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データ分析業務委託契約書 無料ひな形・テンプレート

データ分析業務委託契約書

Word / PDF でダウンロード可能な「データ分析業務委託契約書」のひな形です。企業が外部のデータアナリストやコンサルティング会社へ、データ収集・整形・可視化・モデル構築などを委託する際に活用できます。データの取り扱い・知的財産の帰属・秘密保持など、分析業務特有のリスクを想定して設計しています。

契約書名
データ分析業務委託契約書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
データ解析・可視化・レポート作成など、専門的なデータ分析業務を委託する際の契約に特化した内容。知的財産権・秘密保持・個人情報保護を網羅的に規定。
利用シーン
・企業がマーケティングやDX推進のために外部データアナリストへ業務を委託する場合/スタートアップやコンサルティング会社が、特定のプロジェクト単位で分析支援を依頼する場合
メリット
成果物の権利帰属やデータの扱いを明確化でき、情報漏えいや知的財産トラブルの防止につながる。
ダウンロード数
16件

無料ダウンロードについて
「データ分析業務委託契約書」の本ひな形の利用にあたっては、必ず 契約書ひな形ダウンロード利用規約 をご確認ください。無料ダウンロードされた時点で、規約に同意いただいたものとさせていただきます。

データ分析業務委託契約書とは?

データ分析業務委託契約書とは、企業(委託者)が外部のデータ分析事業者(受託者)に対して、データの解析・可視化・モデル構築・レポート作成などの業務を委託する際に締結する契約書です。

一般的な業務委託契約書の一種ですが、扱う情報が高度に機密である点、成果物が知的財産に該当する可能性がある点で、より慎重な取り決めが求められます。

近年では、企業のDX推進・マーケティング高度化・AI導入プロジェクトなどに伴い、外部専門家へのデータ分析委託が急増しています。こうした外部委託では、「成果物の権利」「データの取扱い」「秘密保持」「個人情報保護」 など、複数の法的論点が交錯するため、契約書の整備は極めて重要です。

特にデータ分析では、納品物が目に見えないアルゴリズムやコード、レポート形式であることが多く、成果物の完成定義が曖昧になりがちです。契約書を交わさないまま依頼を進めると、「想定していた内容と違う」「分析結果を第三者が使っていた」などのトラブルが生じることがあります。

データ分析業務委託契約書が必要となるケース

データ分析業務委託契約書は、以下のような場面で締結が必要になります。

  • マーケティング会社や広告代理店が、分析の一部を外部データサイエンティストに委託する場合
  • SaaS企業が顧客データの傾向分析を外部チームに依頼する場合
  • 製造業がIoTデータやセンサー情報を解析するために専門機関へ業務を委託する場合
  • コンサルティングファームが分析モデル構築業務を再委託する場合

これらの業務では、企業秘密・個人情報・知的財産が混在しており、データ管理・利用範囲・報告方法・成果物の権利関係を明確に定めておく必要があります。

また、プロジェクト単位で短期的に依頼するケースも多いため、契約期間の定義と更新条項 を入れておくことも実務上有効です。

データ分析業務委託契約書に盛り込むべき主な条項

データ分析業務委託契約では、以下のような条項を明確に定めることが重要です。

  • 契約の目的と業務範囲
  • 成果物の定義と納品・検収方法
  • 再委託の制限
  • 報酬・支払条件
  • 成果物の知的財産権の帰属
  • 秘密保持・個人情報保護
  • 成果物の再利用禁止
  • 契約期間・更新・解除
  • 損害賠償・紛争解決

特に「知的財産権」「秘密保持」「個人情報保護」は、データ分析契約の三本柱ともいえる重要項目です。

条項ごとの解説と注意点

目的条項

データ分析業務は、委託内容によって成果の定義が異なるため、まず契約の目的を明確にします。

たとえば「マーケティングデータの解析」「AIモデルの構築」「行動ログの可視化」など、委託の目的を具体的に書くことで、成果物の範囲と検収基準が明確になります。

目的が曖昧なまま契約を進めると、「仕様変更なのか瑕疵なのか」の判断が難しくなり、トラブルの原因となります。

成果物の納入・検収

データ分析の成果物は、プログラムコードや数値レポートなど形のないものが多いため、納品の形式と検収の基準を必ず定めておきます。 検収期間中に不具合が見つかった場合は、無償修正を義務付けるのが一般的です。

また、分析結果の精度や予測の当否については保証の対象外とすることも多く、リスク分担を契約書で明確にしておくことが望まれます。

知的財産権の帰属

分析レポートやプログラム、可視化ダッシュボードなどの成果物に関する知的財産権は、原則として委託者(甲)に帰属させます。

ただし、受託者(乙)が独自開発した分析ツールやテンプレート、機械学習アルゴリズムなどを利用している場合、それらの基礎部分の権利は乙に残す旨を記載しておくと公正です。 「甲に成果物の権利を帰属させつつ、乙のノウハウを排除しない」というバランス設計が求められます。

秘密保持条項

データ分析業務では、企業の営業情報・顧客リスト・財務データなどが含まれるため、秘密保持義務は必須です。 秘密情報の定義を広く取り、契約終了後も一定期間(例:3年)は守秘義務を存続させるのが一般的です。

また、業務を再委託する場合には、再委託先にも同等の秘密保持義務を課すことを忘れてはいけません。

個人情報保護条項

分析データに個人情報が含まれる場合、個人情報保護法やGDPRなどの法令遵守を明示します。 特に匿名加工情報や仮名加工情報を扱う場合には、取り扱い範囲を具体的に記載し、委託終了時には削除・返却の義務を負わせます。

近年では、分析に用いるクラウド環境の利用も多く、サーバーの設置国やアクセス権限管理にも注意が必要です。

再委託の制限

データやプログラムが第三者に流出するリスクを防ぐため、再委託には甲の書面承諾を必要とする旨を定めます。 特にフリーランスや個人事業主に委託する場合は、業務の一部をさらに外注する可能性があるため、再委託禁止条項を明確にしておくことが有効です。

損害賠償・責任範囲

乙の過失によりデータが漏えい・消失した場合、損害賠償責任を明確化しておく必要があります。 ただし、結果保証までは負わないと定め、分析結果の予測精度や将来の効果については免責する文言を入れるのが一般的です。 一方で、意図的な情報漏えい・法令違反などは免責されません。

契約期間・解除

データ分析業務は短期プロジェクト型が多いため、契約期間を明示したうえで、自動更新条項を設けると管理が容易です。 また、相手方の信用不安や法令違反があった場合に即時解除できるよう、解除事由を列挙しておきましょう。

準拠法・裁判管轄

企業間取引では、紛争時の裁判所を特定しておくことが重要です。 本契約では「東京地方裁判所」を第一審の専属的合意管轄とする条項を入れておくと、紛争対応がスムーズになります。

契約書を作成・利用する際の注意点

データ分析業務委託契約書を作成する際は、次の点に留意してください。

  • 契約の対象を「納品物」ではなく「業務成果」として定義する
  • 機密保持義務は契約期間中だけでなく、終了後も一定期間継続させる
  • 成果物の知的財産権の帰属を明確にする
  • 個人情報を扱う場合、関連法令の遵守を明記する
  • 再委託や下請けを制限し、データ管理責任を一元化する
  • 納品・検収・修正の流れを文書化し、合意を残す

さらに、AI学習データや機械学習モデルを扱う場合は、第三者権利侵害や再利用リスクも考慮する必要があります。契約時点で「使用許諾の範囲」を具体的に取り決めておくことが、今後のトラブル防止につながります。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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