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産業医委嘱契約書 無料ひな形・テンプレート

産業医委嘱契約書

産業医委嘱契約書は、企業が産業医に対して労働安全衛生法に基づく健康管理業務を正式に委嘱するための契約書です。業務内容、報酬、守秘義務、契約期間などを明確に定めることで、企業と産業医双方の責任範囲を整理し、円滑な産業医活動を実現します。

契約書名
産業医委嘱契約書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
労働安全衛生法に基づく産業医業務を体系的に整理した実務向け契約書
利用シーン
新たに産業医を選任する企業/既存の産業医契約を見直す場合
メリット
企業と産業医双方の役割と責任を明確にし、トラブルを未然に防げる
ダウンロード数
18件

無料ダウンロードについて
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産業医委嘱契約書とは?

産業医委嘱契約書とは、企業が医師を産業医として選任し、労働安全衛生法に基づく産業医業務を正式に委嘱する際に締結する契約書です。 産業医は、労働者の健康管理、作業環境の確認、長時間労働者への面接指導など、企業の安全衛生体制の中核を担う存在です。そのため、口頭や慣行のみで関係を築くのではなく、業務内容や責任範囲を文書で明確にすることが重要になります。特に近年は、メンタルヘルス対策や過重労働防止が重視されており、産業医の役割は年々拡大しています。こうした背景から、産業医委嘱契約書は単なる形式書類ではなく、企業の法令遵守体制を支える重要な契約書として位置付けられています。

産業医選任と契約書作成が必要となる理由

労働安全衛生法では、一定規模以上の事業場に対して産業医の選任を義務付けています。具体的には、常時50人以上の労働者を使用する事業場では、産業医を選任しなければなりません。このとき、産業医と企業の関係は雇用契約ではなく、業務委託契約として締結されるケースが一般的です。そのため、委嘱内容を明確にしないまま業務を開始すると、以下のようなリスクが生じます。

  • 産業医業務の範囲が不明確で、対応漏れが発生する
  • 報酬や費用負担を巡るトラブルが起きる
  • 守秘義務や個人情報管理に関する認識の相違が生じる
  • 契約終了時の扱いを巡って紛争になる

産業医委嘱契約書を作成することで、これらのリスクを事前に防ぎ、企業と産業医の信頼関係を安定的に維持することが可能になります。

産業医委嘱契約書が利用される主なケース

産業医委嘱契約書は、次のような場面で利用されます。

  • 新たに事業場が50人以上となり、初めて産業医を選任する場合
  • これまで口頭契約であった産業医との関係を文書化する場合
  • 産業医の交代や業務内容の見直しを行う場合
  • 顧問医と産業医の役割を明確に分けたい場合

特に、労働基準監督署の調査や是正勧告が入った際には、産業医の選任状況や契約内容が確認されることがあります。その際、適切な契約書が整備されていないと、企業側の管理体制が不十分と判断される可能性があります。

産業医委嘱契約書に盛り込むべき主な条項

産業医委嘱契約書では、最低限以下の条項を盛り込むことが重要です。

  • 契約の目的
  • 委嘱業務の内容
  • 業務の実施方法
  • 報酬及び支払条件
  • 費用負担
  • 契約期間及び更新
  • 守秘義務
  • 個人情報の取扱い
  • 契約解除
  • 損害賠償
  • 管轄裁判所

これらの条項を体系的に整理することで、実務で使いやすい契約書となります。

条項ごとの実務解説とポイント

1. 委嘱業務の内容

産業医の業務内容は、法令で一定の範囲が定められていますが、実務上は企業ごとに期待する役割が異なります。 そのため、健康診断後の意見聴取、長時間労働者面談、安全衛生委員会への出席など、具体的な業務を列挙しておくことが重要です。業務内容を曖昧にしたままにすると、産業医が対応すべき業務と企業側が期待する業務にズレが生じやすくなります。

2. 報酬条項

報酬については、月額固定とするか、業務ごとの支払とするかを明確にします。 また、消費税の取扱いや支払期限を明記することで、会計処理や支払遅延を巡るトラブルを防ぐことができます。

3. 契約期間と更新

産業医委嘱契約は、1年更新とするケースが一般的です。 自動更新条項を設けることで、契約更新漏れを防ぎ、継続的な産業医体制を維持できます。

4. 守秘義務・個人情報条項

産業医は、労働者の健康情報という極めて機微な個人情報を取り扱います。 そのため、守秘義務条項は必須であり、契約終了後も義務が存続する旨を明記しておく必要があります。

5. 契約解除条項

一方的に突然契約を終了させることは、実務上大きな混乱を招きます。 そのため、契約違反があった場合の解除要件や、事前通知期間を定めておくことが望ましいです。

産業医委嘱契約書作成時の注意点

産業医委嘱契約書を作成する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 他社の契約書をそのまま流用しない
  • 顧問医契約や業務委託契約と混同しない
  • 実際の運用に即した内容にする
  • 労働安全衛生法の改正動向を確認する

特に、産業医と雇用関係があるかのような表現を用いると、労務上の誤解を招くおそれがあります。独立した業務委託である点を明確にしておくことが重要です。

産業医委嘱契約書を整備するメリット

産業医委嘱契約書を適切に整備することで、次のようなメリットがあります。

  • 法令遵守体制を対外的に示せる
  • 産業医業務の質と継続性が向上する
  • 企業と産業医双方の安心感が高まる
  • トラブル発生時の対応がスムーズになる

結果として、企業の安全衛生管理レベルが底上げされ、従業員の健康保持増進にもつながります。

まとめ

産業医委嘱契約書は、企業と産業医を結ぶ単なる形式文書ではなく、安全で健全な職場環境を支える基盤となる契約書です。 業務内容、報酬、守秘義務、契約期間などを明確に定めることで、法令遵守と実務の両立が可能になります。産業医選任が義務となっている企業はもちろん、すでに産業医を置いている企業にとっても、契約内容の見直しは重要です。自社の実態に合った産業医委嘱契約書を整備し、安定した安全衛生体制を構築していきましょう。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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