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ソフトウェア選定コンサルティング契約書

ソフトウェア選定コンサルティング契約書は、企業がERP、CRM、SaaS、業務システムなどの導入前に、外部コンサルタントへ製品比較、要件整理、RFP作成支援などを委託する際に利用できる契約書ひな形です。

契約書名
ソフトウェア選定コンサルティング契約書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
ソフトウェア選定支援に必要な中立性、秘密保持、成果物、責任範囲を整理している。
利用シーン
企業がERPや業務システム導入前に外部コンサルへ選定支援を依頼する/複数ベンダー比較やRFP作成をコンサル会社へ委託する
メリット
システム選定時の責任範囲や成果物内容を明確化し、導入トラブルを予防できる。
ダウンロード数
11件
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ソフトウェア選定コンサルティング契約書とは?

ソフトウェア選定コンサルティング契約書とは、企業がERP、CRM、会計システム、SaaS、クラウドサービス、基幹システムなどを導入する際に、外部コンサルタントへシステム選定支援を依頼するための契約書です。近年、多くの企業でDX推進や業務効率化が進む一方、ITツールやクラウドサービスの種類が急増し、「どのシステムを導入すべきか分からない」という課題を抱える企業が増えています。そのため、専門知識を持つITコンサルタントやシステム導入支援会社へ、選定業務を委託するケースが一般化しています。
しかし、システム選定支援は単なるアドバイスではなく、

  • 業務分析
  • 要件定義
  • RFP作成
  • ベンダー比較
  • 費用分析
  • 導入判断支援
  • デモ評価

など重要な業務を含みます。
そのため、契約内容が曖昧なまま進めると、

  • 期待した成果が得られない
  • 特定ベンダーへの誘導が起きる
  • 責任範囲が不明確になる
  • 追加費用トラブルが発生する
  • 機密情報が漏えいする

といった問題につながる可能性があります。ソフトウェア選定コンサルティング契約書は、このようなリスクを防ぎ、委託企業とコンサルタント双方の役割や責任を明確化するための重要な契約書です。

ソフトウェア選定コンサルティング契約書が必要になるケース

ソフトウェア選定支援は多くの場面で利用されます。特に以下のようなケースでは契約書の整備が重要です。

  • ERP導入前にコンサル会社へ要件整理を依頼する場合 →業務フロー分析やベンダー比較が必要になるため、成果物や責任範囲を定める必要があります。
  • 複数SaaSの比較検討を外部へ委託する場合 →中立性や特定ベンダーとの関係性を明確にする必要があります。
  • RFP作成を外部専門家へ依頼する場合 →作成成果物の著作権や利用範囲を整理する必要があります。
  • DX推進プロジェクトの初期調査を委託する場合 →分析対象となる社内情報や業務データの秘密保持が重要になります。
  • 大規模システム刷新を行う場合 →導入失敗時の責任範囲や免責内容を事前に定める必要があります。
  • IT顧問会社へ継続的な選定支援を依頼する場合 →契約期間や更新条件を明確にする必要があります。

このように、システム導入前の上流工程ほど、契約書による整理が重要になります。

ソフトウェア選定コンサルティング契約書に盛り込むべき主な条項

一般的なソフトウェア選定コンサルティング契約書では、以下の条項が重要になります。

  • 業務内容条項
  • 成果物条項
  • 報酬条項
  • 秘密保持条項
  • 中立性・利益相反条項
  • 再委託条項
  • 知的財産権条項
  • 責任制限条項
  • 契約解除条項
  • 損害賠償条項
  • 反社会的勢力排除条項
  • 準拠法・管轄条項

特にITコンサル案件では、「成果保証ではない」という点を明確化することが極めて重要です。

条項ごとの実務ポイント

1. 業務内容条項

ソフトウェア選定支援では、業務範囲が曖昧になりやすいため、契約書で詳細に定める必要があります。
例えば、

  • 現状業務分析
  • ヒアリング回数
  • RFP作成支援
  • 比較表作成
  • デモ評価支援
  • 導入提案書作成

などを明記しておくことが重要です。ここが曖昧だと、「導入支援まで含まれると思っていた」「ベンダー交渉もやってもらえると思っていた」といった認識違いが発生します。

2. 成果物条項

選定コンサルでは、

  • 比較分析表
  • RFP
  • 要件定義資料
  • 評価レポート
  • 提案資料

などが成果物となります。
契約書では、

  • 納品形式
  • 納品時期
  • 修正回数
  • 検収期間

などを定めておくことが重要です。特に修正回数を決めておかないと、無制限修正要求によるトラブルが起きやすくなります。

3. 中立性・利益相反条項

ソフトウェア選定コンサルでは非常に重要な条項です。一部のコンサル会社は、特定ベンダーから販売手数料や紹介料を受領している場合があります。その場合、真に中立な提案ではなく、自社利益を優先した誘導が発生する可能性があります。
そのため、

  • ベンダーとの資本関係
  • 紹介手数料の有無
  • 販売代理店契約の有無

などを事前開示させる条項を設けることがあります。これは特に高額ERP案件で重要になります。

4. 秘密保持条項

選定支援では、

  • 売上データ
  • 顧客情報
  • 原価情報
  • 社内業務フロー
  • 人事情報

など機密性の高い情報を共有するケースが多くあります。そのため、秘密保持条項は必須です。
また、クラウド共有や生成AI利用が増えている現在では、

  • AI学習利用禁止
  • 第三者共有制限
  • クラウド保管制限

などを追加する企業も増えています。

5. 知的財産権条項

RFPや分析資料などの成果物について、著作権の帰属を定める条項です。
通常は、

  • 成果物の著作権は委託者へ移転
  • コンサル会社固有ノウハウは除外

という構成が一般的です。これを定めておかないと、後日資料を自由に使えなくなる可能性があります。

6. 報酬条項

ITコンサル案件では、以下の報酬形態があります。

  • 固定月額型
  • プロジェクト一括型
  • 時間単価型
  • 成果報酬型

また、

  • 追加分析費用
  • 出張費
  • 外部ツール利用料
  • 追加会議対応費

などをどう扱うかも重要です。
特に会議回数制限を設けておかないと、想定外工数が発生しやすくなります。

7. 免責条項

ソフトウェア選定コンサルは「助言業務」であり、導入成果そのものを保証するものではありません。
そのため契約書では、

  • 売上向上保証なし
  • 導入成功保証なし
  • 業務改善保証なし
  • ベンダー障害責任なし

などを明記します。この条項がないと、システム導入失敗時にコンサル会社へ過大な責任追及が行われる可能性があります。

8. 損害賠償条項

通常は、

  • 直接かつ通常損害のみ
  • 逸失利益除外
  • 賠償上限あり

という制限を設けます。IT案件では損害額が高額化しやすいため、責任制限条項は非常に重要です。

ソフトウェア選定コンサルティング契約書を作成する際の注意点

  • 導入支援と選定支援を明確に区別する →選定のみなのか、導入PM支援まで含むのかを明記しましょう。
  • 成果保証型にしない →コンサルは助言業務であるため、結果保証を避ける必要があります。
  • ベンダーとの関係性を開示させる →利益相反防止のため、中立性を確保しましょう。
  • 修正回数を制限する →無制限修正を避け、追加費用条件を明記しましょう。
  • 秘密情報管理方法を定める →クラウド共有や生成AI利用の扱いを明記すると安全です。
  • 成果物の利用範囲を整理する →RFPや比較資料の二次利用条件を明確にしましょう。
  • 口頭依頼を避ける →追加業務は必ず書面やメールで合意を残しましょう。

ソフトウェア選定コンサルティング契約書とシステム開発契約書の違い

項目 ソフトウェア選定コンサル契約 システム開発契約
主目的 システム選定支援 システム開発・実装
成果物 分析資料・比較表・RFP システム本体・プログラム
成果保証 通常なし 一定の完成責任あり
業務内容 助言・分析・提案 設計・開発・テスト
責任範囲 限定されやすい 広くなりやすい
契約類型 準委任契約が多い 請負契約が多い

この違いを理解せずに契約すると、「コンサルなのに完成責任を負わされた」という問題が発生することがあります。

まとめ

ソフトウェア選定コンサルティング契約書は、企業がERP、SaaS、クラウドサービスなどを導入する際に、外部専門家へ選定支援を依頼するための重要な契約書です。
特にIT導入プロジェクトでは、

  • 業務範囲の曖昧化
  • 成果認識のズレ
  • 追加費用問題
  • 中立性問題
  • 情報漏えい

など多くのリスクがあります。
そのため、

  • 業務内容
  • 成果物
  • 責任範囲
  • 利益相反
  • 秘密保持
  • 損害賠償

を契約書で明確に整理することが重要です。特に高額ERP導入やDX推進案件では、契約書の内容がプロジェクト成否に大きく影響するため、実務内容に応じて適切にカスタマイズし、必要に応じて弁護士やIT法務専門家へ確認することが望ましいでしょう。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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