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誓約書(秘密保持・遵法・倫理規範)

誓約書(秘密保持・遵法・倫理規範)は、従業員、業務委託先、取引先などに対して、秘密情報の管理、法令遵守、情報セキュリティ及び倫理規範の遵守を求めるための誓約書ひな形です。コンプライアンス強化や情報漏えい防止対策として幅広く利用できます。

契約書名
誓約書(秘密保持・遵法・倫理規範)
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
秘密保持、法令遵守、倫理規範及び情報セキュリティ義務を包括的に定めている。
利用シーン
従業員や外部委託先へコンプライアンス誓約を取得する/機密情報を扱うプロジェクト参加者に守秘義務を課す
メリット
情報漏えいリスクやコンプライアンス違反リスクを事前に抑制できる。
ダウンロード数
6件
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誓約書(秘密保持・遵法・倫理規範)とは?

誓約書(秘密保持・遵法・倫理規範)とは、従業員、役員、業務委託先、派遣社員、インターン、取引先などに対して、秘密情報の保護、法令遵守及び倫理的行動を求めるための文書です。企業活動では、日常的に顧客情報、営業情報、個人情報、技術情報など多くの機密情報が取り扱われています。さらに、近年ではコンプライアンス違反、情報漏えい、不正アクセス、ハラスメント、SNS炎上など、企業の信用を損なうリスクが急増しています。そのため、多くの企業では単なる就業規則や契約書だけではなく、別途「誓約書」を取得することで、以下の事項を明確化しています。

  • 秘密情報を漏えいしない義務
  • 法令や社内ルールを守る義務
  • 倫理的に適切な行動を行う義務
  • 情報セキュリティを遵守する義務
  • 反社会的勢力と関係を持たない義務

特に近年は、テレワークやクラウド利用の拡大により、情報漏えいリスクが高まっているため、秘密保持とコンプライアンスを包括的に定めた誓約書の重要性が高まっています。

誓約書(秘密保持・遵法・倫理規範)が必要となるケース

誓約書は、企業のリスク管理の一環として、さまざまな場面で利用されます。

1.従業員入社時

新入社員や中途採用者が顧客情報、営業秘密、社内システムなどへアクセスする前に、秘密保持や法令遵守義務を明確にする目的で利用されます。

  • 顧客情報漏えい防止
  • 競業行為防止
  • SNS投稿リスク対策
  • 内部不正防止

などの目的があります。

2.業務委託先・フリーランスとの契約時

外部委託先が社内情報へアクセスする場合、秘密保持契約だけでは不十分なことがあります。

特に、

  • 情報セキュリティルール
  • 倫理規範
  • 反社会的勢力排除
  • 個人情報保護

などを包括的に誓約させるために、本誓約書が活用されます。

3.内部統制・コンプライアンス強化

上場企業や内部統制を重視する企業では、J-SOX対策や監査対応の一環として誓約書を取得するケースがあります。

これにより、

  • コンプライアンス教育実施の証拠
  • 内部統制運用の証跡
  • 監査対応資料

として利用できます。

4.情報セキュリティ対策

クラウドサービスやリモートワークの普及により、USB持出し、私物PC利用、クラウド保存などによる情報漏えいリスクが増えています。

そのため、

  • 私物端末利用禁止
  • パスワード管理義務
  • 外部クラウド利用制限
  • アクセス権管理

などを誓約書で明確にする企業が増えています。

誓約書に盛り込むべき主な条項

誓約書(秘密保持・遵法・倫理規範)では、以下の条項が重要です。

  • 秘密情報の定義
  • 秘密保持義務
  • 目的外利用禁止
  • 個人情報保護義務
  • 法令遵守義務
  • 倫理規範遵守義務
  • 情報セキュリティ義務
  • 反社会的勢力排除
  • 資料返還・廃棄義務
  • 損害賠償条項
  • 有効期間
  • 合意管轄条項

これらを明確に定めることで、企業リスクを大幅に低減できます。

条項ごとの実務ポイント

1.秘密保持条項

秘密保持条項は、本誓約書の中核となる条項です。

単に「秘密を漏らしてはいけない」と記載するだけでは不十分であり、

  • 何が秘密情報なのか
  • どの範囲まで秘密保持義務があるのか
  • 退職後も有効か
  • 目的外利用は禁止か

を明確に定義する必要があります。特に実務では、口頭情報やクラウド上のデータも秘密情報に含めることが重要です。

2.法令遵守条項

コンプライアンス違反は、企業に重大な損害を与えます。

例えば、

  • 横領
  • 不正会計
  • 贈収賄
  • インサイダー取引
  • 著作権侵害
  • 個人情報漏えい

などが発生すると、行政処分や損害賠償問題へ発展する可能性があります。そのため、誓約書では「法令・社内規程・ガイドラインを遵守する」旨を包括的に規定しておくことが重要です。

3.倫理規範条項

法令違反ではなくても、社会的に問題視される行為は企業価値を大きく毀損します。

近年では、

  • SNSでの不適切投稿
  • 差別的発言
  • ハラスメント
  • 虚偽発信
  • 利益相反行為

などが問題になっています。そのため、「誠実かつ公正に行動する義務」を倫理規範として定める企業が増えています。

4.情報セキュリティ条項

情報漏えい事故の多くは、人為的ミスによって発生しています。

例えば、

  • 誤送信
  • USB紛失
  • 私物PC利用
  • クラウド誤共有
  • パスワード使い回し

などです。

そのため、情報セキュリティ条項では、

  • ID・パスワード管理
  • アクセス権管理
  • 私物端末利用制限
  • 不正アクセス禁止
  • 漏えい時の報告義務

を定めることが実務上重要です。

5.反社会的勢力排除条項

企業コンプライアンス上、反社会的勢力排除は必須です。

誓約書では、

  • 暴力団等に該当しないこと
  • 資金提供しないこと
  • 便宜供与しないこと
  • 関係遮断に協力すること

などを明記するケースが一般的です。

6.損害賠償条項

秘密情報漏えいやコンプライアンス違反が発生した場合、企業は大きな損害を被る可能性があります。

例えば、

  • 顧客離れ
  • 取引停止
  • 行政処分
  • 謝罪対応
  • システム復旧費用
  • 信用失墜

などです。そのため、誓約違反時の損害賠償義務を明記しておくことが重要です。

誓約書を作成・運用する際の注意点

1.秘密情報の範囲を広くしすぎない

秘密情報を無制限に定義すると、実務上運用が困難になります。

そのため、

  • 営業情報
  • 顧客情報
  • 技術情報
  • 個人情報

など、具体的に例示することが望ましいです。

2.就業規則との整合性を確認する

従業員向け誓約書の場合、就業規則や情報セキュリティ規程と内容が矛盾してはいけません。

特に、

  • 懲戒処分
  • 退職後義務
  • 情報管理ルール
  • 競業避止義務

などは整合性確認が重要です。

3.定期更新を行う

情報セキュリティやコンプライアンス環境は年々変化しています。

そのため、

  • 法改正
  • クラウド環境変化
  • AI利用増加
  • リモートワーク拡大

などに応じて、誓約書も定期的に見直す必要があります。

4.形式だけで終わらせない

誓約書は取得するだけでは意味がありません。

重要なのは、

  • コンプライアンス教育
  • 情報セキュリティ研修
  • 内部通報制度
  • 定期監査
  • アクセス制御

などと組み合わせて運用することです。

5.電子署名・電子契約にも対応する

近年では、電子契約サービスを利用してオンライン上で誓約書を締結するケースが増えています。

電子化により、

  • 取得漏れ防止
  • 保管効率向上
  • 監査対応容易化
  • 検索性向上
  • ペーパーレス化

などのメリットがあります。

誓約書(秘密保持・遵法・倫理規範)と秘密保持契約書(NDA)の違い

比較項目 誓約書(秘密保持・遵法・倫理規範) 秘密保持契約書(NDA)
主目的 コンプライアンス全般の誓約 秘密情報保護
対象範囲 秘密保持・倫理・法令遵守・セキュリティ 秘密情報の取扱い中心
利用対象 従業員・委託先・研修参加者など 企業間取引が中心
特徴 内部統制・行動規範を含む 守秘義務に特化
実務利用 社内管理・教育・監査対応 商談・共同開発・業務提携

まとめ

誓約書(秘密保持・遵法・倫理規範)は、企業が情報漏えい、コンプライアンス違反、倫理問題などのリスクを防止するための重要な文書です。

特に近年は、

  • リモートワーク普及
  • クラウド利用増加
  • AI活用拡大
  • SNS炎上リスク
  • 個人情報保護強化

などにより、企業の情報管理責任がより重視されています。

そのため、単なる形式的な書類ではなく、

  • 情報セキュリティ対策
  • コンプライアンス教育
  • 内部統制
  • リスクマネジメント

の一環として、実務に即した誓約書を整備・運用することが重要です。また、法改正や業務環境変化に合わせて定期的に見直しを行い、実態に合った内容へアップデートし続けることが、企業防衛上極めて重要となります。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

 
 
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