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身元保証書

身元保証書は、企業が従業員を雇用する際に、保証人が当該従業員の身元および業務上の行為について一定範囲の責任を保証するための書面です。従業員の不正行為や重大な過失による損害発生時のリスク管理を目的として利用されます。

契約書名
身元保証書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
従業員の雇用時に保証人が身元および損害賠償責任を一定範囲で保証する内容を整理している。
利用シーン
企業が新入社員を採用する際に身元保証人を求める場合/金融・小売・管理業務などリスク管理が必要な職種の雇用時
メリット
従業員による不正や重大過失による損害発生時の責任関係を事前に整理できる。
ダウンロード数
28件

無料ダウンロードについて
「身元保証書」の本ひな形の利用にあたっては、必ず「契約書ひな形ダウンロード利用規約」をご確認ください。無料ダウンロードされた時点で、規約に同意いただいたものとさせていただきます。

身元保証書とは?

身元保証書とは、企業が従業員を雇用する際に、第三者である保証人が当該従業員の身元を保証し、業務上の不正行為や重大な過失によって会社に損害が生じた場合に一定範囲で責任を負うことを約束する書面です。多くの企業では、新入社員の入社時や中途採用時に提出を求めることがあります。特に、金銭管理、顧客情報管理、機密情報を扱う業務などでは、企業のリスク管理の一環として身元保証書が利用されています。日本では身元保証に関する法律として、身元保証ニ関スル法律が存在しており、保証人の責任範囲や保証期間などについて一定の制限が設けられています。そのため、身元保証書は単なる形式的な書類ではなく、法律に基づいた適切な内容で作成することが重要です。身元保証書を整備しておくことで、企業は採用時のリスクを軽減できるだけでなく、万が一のトラブル発生時にも責任関係を明確にすることができます。

身元保証書が必要となるケース

企業が身元保証書を求めるケースはさまざまですが、主に以下のような場面で利用されます。

  • 新入社員の採用時 →従業員の身元確認と企業リスク管理のために提出を求めるケースがあります。
  • 金銭や資産を扱う業務 →経理担当者、店舗スタッフ、金融関連業務などでは不正リスク対策として利用されます。
  • 重要情報を扱う職種 →顧客情報、機密情報、技術情報を扱う場合、企業防衛のために提出を求めることがあります。
  • 海外赴任や出張が多い職種 →会社資産や契約関係に関与する業務では保証人を設定する場合があります。
  • 社宅利用や会社資産貸与 →社宅や社用車など会社資産を利用する場合の保証として使われることもあります。

このように、身元保証書は企業の内部統制やリスク管理の観点から重要な役割を果たしています。

身元保証書に盛り込むべき主な条項

身元保証書を作成する際には、次のような条項を整理して記載することが重要です。

  • 保証の目的
  • 保証の範囲
  • 保証人の責任範囲
  • 保証期間
  • 会社から保証人への通知義務
  • 保証契約の解除
  • 保証の終了
  • 準拠法・管轄裁判所

これらの条項を明確にしておくことで、保証人の責任範囲や契約の有効期間などを整理することができ、後のトラブル防止につながります。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 保証の目的

身元保証書では、まず保証の目的を明確にします。一般的には、企業が従業員を雇用する際に、その業務上の行為について保証人が一定範囲で責任を負うことを目的とします。この条項を明確にしておくことで、保証契約の趣旨を理解しやすくなり、契約内容の誤解を防ぐことができます。

2. 保証の範囲

保証人の責任は、通常、従業員が業務上の行為により会社に損害を与えた場合に限定されます。特に、故意または重大な過失による損害を対象とするケースが一般的です。責任範囲を明確に定めておくことで、保証人の負担が過度に広がることを防ぐことができます。

3. 保証期間

身元保証ニ関スル法律では、保証期間は最長5年と定められています。そのため、契約書には必ず保証期間を記載する必要があります。期間を記載しない場合でも法律上は3年となりますが、実務では5年を設定するケースが多く見られます。

4. 会社の通知義務

法律上、企業は保証人に対して一定の通知義務を負います。たとえば、従業員が重要な職務に就いた場合や、重大な問題行為が発生した場合には保証人に通知する必要があります。この条項を入れておくことで、保証人が過度な責任を負うことを防ぎ、契約の公平性を保つことができます。

5. 保証契約の解除

従業員の職務内容が大きく変わり、保証人の責任が著しく増える場合には、保証人が保証契約を解除できる仕組みを設けておくことが重要です。この条項は法律上も認められており、保証人保護の観点からも重要なポイントとなります。

6. 損害賠償責任

従業員の不正行為や重大な過失により会社に損害が生じた場合、保証人がどの範囲で賠償責任を負うのかを明確にしておきます。ただし、保証人の責任は社会通念上相当と認められる範囲に制限されるため、過度な責任を課す契約は無効となる可能性があります。

身元保証書を作成・利用する際の注意点

  • 保証期間を必ず明記する 保証期間の記載がない場合、法律上は3年とみなされます。
  • 保証人の責任範囲を明確にする 責任範囲が曖昧だと、トラブルの原因になります。
  • 保証人の同意を確実に得る 本人の意思確認を行い、署名を取得することが重要です。
  • 定期的に更新する 保証期間満了後は更新手続きが必要になります。
  • 法律に適合した内容にする 身元保証ニ関スル法律に違反する内容は無効となる可能性があります。

まとめ

身元保証書は、企業が従業員を採用する際のリスク管理を目的とした重要な書類です。保証人を設定することで、従業員による不正行為や重大な過失による損害が発生した場合の責任関係を明確にすることができます。一方で、保証人の責任には法律による制限があるため、契約書を作成する際には保証期間や責任範囲を適切に設定することが重要です。また、保証人の負担が過度にならないよう、公平性を考慮した契約内容にする必要があります。企業としては、身元保証書を単なる形式的な書類として扱うのではなく、採用時の内部統制やリスクマネジメントの一環として整備することが求められます。適切な契約書を用意しておくことで、企業と従業員、保証人の三者にとって安心できる雇用関係を構築することが可能になります。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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