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生成AI利用同意書

生成AIサービスを利用する際に、入力情報の取扱い、生成物の責任範囲、禁止事項、免責などの重要事項について利用者の同意を取得するための同意書ひな形です。企業のAI導入やWebサービス運営時のリスク整理に活用できます。

契約書名
生成AI利用同意書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
生成AI特有の入力情報利用と生成物責任の範囲を明確に定めている。
利用シーン
企業がAIチャットやAIツールを提供する際の同意取得/社内で生成AI利用ルールを整備する場合
メリット
AI利用に伴う法的リスクやトラブルを事前に整理できる。
ダウンロード数
6件

無料ダウンロードについて
「生成AI利用同意書」の本ひな形の利用にあたっては、必ず「契約書ひな形ダウンロード利用規約」をご確認ください。無料ダウンロードされた時点で、規約に同意いただいたものとさせていただきます。

生成AI利用同意書とは?

生成AI利用同意書とは、企業や団体が生成AIサービスを提供する際に、利用者に対して入力情報の取扱い、生成物の責任範囲、禁止事項、免責事項などの重要な条件を事前に説明し、その内容について同意を取得するための文書です。近年、AIチャットボットや画像生成ツール、音声生成サービスなどの普及に伴い、AIサービスの利用に関するトラブルや法的リスクが顕在化しています。そのため、サービス提供者が適切な同意手続きを行うことは、事業運営上の重要なリスク管理の一環とされています。生成AIは、従来のソフトウェアとは異なり、利用者が入力したデータをもとに新たなコンテンツを自動生成する特徴を持っています。この特性により、入力情報の適法性、生成物の正確性、知的財産権の帰属などについて明確なルールを定めておく必要があります。生成AI利用同意書は、こうした問題を未然に防止し、サービス提供者と利用者双方の権利義務関係を整理する役割を果たします。

生成AI利用同意書が必要となるケース

生成AI利用同意書は、単にAI機能を提供しているという理由だけでなく、具体的な利用環境や事業内容に応じて作成が求められます。特に以下のようなケースでは、同意書の整備が重要です。

  • AIチャットや自動応答システムを顧客向けに提供する場合 →入力される情報に個人情報や機密情報が含まれる可能性があるため、取扱い条件を明示する必要があります。
  • 画像生成や文章生成などのAIツールをWebサービスとして公開する場合 →生成物の著作権や責任範囲について、事前に利用者の理解を得ておくことが重要です。
  • 社内で生成AIを業務利用する場合 →情報漏えいや機密保持違反のリスクを防ぐため、社員からの同意取得が有効です。
  • APIとしてAI機能を外部企業に提供する場合 →利用範囲や責任分担を契約又は同意書で整理する必要があります。
  • 教育機関や研究機関でAIツールを活用する場合 →データ利用目的や成果物の扱いについて透明性を確保することが求められます。

このように、生成AI利用同意書はBtoCサービスだけでなく、BtoB、社内運用、研究用途など幅広い場面で必要とされています。

生成AI利用同意書に盛り込むべき主な条項

一般的な生成AI利用同意書では、次のような条項を体系的に整理することが望ましいです。

  • 目的条項 →同意書の適用範囲やAIサービス利用の前提を明確にします。
  • 用語の定義 →入力情報、生成物、利用履歴などAI特有の概念を整理します。
  • 情報の利用及び管理 →サービス改善や統計分析への利用可否などを定めます。
  • 生成物の責任範囲 →生成物の正確性や合法性について保証しない旨を規定します。
  • 禁止事項 →権利侵害行為、不正アクセス、違法利用などを明示的に禁止します。
  • 知的財産権 →AIシステム及び生成物の権利関係を整理します。
  • 免責及び責任制限 →サービス提供者の責任範囲を限定します。
  • 準拠法及び管轄 →紛争解決手続の基本ルールを定めます。

これらの条項を適切に設計することで、AIサービスに関する契約リスクを大幅に軽減できます。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 情報利用条項

生成AIサービスでは、利用者が入力した情報をもとにモデルの改善や機能開発が行われることがあります。そのため、入力データの利用目的を明確に示すことが重要です。特に個人情報を扱う場合は、プライバシーポリシーとの整合性を確保し、法令に基づいた管理体制を整備する必要があります。

2. 生成物の責任条項

AIは誤情報を生成する可能性があるため、生成物の利用責任を利用者側に明確化することが実務上重要です。例えば、生成された文章をそのまま公開した結果、第三者の権利を侵害するケースも想定されます。このため、生成物の確認義務を規定しておくことが望ましいです。

3. 禁止事項条項

生成AIは不正利用のリスクも伴います。違法コンテンツの生成やスパム行為、システムへの過度な負荷を与える行為などを具体的に列挙することで、トラブル発生時の対応根拠を確保できます。また、将来的なリスクに備えて、事業者が不適切と判断する行為を包括的に禁止する文言を設けることも有効です。

4. 知的財産権条項

AIサービスにおいては、生成物の著作権や利用権の扱いが重要な論点となります。サービス提供者のシステムに関する権利と、利用者が生成物をどの範囲で利用できるかを明確に区別して規定する必要があります。特に商用利用を認めるかどうかは、ビジネスモデルに応じて慎重に設計すべき事項です。

5. 免責条項

AIサービスは技術的な制約や外部要因によって停止する可能性があります。また、生成内容の正確性を完全に保証することは困難です。そのため、サービスの継続性や成果の品質について保証しない旨を明記し、責任範囲を限定することが企業防衛上重要となります。

生成AI利用同意書を作成する際の注意点

生成AI利用同意書を作成する際には、以下の点に留意する必要があります。

  • サービス内容に応じたカスタマイズを行う →汎用的な文面では実態と乖離する可能性があります。
  • 利用規約やプライバシーポリシーとの整合性を確保する →内容の矛盾は法的リスクや信頼低下につながります。
  • 同意取得の方法を明確にする →チェックボックスや電子署名など、証拠性の高い方法が望まれます。
  • 海外利用者への対応を検討する →多言語対応や準拠法の設定が必要となる場合があります。
  • 技術進展に合わせて定期的に改訂する →AI分野は変化が早く、規程の更新が不可欠です。

まとめ

生成AI利用同意書は、AIサービス時代における新たな法的基盤として重要性を増しています。適切な同意書を整備することで、企業はサービス提供に伴うリスクを管理しつつ、利用者に安心してAI機能を利用してもらうことが可能になります。また、同意手続を通じて情報利用の透明性を高めることは、企業の信頼性向上にもつながります。今後、生成AIの活用領域はさらに拡大すると予想されます。こうした変化に対応するためにも、生成AI利用同意書を単なる形式的な文書としてではなく、事業運営を支える重要な契約インフラとして位置付けることが求められます。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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