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AIソフトウェア利用許諾契約書

AIソフトウェア利用許諾契約書は、AIツールや機械学習モデルを企業や個人が利用する際の条件を定める契約書です。利用範囲、料金、生成データの権利、責任制限などAI特有のリスクを整理した実務向けひな形です。

契約書名
AIソフトウェア利用許諾契約書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
AI特有の生成データの権利や責任制限を明確に定めた利用許諾契約書である。
利用シーン
AIサービス提供企業が顧客にソフトウェアを提供する/企業がAIツールを業務利用する際の契約締結
メリット
AI利用に伴う法的リスクやデータ取扱いを契約で整理できる。
ダウンロード数
11件
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AIソフトウェア利用許諾契約書とは?

AIソフトウェア利用許諾契約書とは、AIツールや機械学習モデル、API、クラウド型AIサービスなどを提供する事業者と、その利用者との間で、利用条件や責任範囲を定める契約書です。従来のソフトウェアライセンス契約に加え、生成AI特有のリスクやデータ取扱いを明確にする点が特徴です。AIの普及により、企業は文章生成AI、画像生成AI、音声認識AIなどを日常業務に活用するようになりました。しかし、AIは従来のソフトウェアと異なり、出力結果の正確性や著作権の問題、学習データの扱いなど、多くの法的リスクを含んでいます。
そのため、AIソフトウェア利用許諾契約書は単なる利用条件ではなく、

  • AIの利用範囲を明確化する
  • 生成データの権利関係を整理する
  • 責任範囲を限定する
  • 不正利用やトラブルを未然に防ぐ

という重要な役割を果たします。

AIソフトウェア利用許諾契約書が必要となるケース

AI関連サービスは幅広い業界で利用されており、以下のようなケースでは契約書の整備が不可欠です。

  • AI SaaSサービスを提供する場合 →顧客ごとの利用条件や責任範囲を明確にする必要があります。
  • API型AIサービスを外部提供する場合 →アクセス制御や利用制限、料金体系を契約で定める必要があります。
  • 社内で生成AIを業務利用する場合 →情報漏えいや不適切利用のリスクを管理する必要があります。
  • AIを組み込んだプロダクトを販売する場合 →ユーザーによる誤用やクレームに備える必要があります。
  • 外部AIツールを企業で導入する場合 →データ入力や成果物の責任範囲を整理する必要があります。

このように、AIを扱うあらゆる場面で、利用許諾契約はリスクマネジメントの中核となります。

AIソフトウェア利用許諾契約書に盛り込むべき主な条項

AI契約では、従来のソフトウェア契約に加え、以下の条項が特に重要です。

  • 利用許諾の範囲(用途・ユーザー数・地域)
  • 利用料金および支払条件
  • 知的財産権の帰属
  • 生成データの取扱い
  • 入力データの管理責任
  • 禁止事項(リバースエンジニアリング等)
  • 保証の否認
  • 責任制限
  • サービス変更・停止
  • 秘密保持義務

これらを網羅することで、AI特有の不確実性に対応した契約になります。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 利用許諾条項

利用許諾条項では、AIソフトウェアをどこまで使えるのかを明確にします。例えば、社内利用限定なのか、商用利用可能なのか、API経由での再提供は可能かなどを細かく定めます。特に重要なのは、「再許諾禁止」と「用途制限」です。これを曖昧にすると、AIサービスが第三者に転売されるリスクが発生します。

2. 知的財産権条項

AI契約では、ソフトウェアそのものの権利だけでなく、生成データの権利帰属も重要です。
一般的には、

  • AI本体の権利は提供者に帰属
  • 生成物は利用者に帰属(ただし制限あり)

とするケースが多いですが、学習利用や再利用の可否を明記することが重要です。

3. 生成データ条項

生成AI特有の論点として、出力データの扱いがあります。
例えば、

  • 著作権が発生するか
  • 第三者の権利侵害リスク
  • 商用利用の可否

などを明確にする必要があります。
また、「生成結果の正確性を保証しない」という文言は必須です。

4. データ取扱い条項

AIは入力データを基に処理を行うため、情報漏えいリスクが高い分野です。
そのため、

  • 個人情報の取扱い
  • 機密情報の入力制限
  • ログデータの利用範囲

を明確にしておく必要があります。特にクラウド型AIでは、データが外部サーバーに保存される可能性があるため、利用者側の理解と同意が重要です。

5. 保証の否認条項

AIは確率的な出力を行うため、完全性や正確性を保証できません。
そのため、

  • 結果の正確性は保証しない
  • 特定目的への適合性は保証しない

といった条項が不可欠です。
これにより、誤ったAI出力による損害リスクを軽減できます。

6. 責任制限条項

責任制限では、損害賠償の上限を設定します。
一般的には、

  • 支払済み利用料を上限とする
  • 間接損害は免責とする

という構成が採用されます。AIは予測不能な結果を生むため、この条項がないと事業継続が困難になる可能性があります。

7. 禁止事項条項

AIの悪用を防ぐため、禁止事項は広く設定します。
例えば、

  • 違法コンテンツ生成
  • 差別・誹謗中傷の生成
  • システム負荷行為

などを明記することで、サービスの安全性を確保できます。

AIソフトウェア利用許諾契約書の注意点

  • 他社契約書の流用は禁止 AI契約は独自性が高く、コピペは著作権リスクや不適合リスクがあります。
  • 生成AI特有の条項を必ず入れる 従来のソフトウェア契約だけでは不十分です。
  • 利用規約との整合性を取る SaaSの場合、利用規約と契約書が矛盾しないようにする必要があります。
  • 海外利用を想定する グローバルサービスの場合、各国法との関係も検討が必要です。
  • 専門家チェックを行う AI分野は法整備が進行中のため、最新の法令に対応する必要があります。

まとめ

AIソフトウェア利用許諾契約書は、単なるライセンス契約ではなく、AI特有のリスクを管理するための重要な法的基盤です。特に、生成データの扱い、責任制限、データ管理の3点は、実務上のトラブルを大きく左右します。AIの活用が進む現代において、適切な契約書を整備することは、企業の信頼性と安全性を高めるための必須条件です。導入前にしっかりと契約内容を確認し、自社に合った形でカスタマイズすることが成功の鍵となります。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

 
 
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