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有限責任事業組合契約書 無料ひな形・テンプレート

有限責任事業組合契約書

有限責任事業組合契約書は、複数の事業者が有限責任のもとで共同事業を行うために締結する契約書です。出資内容、業務執行、利益配分、脱退や解散条件などを明確に定めることで、事業運営上のトラブルを防止できます。

契約書名
有限責任事業組合契約書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
組合員が出資額を限度として責任を負い、柔軟な共同事業運営が可能な契約構成。
利用シーン
スタートアップ同士が共同で新規事業を立ち上げる場合/専門家や個人事業主がチームで事業を行う場合
メリット
会社設立よりも簡易に、責任範囲を限定した共同事業スキームを構築できる。
ダウンロード数
16件

無料ダウンロードについて
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有限責任事業組合契約書とは?

有限責任事業組合契約書とは、有限責任事業組合法に基づき、複数の事業者が有限責任のもとで共同事業を行うために締結する契約書です。この契約書は、いわゆるLLP(Limited Liability Partnership)と呼ばれる事業形態を採用する際に不可欠な文書であり、組合員間の権利義務、出資内容、業務執行方法、利益配分、解散条件などを体系的に定めます。有限責任事業組合は、株式会社や合同会社と異なり法人格を持たない一方で、構成員が出資額の範囲内でのみ責任を負うという特徴があります。そのため、スタートアップ、専門家集団、プロジェクト型事業などで広く活用されています。

有限責任事業組合が活用される背景

近年、有限責任事業組合が注目されている背景には、次のような社会的・経済的要因があります。

  • 複数人でリスクを抑えつつ事業に挑戦したいニーズの増加
  • 法人設立ほどのコストや手続きを避けたい事業者の増加
  • IT・研究開発・クリエイティブ分野におけるプロジェクト型事業の拡大
  • 個人事業主や専門家同士の柔軟な連携ニーズ

これらのニーズに対し、有限責任事業組合は「責任限定」と「柔軟な内部ルール設定」を両立できる制度として適しています。

有限責任事業組合契約書が必要となるケース

有限責任事業組合契約書は、以下のような場面で特に重要となります。

  • 複数のスタートアップが共同で新規事業を行う場合
  • エンジニア、デザイナー、研究者などが共同プロジェクトを立ち上げる場合
  • コンサルタントや士業がチームとして事業を行う場合
  • 企業同士が特定事業のみを切り出して協業する場合

契約書を作成せずに口約束で事業を開始すると、利益配分や意思決定を巡るトラブルが発生しやすく、事業継続に大きな支障をきたします。そのため、事業開始前に必ず契約書を整備することが重要です。

有限責任事業組合契約書に盛り込むべき主な条項

有限責任事業組合契約書には、次のような条項を網羅的に盛り込む必要があります。

  • 組合の名称および所在地
  • 事業目的
  • 組合員の構成
  • 出資内容および責任範囲
  • 業務執行および代表権
  • 意思決定方法
  • 利益および損失の分配方法
  • 会計・決算
  • 秘密保持および競業避止
  • 脱退、解散および清算
  • 損害賠償
  • 準拠法および管轄

これらを体系的に整理することで、実務に耐えうる契約書となります。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 出資および責任範囲

有限責任事業組合の最大の特徴は、組合員が出資額を限度として責任を負う点にあります。契約書では、金銭出資だけでなく、労務出資やノウハウ提供の有無も明確にしておくことが重要です。また、責任範囲を明文化することで、対外的なリスク認識を共有できます。

2. 業務執行と代表権

誰がどの範囲まで業務を執行できるのかを定めないと、意思決定の混乱が生じます。業務執行組合員を定める場合は、その権限範囲と制限事項を具体的に記載しておくことが実務上のポイントです。

3. 利益および損失の分配

利益配分は出資比率に応じるのが原則ですが、実務では貢献度に応じた配分を定めるケースも多くあります。曖昧な表現を避け、分配基準とタイミングを明確に定めることがトラブル防止につながります。

4. 秘密保持および競業避止

共同事業では、技術情報や営業情報が共有されるため、秘密保持条項は必須です。また、競業避止条項を設けることで、組合員が事業ノウハウを持ち出して競合事業を行うリスクを抑制できます。

5. 脱退・解散条項

組合員の脱退や組合解散時のルールを事前に定めておくことは極めて重要です。出資の払戻し方法や清算手続を明確にしておくことで、感情的な紛争を防止できます。

有限責任事業組合契約書を作成する際の注意点

有限責任事業組合契約書を作成する際には、次の点に注意が必要です。

  • 実際の事業内容に即した条項設計を行うこと
  • 曖昧な表現を避け、数値や基準を明確にすること
  • 将来の脱退や解散も想定した構成にすること
  • 他社契約書のコピーを行わないこと
  • 必要に応じて専門家の確認を受けること

特に、契約書の流用やコピペは著作権リスクだけでなく、事業内容に合わない条項を含んでしまう危険があります。

有限責任事業組合契約書と会社設立との違い

有限責任事業組合と株式会社・合同会社の違いは、主に以下の点にあります。

  • 法人格の有無
  • 設立コストおよび手続の簡易性
  • 内部ルールの自由度
  • 税務上の取り扱い

短期・中期のプロジェクトや、柔軟な運営を重視する場合には、有限責任事業組合が適した選択肢となります。

まとめ

有限責任事業組合契約書は、複数人で事業を行う際の「ルールブック」となる重要な契約書です。出資、責任範囲、業務執行、利益配分、脱退や解散条件を明確に定めることで、事業運営の安定性と信頼性が大きく向上します。有限責任事業組合という制度の特性を正しく理解し、自社の事業内容に合った契約書を整備することが、成功する共同事業への第一歩となります。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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