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書面決議による株主総会議事録(非公開会社向け)

書面決議による株主総会議事録(非公開会社向け)は、会社法319条に基づき株主全員の書面同意によって株主総会決議が成立したことを記録する議事録テンプレートです。株主総会を開催せずに決議を行う場合の実務に対応しています。

契約書名
書面決議による株主総会議事録(非公開会社向け)
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
株主総会を開催せず株主全員の書面同意で決議が成立する会社法319条の手続に対応
利用シーン
小規模会社で株主全員が同意して迅速に意思決定する場合/取締役選任や定款変更などを株主総会を開かずに決議する場合
メリット
株主総会開催の手間を省き、迅速かつ法的に有効な決議記録を作成できる
ダウンロード数
36件

無料ダウンロードについて
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書面決議による株主総会議事録とは?

書面決議による株主総会議事録とは、株主総会を実際に開催することなく、株主全員の書面同意によって株主総会決議が成立したことを記録する文書です。会社法第319条では、一定の条件を満たす場合に限り、株主総会を開かなくても決議が成立したものとみなす制度が認められています。この制度は特に、株主数が少ない非公開会社で広く利用されています。例えば、オーナー企業や家族経営の会社では、株主全員が経営者または関係者であることが多く、わざわざ株主総会を開催する必要がない場合もあります。そのようなケースで書面決議を利用すれば、形式的な総会開催の手間を省きながら、法的に有効な意思決定を行うことができます。ただし、書面決議は単なる合意ではなく、会社法に基づく正式な決議方法です。そのため、株主全員の同意書や議事録を適切に作成・保管しておく必要があります。これらの書類が整備されていないと、後日決議の有効性が争われるリスクもあります。

書面決議制度の概要(会社法319条)

会社法第319条では、株主総会の決議について次のような制度が定められています。

  • 株主総会の目的事項について株主全員が書面または電磁的記録により同意すること
  • 株主総会を開催しなくても決議があったものとみなされること
  • 決議内容を証明する議事録を作成すること

つまり、株主全員の同意が得られれば、物理的に株主総会を開催する必要はありません。会社法上は、株主総会が開催されて決議されたのと同じ効力が発生します。この制度は特に以下のような企業で活用されています。

  • 株主が1名または少人数の会社
  • オーナー経営の中小企業
  • 家族経営の会社
  • スタートアップ企業

株主数が多い上場会社では実務上利用が難しいですが、非公開会社では非常に便利な制度です。

書面決議が利用される主なケース

書面決議は、比較的簡易な決議や、株主全員の意思が一致している場合に多く利用されます。

取締役の選任・辞任

会社法では、取締役の選任や解任は株主総会の決議事項とされています。しかし、株主が少人数の会社では、書面決議によって取締役を選任するケースが一般的です。例えば、創業者が代表取締役であり、家族が株主である会社では、書面決議を利用することで簡単に役員変更の手続きを行うことができます。

定款変更

定款変更も株主総会の特別決議事項ですが、株主全員の同意があれば書面決議で実施可能です。具体的には次のような変更があります。

  • 事業目的の追加
  • 本店所在地の変更
  • 株式譲渡制限の規定変更
  • 役員任期の変更

これらは登記にも関係するため、議事録の作成が非常に重要になります。

計算書類の承認

中小企業では、決算承認のための株主総会も書面決議で行われることがあります。株主全員が財務内容を理解している場合には、実際に会議を開く必要がないためです。

書面決議による株主総会議事録に必要な記載事項

書面決議による議事録には、通常の株主総会議事録と同様に一定の記載事項が必要です。特に次の事項は必ず記載する必要があります。

  • 会社名
  • 書面決議の成立日
  • 決議事項
  • 株主全員の同意による決議であること
  • 株主の状況(株式数・議決権)
  • 議事録作成者

また、登記申請を伴う決議の場合には、法務局提出書類として使用されるため、形式が重要になります。議事録には会社名、日付、代表者名などを正確に記載し、押印することが一般的です。

書面決議と通常の株主総会の違い

書面決議と通常の株主総会には、いくつかの重要な違いがあります。

項目 書面決議 通常の株主総会
開催 株主総会の開催は不要 実際に株主総会を開催する必要がある
株主の出席 出席不要(書面または電磁的方法による同意) 株主または代理人の出席が必要
成立条件 株主全員の同意が必要 議決権の過半数または特別決議要件
意思決定速度 迅速に決議可能 招集通知など準備期間が必要
利用対象 主に非公開会社・少人数株主会社 すべての会社で利用

最大の違いは、株主全員の同意が必要かどうかです。書面決議では一人でも反対する株主がいると成立しません。そのため、株主構成がシンプルな会社で利用されることが多い制度です。

実務で注意すべきポイント

書面決議は便利な制度ですが、いくつか注意点があります。

株主全員の同意が必要

書面決議が成立するためには、株主全員の同意が必要です。1人でも同意しない株主がいる場合は、通常の株主総会を開催する必要があります。そのため、事前に株主全員の意向を確認しておくことが重要です。

同意書の保管

株主が提出した書面同意書は、会社の重要書類として保管する必要があります。税務調査や会社調査の際に確認される可能性もあります。議事録だけでなく、同意書も合わせて保存しておくことが望ましいです。

登記申請との関係

取締役変更や本店移転など、登記が必要な決議では、書面決議による議事録が登記添付書類になります。この場合は以下の点に注意します。

  • 決議日を明確に記載する
  • 議事録作成者を明示する
  • 会社名や役員名を正確に記載する

記載ミスがあると登記申請が補正になる可能性があります。

書面決議を活用するメリット

書面決議制度には、中小企業にとって多くのメリットがあります。

  • 株主総会開催の手間を省ける
  • 迅速な意思決定が可能
  • 少人数株主会社に適している
  • 役員変更などの手続きを簡略化できる
  • オンラインや遠隔でも合意形成が可能

特にスタートアップ企業やオーナー企業では、迅速な意思決定が重要です。そのため、書面決議制度は非常に実務的な制度といえます。

まとめ

書面決議による株主総会議事録は、株主総会を開催せずに会社の重要事項を決定するための重要な書類です。会社法319条に基づき、株主全員の書面同意があれば、株主総会決議と同じ効力が生じます。この制度は、株主数が少ない非公開会社や中小企業で特に有効です。取締役の選任、定款変更、決算承認など、多くの決議を迅速に行うことができます。ただし、株主全員の同意が必要であること、議事録や同意書を適切に保管する必要があることなど、実務上の注意点もあります。決議の有効性を確保するためには、議事録の内容を正確に作成し、法的要件を満たす形式で管理することが重要です。適切な議事録テンプレートを利用することで、会社法に準拠した安全な書面決議を実施することができ、企業運営の効率化にもつながります。

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