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シェアリングサービス利用規約(カーシェア等) 無料ひな形・テンプレート

シェアリングサービス利用規約(カーシェア等)

シェアリングサービス利用規約(カーシェア等)は、車両予約、利用資格、事故対応、保険補償、禁止事項、料金体系など、カーシェアを安全かつ円滑に運営するための条件を定めた規約です。利用者と事業者双方のリスクを最小化し、トラブル防止に役立つ内容を体系的にまとめています。

契約書名
シェアリングサービス利用規約(カーシェア等)
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
カーシェア運営に必要な利用条件・事故対応・補償制度・禁止事項を体系的に整理した総合規約です。
利用シーン
カーシェアリングサービスの新規立ち上げ時/既存サービスの規約を法令・実務に合わせて刷新する場合
メリット
利用者との紛争予防やリスク管理を強化し、安心して運営できる法的基盤を整備できます。
ダウンロード数
19件

無料ダウンロードについて
「シェアリングサービス利用規約(カーシェア等)」の本ひな形の利用にあたっては、必ず 契約書ひな形ダウンロード利用規約 をご確認ください。無料ダウンロードされた時点で、規約に同意いただいたものとさせていただきます。

シェアリングサービス利用規約(カーシェア等)とは?

シェアリングサービス利用規約とは、カーシェアリングやレンタカー型シェアサービスなど、車両を複数の利用者が共同利用するサービスにおいて、事業者と利用者それぞれの権利・義務、利用条件、禁止事項、料金ルール、事故対応などを包括的に定めた文書です。カーシェアリングは「不特定多数の利用者が同じ車両を使う」という特性があるため、通常のレンタカーよりも多くの注意点やルールが必要となり、この利用規約が法的基盤として機能します。特に近年は、個人間カーシェア(CtoC型)や地域コミュニティカープールなど多様な形態が登場し、事故・トラブルのリスクや損害賠償請求の発生可能性が高まっています。そのため、利用規約を整備することは、事業者を法的責任から守り、利用者の安全な利用を確保するための必須事項といえます。

シェアリングサービス利用規約が必要となるケース

カーシェア事業者はもちろん、自治体・学校・地域団体が運営するシェア車両でも、次のような場合には利用規約の整備が必須です。

  • 複数の利用者が同じ車両を利用する場合 →車両の破損・事故時の責任範囲を明確にする必要があります。
  • 個人間カーシェア(P2P型)を提供する場合 →貸主と借主の権利・義務を定めるルールが事業者保護に不可欠です。
  • 月額会員制・アプリ予約制を採用している場合 →登録条件、利用資格の取消、料金支払いルールを規定する必要があります。
  • 事故・故障時の連絡ルートを明確化したい場合 →警察、保険会社、事業者への速やかな通報が欠かせません。
  • 車両管理や清掃ルールを統一したい場合 →サービス品質維持のために利用者へ一定の管理責任を課す必要があります。

特にカーシェアは、事故発生時の対応遅れ、未報告の破損、車内清掃不備などがサービス品質に直結します。そのため、利用規約は「車両をどう使うか」という利用者行動そのものをコントロールする重要な役割を担います。

シェアリングサービス利用規約に盛り込むべき主な条項

シェアリングサービス特有のリスクに対応するため、次の条項は必須です。

  • 適用範囲(規約の位置付け)
  • 利用資格(運転免許の有効性、年齢条件、会員審査基準)
  • 会員登録(虚偽登録・住所変更時の義務)
  • 予約方法と成立時期
  • 料金体系(基本料金・距離料金・延長料等)
  • 車両の受渡し・返却方法
  • 禁止事項(飲酒運転・違法行為・危険物の持ち込み等)
  • 事故・故障時の手続き
  • 保険・補償制度の内容
  • 損害賠償責任(修理費用、休業補償=ノンオペレーションチャージ)
  • 会員資格の停止・取消
  • 個人情報の取扱い
  • 免責事項(事業者が負わない責任の範囲)
  • 準拠法・裁判管轄

これらの条項を適切に設定することで、カーシェア事業者は想定されるほぼすべてのトラブルに対応できる法的な防御壁を構築できます。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 利用資格条項

カーシェアでは、「誰が運転するか」が事故率を大きく左右します。 そのため、次のような細かい条件設定が重要です。
・有効な運転免許証を保有していること
・過去の重大事故・違反歴がないこと
・反社会的勢力との関与がないこと
・事業者の審査に合格すること
また、住所変更未報告は保険不適用につながる可能性があるため、利用者に迅速な更新義務を課す条文が不可欠です。

2. 予約条項(キャンセル・遅延・無断延長の規定)

予約をめぐるトラブルはシェアサービスで最も頻発する分野です。 特に重要なのは以下です。
・予約成立のタイミングを明記
・無断延長の場合の追加料金
・利用開始遅延の扱い
・車両が使えなかった際の事業者責任の範囲
無断延長は他の利用者の予約を妨害するため、厳格な追加料金と利用停止の要件を明記しておく必要があります。

3. 禁止事項条項(非常に重要)

カーシェアでは、禁止事項の明確化がサービス品質維持に直結します。
代表例として:
・飲酒運転、薬物使用
・危険運転
・第三者への貸与
・喫煙(禁煙車の場合)
・ペットの同乗
・危険物の積載
・車両の改造や備品の持ち出し
また、「当社が不適切と判断する行為」という包括規定を入れることで、想定外の迷惑行為にも対応できます。

4. 事故・故障時の対応条項

事故発生時に利用者が適切な対応を取らないと、保険不適用リスクや損害拡大につながります。
規約では最低限以下を明記します。
・警察への届出義務
・事業者への即時連絡
・保険会社への報告
・事業者の指示に従う義務
独断で修理工場に持ち込む行為はトラブルの元となるため、禁止を明確に記載します。

5. 保険・補償制度条項

カーシェアの最大のリスクは「事故に伴う損害額」です。 そのため、保険の適用範囲・免責額・補償外ケースを正確に示すことが不可欠です。
特に、
・飲酒運転
・無断延長中の事故
・禁止事項違反
・重大な過失
これらは保険適用外となるため、規約で明確に線引きを行う必要があります。

6. 損害賠償条項(NOC・休業補償の明記)

車両損傷時、事業者は修理費用だけでなく「利用停止による売上損失」が発生します。 これを補填するため、多くの事業者がノンオペレーションチャージ(NOC)を設定しています。利用規約では以下を明示します。
・修理費用の負担
・レッカー費用
・NOC(休業補償)
・重大過失時の全額賠償
これにより、事業者は予測不能な損害を防止できます。

7. 個人情報保護条項

カーシェアは運転免許証、位置情報、利用履歴など高い秘匿性を持つ情報を扱います。 そのため、個人情報保護法との整合性が必須です。
・利用目的の限定
・第三者提供ルール
・データ保管期間
・プライバシーポリシー参照
特に位置情報の取り扱いは慎重を要し、利用目的を明確にしておく必要があります。

シェアリングサービス利用規約を作成・導入する際の注意点

  • サービス実態に合った内容になっているか テンプレートの丸コピーではなく、料金体系、車両種別、保険内容に即した調整が必要です。
  • 保険条件・事故対応フローと矛盾しないか 保険会社から提供される条件に合わせて規約を整備する必要があります。
  • ユーザーにわかる言葉で説明されているか 専門用語のみだとトラブル時に「理解していなかった」と主張される恐れがあります。
  • 改定フローが整備されているか アプリやWebサイトでの通知方法を明確にし、改定後の規約の効力を担保する必要があります。
  • トラブル対応部署・緊急連絡先を明確化 事故時は即時対応が求められるため、連絡ルートを規約または別紙で整備すべきです。

まとめ

カーシェアリングは便利で効率的な交通手段として急速に普及していますが、同時に「事故」「無断延長」「車内破損」「清掃不備」など、事業者にとって大きなリスクが潜んでいます。 これらのリスクを事前に防止し、サービスを安定して運営するためには、シェアリングサービス利用規約を適切に整備することが不可欠です。
本規約を整備しておけば、
・利用者の行動ルールを統一できる
・事故時の対応が迅速になり、保険不適用リスクを回避できる
・損害賠償請求の根拠が明確になる
・トラブル発生率を低減できる
・事業者の責任範囲を適切に限定できる
といった効果が得られます。
カーシェアという「公共性の高い交通サービス」を安全に運営し続けるためにも、本規約はサービスの根幹を支える重要な文書です。サービスの仕様変更や保険更新時には、必ず規約内容を見直し、最新の法令と運営実態に沿ったかたちで更新していくことが求められます。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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