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契約書の条項・条文例 公開日:2026年3月31日 更新日:2026年3月31日

可用性 契約書の条項・条文例

可用性条項は、システムやサービスが契約期間中に一定の稼働水準で利用可能な状態を維持することを定めるための条文です。

可用性に関する条項・条文例を、標準・厳格・柔軟の3パターンで確認できます。契約内容に応じてそのまま使えるよう、可用性の書き方のポイントや注意点もあわせて解説しています。

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可用性のパターン別の条項・条文例(コピー可)

本ページに掲載されている「可用性」の条文・条項例文をコピーまたは利用した場合、当サイトの利用規約に同意したものとみなされます。ご利用にあたっては、必ず「契約書の条文・条項例文サービスの利用規約」をご確認ください。

標準(一般的)

第○条(可用性)

1.乙は、本サービスについて、善良な管理者の注意をもって安定的な提供に努めるものとする。

2.乙は、本サービスの稼働状況を適切に管理し、障害が発生した場合には速やかに復旧に努めるものとする。

3.乙は、保守、点検その他やむを得ない事由により本サービスの全部または一部を停止する場合には、事前に合理的な方法により甲に通知するものとする。ただし、緊急の場合はこの限りでない。

厳格(リスク重視)

第○条(可用性)

1.乙は、本サービスについて、月間稼働率99.0%以上の可用性を維持するよう努めるものとする。

2.乙は、本サービスに障害が発生した場合、速やかに原因を調査し、合理的な期間内に復旧対応を行うものとする。

3.乙は、計画停止を行う場合には、原則として事前に甲へ通知するものとし、当該停止時間を最小限に抑えるよう努めるものとする。

4.乙は、重大な障害が発生した場合には、その内容および対応状況について速やかに甲へ報告するものとする。

柔軟(関係重視)

第○条(可用性)

1.乙は、本サービスを安定的に提供できるよう合理的な範囲で維持管理を行うものとする。

2.乙は、本サービスの全部または一部を停止する必要がある場合には、可能な限り事前に甲へ通知するものとする。

3.本サービスの可用性に関する具体的な運用方法については、必要に応じて甲乙協議の上定めるものとする。

可用性の条項・条文の役割

可用性条項は、システムやクラウドサービスなどがどの程度安定して利用できる状態を維持すべきかを明確にするための条文です。サービス停止や障害発生時の対応水準や通知義務を整理することで、当事者間の期待値のズレを防ぐ役割があります。

特にSaaS契約や業務委託契約など、継続的なシステム提供を伴う契約において重要となります。

可用性の書き方のポイント

  • 稼働率の有無を決める
    稼働率(例:月間99%以上)を明記するか、「安定的な提供に努める」とするかで責任の重さが変わるため、契約内容に応じて調整することが重要です。
  • 計画停止の扱いを整理する
    メンテナンスや保守による停止を事前通知の対象とするか、例外とするかを明確にしておくことで運用トラブルを防げます。
  • 障害時の対応内容を明確にする
    復旧対応の義務や報告義務を定めておくことで、障害発生時の対応の基準が明確になります。
  • 緊急時の例外を設ける
    セキュリティ対応や重大障害など緊急停止が必要な場合の例外を規定しておくと実務上運用しやすくなります。
  • 他条項との関係を整理する
    障害復旧条項、保守条項、SLA条項などと内容が重複しないよう役割分担を整理しておくことが重要です。

可用性の注意点

  • 数値保証の意味を確認する
    稼働率を数値で定める場合、違反時の責任や補償内容を別途定めないと解釈の争いになる可能性があります。
  • 免責範囲を整理する
    不可抗力や第三者サービス障害など、自社で管理できない事象については適切に除外しておく必要があります。
  • 通知方法を具体化する
    通知方法や通知時期を曖昧にすると、事前通知の有無についてトラブルになる可能性があります。
  • 過度な義務設定を避ける
    実態に合わない高い可用性水準を設定すると契約違反のリスクが高まるため、実運用に即した内容にすることが重要です。
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mizuno.m

株式会社peko(mysign運営)|mysign(マイサイン) 運営チーム

株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

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