承認する形を徹底します。曖昧な運用は誤契約や不正契約につながります。

6. 本人確認手続

電子署名サービスは多要素認証(SMS認証、メール認証、アプリ認証など)を採用しています。 これに適切に従うことを規程に明記することで本人性を担保します。

7. アカウント・認証情報の管理

電子署名の安全性を支える条項で、特に以下が重要です。

  • ID・パスワード・電子証明書は厳格に管理すること
  • 退職時・異動時は速やかに利用停止すること
  • 漏えいの疑いがある場合はすぐに報告すること

多くの不正署名は「パスワード共有」から発生するため、徹底が不可欠です。

8. 署名付与手続

署名前のチェック事項として、以下を明確にします。

  • 文書内容の最終確認
  • 社内決裁が完了していること
  • 署名ログが正確に記録されること

電子署名はスピードが利点ですが、誤署名も早く起きます。そのため「最後の確認」を条文化することは非常に実務効果が高いです。

9. 電子文書の保存

電子契約書・電子文書は電子帳簿保存法等の要件を満たす必要があります。

  • 改ざん防止
  • 真実性の確保
  • 検索性の確保

適切な保存方法を規程に明記することで、後日の監査で問題が生じることを防ぎます。

10. 失効・廃止手続

退職者のアカウント放置は不正契約の最大リスクです。「退職当日までにアカウント停止」を原則に、管理者が一元管理する体制を整える必要があります。

11. 外部サービス利用時の注意

電子署名サービスを利用する場合、企業はサービス内容を把握し、法令に適合しているか確認する義務があります。

  • サービス提供者のセキュリティ水準
  • データ保存期間
  • アクセス権限の管理方法

これらを確認しないと、電子署名の真正性が担保されません。

12. 監査

電子署名サービスのログは企業にとって重要な証拠資料です。 ログ監査を定期的に行うことで、不正の早期発見につながります。

13. 禁止事項

禁止事項は、守ってはならない行為を明確化します。

  • パスワード共有
  • 本人以外の署名
  • 権限外署名
  • 改ざん行為

明確に言語化することで、従業員に対する禁止行為の周知徹底が図れます。

14. 事故発生時の対応

不正署名・情報漏えい・アカウント侵害が発生した場合、迅速な対応が必須です。

  • 管理者への即時報告
  • 影響範囲の調査
  • 再発防止策の策定

事故発生時の流れを規程化しておくことで、混乱を防ぎます。

15. 損害賠償

規程違反により企業が損害を受けた場合、従業員に賠償責任を負わせる旨を定めます。 これは規律維持、内部統制の観点から重要な条項です。

電子署名管理規程を作成する際の注意点

電子署名管理規程を作成する際は、次のポイントを必ず押さえてください。

  • 会社の実務に合わせた権限区分にすること
  • 利用する電子契約システムの仕様と整合させること
  • 退職・異動の運用フローを必ず明記すること
  • 電子文書保存規程・情報セキュリティ規程と整合させること
  • 紙の押印ルールと重複・矛盾しないよう調整すること
  • 年に1回程度の見直しを行うこと

特に電子契約サービスを複数導入している企業では、システムごとに仕様が異なります。運用の差異がトラブルを招くため、規程化して統一することが重要です。

まとめ

電子署名管理規程は、企業が電子契約を安全かつ効率的に活用するための“守りの制度”です。電子署名は便利でスピーディである一方、不正署名や権限逸脱などのリスクも存在します。電子署名管理規程を整備すれば、

  • 電子署名の本人性を確保できる
  • 契約締結の安全性が高まる
  • 内部統制・コンプライアンスの強化につながる
  • 監査対応にも強くなる

といった多くのメリットが得られます。電子契約サービスの導入が進む現代において、電子署名管理規程は法務・総務部門だけでなく、全社的に必要とされる“新しい時代の必須規程”といえるでしょう。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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