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契約書の条項・条文例 公開日:2026年5月8日 更新日:2026年5月8日

セキュリティ管理 契約書の条項・条文例

セキュリティ管理条項は、契約に関連して取り扱う情報やシステムについて、適切な安全管理措置や管理責任を定めるための条文です。

セキュリティ管理に関する条項・条文例を、標準・厳格・柔軟の3パターンで確認できます。契約内容に応じてそのまま使えるよう、セキュリティ管理の書き方のポイントや注意点もあわせて解説しています。

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セキュリティ管理のパターン別の条項・条文例(コピー可)

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標準(一般的)

第○条(セキュリティ管理)

1.甲および乙は、本契約に関連して取り扱う情報およびシステムについて、漏えい、滅失、毀損、不正アクセスその他の事故を防止するため、合理的かつ適切なセキュリティ管理措置を講じるものとする。

2.甲および乙は、自己の役員および従業員に対し、必要な範囲で情報管理に関する教育および監督を行うものとする。

3.甲および乙は、セキュリティ上の事故が発生し、または発生するおそれがある場合には、速やかに相手方へ通知し、協力して対応するものとする。

4.本契約終了後も、甲および乙は、取得した情報を適切に管理し、不要となった場合には適切に廃棄または消去するものとする。

厳格(リスク重視)

第○条(セキュリティ管理)

1.甲および乙は、本契約に関連して取り扱う情報およびシステムについて、漏えい、滅失、毀損、不正アクセス、マルウェア感染その他一切のセキュリティ事故を防止するため、組織的、人的、物理的および技術的安全管理措置を講じるものとする。

2.甲および乙は、アクセス権限の管理、認証情報の適切な管理、通信の暗号化その他必要なセキュリティ対策を実施するものとする。

3.甲および乙は、セキュリティ事故が発生した場合、直ちに相手方へ通知するとともに、原因調査、被害拡大防止および再発防止措置を自己の責任と費用負担において実施するものとする。

4.甲および乙は、相手方から合理的に求められた場合、セキュリティ対策の実施状況について報告するものとする。

5.本契約終了後、甲および乙は、相手方から取得した情報を直ちに返却、消去または廃棄し、相手方の求めに応じてその完了を証明するものとする。

柔軟(関係重視)

第○条(セキュリティ管理)

1.甲および乙は、本契約に関連して取り扱う情報およびシステムについて、各自の業務内容および運用状況に応じた適切なセキュリティ管理に努めるものとする。

2.甲および乙は、必要に応じて相互に協議し、合理的な範囲でセキュリティ対策を講じるものとする。

3.甲および乙は、セキュリティ上の問題が発生した場合には、速やかに相手方へ連絡し、誠実に対応するものとする。

4.本契約終了後の情報管理方法については、甲乙協議の上、適切に対応するものとする。

セキュリティ管理の条項・条文の役割

セキュリティ管理条項は、契約に関連して取り扱う情報やシステムについて、適切な管理体制や安全対策を定めるための条文です。情報漏えいや不正アクセスなどの事故が発生した場合、取引先との信頼関係や事業運営に大きな影響を与える可能性があります。

そのため、本条項では、必要な安全管理措置、事故発生時の対応、管理責任の範囲などをあらかじめ明確にしておくことが重要です。主に業務委託契約、システム開発契約、クラウドサービス契約などで利用されます。

セキュリティ管理の書き方のポイント

  • 管理対象を明確にする
    情報、システム、端末、アカウントなど、何を管理対象とするのかを具体的に定めておくと、解釈のズレを防ぎやすくなります。
  • 安全管理措置の範囲を整理する
    技術的対策だけでなく、人的・組織的な管理体制も含めることで、実務に即した条文になります。
  • 事故発生時の対応を定める
    通知義務や初動対応、再発防止措置などを規定しておくことで、トラブル時の混乱を抑えやすくなります。
  • 委託先管理の有無を検討する
    再委託や外部クラウド利用がある場合は、委託先にも同等の管理義務を課す内容を検討すると安全です。
  • 契約終了後の対応を定める
    情報の返却、削除、廃棄などの方法を定めておくことで、不要な情報保有リスクを減らせます。

セキュリティ管理の注意点

  • 抽象的な表現だけで終わらせない
    「適切に管理する」のみでは具体性に欠けるため、必要に応じて管理内容や対応範囲を明記することが重要です。
  • 実態に合わない厳格な義務を定めない
    実際に運用できないレベルの義務を定めると、契約違反のリスクが高まるため、実務に合わせた内容にする必要があります。
  • 秘密保持条項との重複に注意する
    秘密保持条項と内容が重複する場合は、それぞれの役割を整理し、矛盾が生じないように注意が必要です。
  • 事故発生時の責任範囲を確認する
    セキュリティ事故が発生した際の損害負担や対応責任を明確にしておかないと、後日の紛争につながる可能性があります。
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株式会社peko(mysign運営)|mysign(マイサイン) 運営チーム

株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

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