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契約書の条項・条文例 公開日:2026年4月3日 更新日:2026年4月3日

業務品質基準 契約書の条項・条文例

業務品質基準条項は、契約に基づいて提供される業務の品質水準や遵守すべき基準をあらかじめ明確に定めるための条文です。

業務品質基準に関する条項・条文例を、標準・厳格・柔軟の3パターンで確認できます。契約内容に応じてそのまま使えるよう、業務品質基準の書き方のポイントや注意点もあわせて解説しています。

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業務品質基準のパターン別の条項・条文例(コピー可)

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標準(一般的)

第○条(業務品質基準)

1.乙は、本契約に基づく業務(以下「本業務」という。)を、善良な管理者の注意をもって誠実に遂行するとともに、一般的に要求される専門的水準および業界慣行に従って実施するものとする。

2.乙は、本業務の遂行にあたり、法令および本契約の内容を遵守するとともに、甲の合理的な指示に従うものとする。

3.甲は、本業務の品質に問題があると認めた場合、乙に対し改善を求めることができるものとし、乙は速やかに必要な対応を行うものとする。

厳格(リスク重視)

第○条(業務品質基準)

1.乙は、本業務を遂行するにあたり、本契約に定める仕様書、業務基準書その他甲が提示する基準(以下「品質基準」という。)を遵守し、当該品質基準を満たす水準で業務を実施するものとする。

2.乙は、本業務の品質に関し問題が生じた場合または生じるおそれがある場合、直ちに甲に報告し、その指示に従い是正措置を講じるものとする。

3.乙が品質基準を満たさない業務を実施した場合、乙は自己の責任と費用負担により速やかに再実施または補修その他必要な対応を行うものとする。

4.前項の対応によっても品質基準を満たさない場合、甲は本契約の全部または一部を解除できるものとする。

柔軟(関係重視)

第○条(業務品質基準)

1.乙は、本業務を、一般的に期待される業務水準および業界慣行に従い、誠実に遂行するものとする。

2.甲および乙は、本業務の品質に関して問題が生じた場合、協議の上、円滑な解決に努めるものとする。

3.本業務の品質に関する具体的な基準が必要となった場合には、甲乙協議の上、別途定めるものとする。

業務品質基準の条項・条文の役割

業務品質基準条項は、受託者がどの程度の品質水準で業務を遂行すべきかを明確にするための条文です。品質水準が曖昧なままだと、成果物の完成度や対応範囲を巡って認識のずれが生じやすくなります。あらかじめ業界水準・仕様書・指示内容などとの関係を整理しておくことで、トラブルの予防と是正対応の根拠づくりに役立ちます。

業務品質基準の書き方のポイント

  • 品質基準の根拠を明確にする
    「業界慣行」「仕様書」「業務マニュアル」など、どの基準に従うのかを具体化すると判断基準が明確になります。
  • 改善要求の方法を定める
    品質に問題があった場合に改善要求ができる旨を定めておくことで、是正対応を契約上の義務として位置付けられます。
  • 報告義務の有無を整理する
    品質問題が発生した場合の報告義務を規定しておくと、早期対応が可能になります。
  • 再実施・補修対応の範囲を決める
    品質不足が生じた場合の再実施や補修の責任主体を明確にしておくことで紛争を防止できます。
  • 解除条項との連動を検討する
    重大な品質不備があった場合に契約解除と連動させる設計にすると実効性が高まります。

業務品質基準の注意点

  • 抽象的すぎる表現にしない
    「適切に実施する」だけでは判断が難しいため、可能な範囲で基準や参照資料を明示することが重要です。
  • 仕様書との整合性を確保する
    仕様書や業務指示書が別途存在する場合、それらとの優先関係や位置付けを整理しておく必要があります。
  • 成果物責任との区別を意識する
    業務品質基準は遂行水準を示す条項であり、成果物保証条項とは役割が異なるため混同しないよう注意が必要です。
  • 過度に一方当事者へ負担を集中させない
    過度に厳格な品質責任を定めると実務運用に支障が生じる可能性があるため、業務内容に応じたバランス設計が重要です。
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株式会社peko(mysign運営)|mysign(マイサイン) 運営チーム

株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

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