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ロゴデザイン制作契約書

ロゴデザイン制作契約書は、企業や店舗がデザイナーへロゴ制作を依頼する際に使用する契約書です。制作内容、修正回数、納品形式、著作権の帰属、使用範囲、報酬条件などを明確化し、デザイン制作に関するトラブルを防止します。

契約書名
ロゴデザイン制作契約書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
ロゴ制作における著作権帰属や利用範囲、修正条件を明確に整理している。
利用シーン
企業がデザイナーへコーポレートロゴ制作を依頼する/店舗がブランドロゴ制作を外部クリエイターへ委託する
メリット
ロゴデザインに関する権利関係や追加修正費用のトラブルを未然に防止できる。
ダウンロード数
1件
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「ロゴデザイン制作契約書」の本ひな形の利用にあたっては、必ず「契約書ひな形ダウンロード利用規約」をご確認ください。無料ダウンロードされた時点で、規約に同意いただいたものとさせていただきます。

ロゴデザイン制作契約書とは?

ロゴデザイン制作契約書とは、企業、店舗、個人事業主などが、デザイナーや制作会社にロゴデザインの制作を依頼する際に、制作内容、報酬、納期、修正回数、納品形式、著作権の帰属、利用範囲などを定める契約書です。ロゴは、会社名、サービス名、店舗名、ブランド名などを象徴する重要なデザイン資産です。名刺、Webサイト、看板、パンフレット、SNS、商品パッケージ、広告物など、長期間かつ広範囲に使用されることが多いため、制作時点で契約条件を明確にしておく必要があります。とくにロゴデザイン制作では、完成物そのものだけでなく、著作権、商標登録の可否、修正対応、元データの提供範囲、制作実績としての掲載可否などが問題になりやすいです。口頭やメールだけで依頼を進めると、後から「自由に使えると思っていた」「著作権も譲渡されたと思っていた」「追加修正は無料だと思っていた」といった認識違いが発生するおそれがあります。そのため、ロゴデザイン制作契約書は、依頼者と制作者の双方にとって、トラブルを防止し、安心して制作を進めるための重要な書面といえます。

ロゴデザイン制作契約書が必要となるケース

ロゴデザイン制作契約書は、ロゴ制作を外部に依頼する場合に広く利用されます。特に、以下のようなケースでは契約書を作成しておくことが望ましいです。

  • 新会社設立にあたり、コーポレートロゴをデザイナーへ依頼する場合
  • 新サービスや新ブランドの立ち上げに伴い、ブランドロゴを制作する場合
  • 飲食店、美容室、クリニック、スクールなどの店舗ロゴを制作する場合
  • 既存ロゴのリニューアルやブラッシュアップを依頼する場合
  • Webサイト、ECサイト、アプリなどで使用するロゴを制作する場合
  • フリーランスデザイナーにロゴ制作を業務委託する場合
  • 制作会社や広告代理店が、外部デザイナーへ再委託する場合

ロゴは一度作成すると、企業やブランドの顔として継続的に使用されます。そのため、制作段階で権利関係や利用条件を曖昧にしてしまうと、後々の商標登録、広告利用、グッズ展開、事業譲渡、フランチャイズ展開などの場面で支障が出る可能性があります。

ロゴデザイン制作契約書に盛り込むべき主な条項

ロゴデザイン制作契約書には、少なくとも以下のような条項を盛り込むことが一般的です。

  • 契約の目的
  • 業務内容
  • 制作スケジュール
  • 報酬及び支払方法
  • 修正対応の範囲
  • 納品物及び納品形式
  • 検収方法
  • 著作権の帰属
  • ロゴデザインの利用範囲
  • 第三者権利侵害への対応
  • 秘密保持
  • 再委託の可否
  • 契約解除
  • 損害賠償
  • 反社会的勢力の排除
  • 協議事項
  • 合意管轄

これらの条項を定めておくことで、依頼者側は安心してロゴを利用でき、制作者側も業務範囲や責任範囲を明確にしたうえで制作を進められます。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 業務内容条項

業務内容条項では、制作者がどのような作業を行うのかを明確に定めます。ロゴデザイン制作と一口にいっても、企画提案、ラフ案作成、デザイン案提出、修正対応、色違いデータ作成、ガイドライン作成、名刺や看板への展開など、含まれる作業範囲は案件によって異なります。そのため、契約書では、単に「ロゴ制作」と書くのではなく、どこまでが契約金額に含まれるのかを具体的に記載することが重要です。たとえば、ロゴ案を何案提出するのか、修正は何回まで対応するのか、納品データはどの形式かを定めておくと、後日の認識違いを防ぎやすくなります。

2. 報酬及び支払方法条項

報酬条項では、制作費、消費税、振込手数料、支払期限、支払方法を定めます。ロゴ制作では、着手金と納品後残金に分けて支払うケースや、納品完了後に一括払いとするケースがあります。制作者側としては、制作開始後のキャンセルリスクを避けるため、着手金を設定することも有効です。一方、依頼者側としては、納品物の確認後に支払う形にすることで、未完成や不十分な納品に対するリスクを軽減できます。また、追加修正や追加データ作成が発生した場合の費用も、あらかじめ定めておくと安心です。

3. 制作スケジュール条項

制作スケジュール条項では、初回提案日、修正提出日、最終納品日などを定めます。ロゴ制作では、依頼者側の確認やフィードバックが遅れると、全体の納期にも影響します。そのため、契約書では、制作者だけでなく依頼者側にも、資料提供や確認回答を合理的な期間内に行う義務を定めておくことが重要です。依頼者の確認遅延によって納期が遅れた場合には、制作者が責任を負わない旨を明記しておくと、実務上のトラブルを防げます。

4. 修正対応条項

ロゴデザイン制作で特にトラブルになりやすいのが、修正対応の範囲です。依頼者は「納得するまで修正してもらえる」と考え、制作者は「一定回数までが契約範囲」と考えていることがあります。
このような認識違いを防ぐため、契約書では、無償修正の回数、修正の範囲、追加費用が発生する条件を明確に定める必要があります。たとえば、色味や文字位置の微調整は無償修正に含める一方、コンセプト変更や別案制作は追加費用の対象とする、といった整理が考えられます。

5. 納品条項

納品条項では、納品物の内容と形式を定めます。ロゴデザインでは、PNG、JPEG、PDF、AI、PSD、SVGなど、利用目的によって必要なデータ形式が異なります。
特に、印刷物や看板制作で使用する場合は、ベクターデータが必要になることがあります。依頼者が後から「元データも当然もらえると思っていた」と主張するケースもあるため、元データの提供有無は契約書で明確にしておくべきです。
また、納品後の検収期間を定め、一定期間内に不備の通知がなければ検収合格とみなす条項を置くことで、納品完了時期を明確にできます。

6. 著作権の帰属条項

ロゴデザイン制作契約書で最も重要な条項の一つが、著作権の帰属です。ロゴを制作した場合、著作権は原則として制作者に発生します。そのため、依頼者が自由に使用できるようにするには、著作権を譲渡するのか、利用許諾にとどめるのかを明確に定める必要があります。依頼者側がロゴを長期的かつ広範囲に利用する予定であれば、著作権譲渡を受ける形が望ましい場合があります。特に、商標登録、グッズ販売、海外展開、フランチャイズ展開などを予定している場合は、利用範囲の制限があると支障が出る可能性があります。一方、制作者側としては、著作権譲渡を行う場合、通常の制作費より高い報酬を設定することもあります。契約書では、著作権譲渡の有無、譲渡対象、譲渡時期、譲渡対価を明確にしましょう。

7. 著作者人格権条項

著作者人格権とは、著作者の人格的利益を保護する権利です。著作権を譲渡した場合でも、著作者人格権は譲渡されません。
そのため、依頼者がロゴを加工、修正、展開利用する可能性がある場合には、制作者が著作者人格権を行使しない旨を契約書に定めておくことが実務上重要です。これにより、依頼者はロゴのサイズ変更、色変更、媒体ごとの調整などを行いやすくなります。
ただし、制作者の名誉や信用を不当に害するような改変まで自由に認めるべきではないため、必要に応じて、改変可能な範囲を定めることもあります。

8. ロゴデザインの利用範囲条項

ロゴデザインの利用範囲条項では、依頼者がロゴをどの範囲で使用できるかを定めます。たとえば、Webサイト、名刺、パンフレット、看板、SNS、広告、商品パッケージ、ノベルティ、動画など、使用媒体を具体的に記載することがあります。著作権を譲渡しない場合は、利用許諾の範囲が特に重要です。利用範囲を限定しているにもかかわらず、依頼者が想定外の媒体で使用すると、契約違反や追加費用の問題が発生する可能性があります。依頼者側としては、将来的な使用予定も含めて広めに利用範囲を確保しておくことが望ましいです。

9. 制作実績掲載条項

デザイナーや制作会社にとって、制作実績は重要な営業資料です。そのため、完成したロゴをポートフォリオ、Webサイト、SNSなどに掲載できるかどうかを契約書で定めておく必要があります。
依頼者側が新サービスの公開前である場合や、ブランド戦略上非公開にしたい場合には、制作実績としての掲載を禁止又は事前承諾制にすることが考えられます。
制作者側は、掲載可能な時期、掲載媒体、クレジット表記の有無などを事前に確認しておくとよいでしょう。

10. 第三者権利侵害条項

ロゴデザインでは、既存ロゴ、既存キャラクター、フォント、素材、アイコンなどとの類似や権利侵害が問題になることがあります。そのため、制作者は第三者の権利を不当に侵害しないよう注意して制作する必要があります。ただし、依頼者が提供した素材や指定した名称、キャッチコピー、参考デザインに起因して問題が生じた場合には、依頼者側が責任を負うべきケースもあります。契約書では、制作者が制作物について一定の注意義務を負うこと、依頼者提供素材に起因する問題は依頼者が責任を負うこと、第三者から権利主張があった場合には双方が協議して対応することを定めておくと実務的です。

11. 商標登録との関係

ロゴは、将来的に商標登録の対象となることがあります。しかし、ロゴデザイン制作契約書を締結しただけで、自動的に商標登録ができるわけではありません。商標登録を予定している場合は、事前に類似商標の調査を行うことが望ましいです。また、著作権の譲渡や利用範囲が不十分な場合、商標登録や商標利用に支障が出る可能性があります。そのため、商標登録を前提とするロゴ制作では、契約書に「商標登録申請を予定していること」「制作者が商標登録に必要な範囲で協力すること」「第三者の商標権侵害を保証するものではないこと」などを記載することも検討されます。

12. 秘密保持条項

ロゴ制作の過程では、新サービス名、新商品名、事業計画、ブランド戦略、未公開の会社情報などが共有されることがあります。これらの情報が外部に漏れると、事業上の損害が生じる可能性があります。
そのため、契約書には秘密保持条項を設け、相手方から開示された非公開情報を第三者へ漏えいしない義務を定めます。特に、新規事業やリブランディング案件では、公開前情報の管理が重要です。

13. 再委託条項

制作会社がロゴ制作を受注した場合、実際のデザイン作業を外部デザイナーへ再委託することがあります。再委託を認めるかどうかは、依頼者側にとって重要な問題です。再委託を認める場合でも、再委託先に秘密保持義務や著作権処理を徹底させる必要があります。契約書では、再委託には事前承諾を必要とすること、再委託先の行為について制作者が責任を負うことを定めておくと安心です。

14. 契約解除条項

契約解除条項では、どのような場合に契約を解除できるかを定めます。たとえば、報酬の未払い、納期の重大な遅延、契約違反、連絡不能、反社会的勢力との関係が判明した場合などが考えられます。また、依頼者の都合で制作途中にキャンセルする場合の取扱いも重要です。制作者がすでに作業を進めている場合、依頼者は作業済み部分に相当する費用を支払う必要があります。キャンセル料や進行段階ごとの支払割合を定めておくと、実務上のトラブルを防ぎやすくなります。

ロゴデザイン制作契約書を作成する際の注意点

  • 著作権譲渡の有無を必ず明確にする ロゴを自由に使えるかどうかは、著作権の扱いによって大きく変わります。譲渡なのか、利用許諾なのかを明確に記載しましょう。
  • 著作権法第27条及び第28条の権利を含めるか確認する 著作権譲渡を行う場合、翻案権や二次的著作物に関する権利を含めるかどうかを契約書で明記することが重要です。
  • 著作者人格権の不行使を定める ロゴを媒体ごとに調整、加工、展開する可能性がある場合、著作者人格権の不行使条項を入れておくと安心です。
  • 修正回数と追加費用を明確にする 修正回数が曖昧だと、無制限の修正要求につながるおそれがあります。無償修正の回数と追加費用の発生条件を定めましょう。
  • 納品形式を具体的に記載する PNGやJPEGだけでよいのか、AIやSVGなどの元データが必要なのかを明確にしましょう。
  • 制作実績掲載の可否を定める 制作者がポートフォリオとして掲載できるかどうかは、事前に合意しておく必要があります。
  • 商標登録を予定している場合は別途確認する ロゴ制作契約だけでは、商標登録の可否までは保証されません。必要に応じて弁理士等に相談しましょう。
  • 依頼者提供素材の権利関係を確認する 写真、イラスト、フォント、参考資料などを依頼者が提供する場合、その素材を使用する権利があるか確認が必要です。

ロゴデザイン制作契約書と業務委託契約書の違い

ロゴデザイン制作契約書は、広い意味では業務委託契約書の一種です。ただし、一般的な業務委託契約書と比べると、デザイン成果物の著作権、利用範囲、修正対応、納品形式など、クリエイティブ業務特有の条項が重要になります。

項目 ロゴデザイン制作契約書 一般的な業務委託契約書
対象業務 ロゴデザインの企画・制作・納品 事務作業、制作、開発、コンサルティングなど幅広い業務
重要条項 著作権、利用範囲、修正回数、納品形式 業務内容、報酬、納期、責任範囲
権利関係 著作権譲渡や著作者人格権不行使が重要 案件によって権利条項の重要度が異なる
実務上の注意点 商標登録や二次利用を想定した整理が必要 業務遂行範囲と成果物の有無を整理する

このように、ロゴデザイン制作では、通常の業務委託契約書をそのまま使うのではなく、デザイン制作に特化した条項を盛り込むことが重要です。

依頼者側が確認すべきポイント

依頼者側は、ロゴを納品してもらうだけでなく、その後どのように利用できるかを必ず確認する必要があります。

  • ロゴをWebサイト、印刷物、広告、商品などに自由に使えるか
  • 著作権は譲渡されるのか、利用許諾にとどまるのか
  • 商標登録を予定している場合に支障がないか
  • 元データを受け取れるか
  • 修正は何回まで無料か
  • 納品後の軽微な修正に対応してもらえるか
  • 制作者が実績として公開できるか

特に、将来的に事業拡大を予定している場合は、ロゴの利用範囲を狭く設定しすぎないことが大切です。最初はWebサイトだけで使う予定でも、後から看板、商品、広告、動画、海外展開などに使用する可能性があります。

制作者側が確認すべきポイント

制作者側は、作業範囲と責任範囲を明確にすることが重要です。ロゴ制作では、依頼者のイメージが曖昧なまま制作が始まり、何度も修正が続くことがあります。

  • 制作するロゴ案の数
  • 無償修正の回数
  • 追加費用が発生する条件
  • 納品データの形式
  • 著作権譲渡の有無
  • 著作権譲渡を行う場合の対価
  • 制作実績として公開できるか
  • キャンセル時の報酬

これらを契約書で定めておくことで、過度な修正要求や無償対応の増加を防ぎ、適正な報酬を確保しやすくなります。

ロゴデザイン制作契約書を使うメリット

ロゴデザイン制作契約書を作成するメリットは、依頼者と制作者の双方にあります。

  • 制作内容と納品物を明確にできる
  • 報酬や支払時期を明確にできる
  • 修正回数や追加費用のトラブルを防げる
  • 著作権や利用範囲を整理できる
  • 商標登録や二次利用に備えやすくなる
  • 納品後の認識違いを防げる
  • 制作実績掲載の可否を明確にできる
  • キャンセル時の費用精算を定められる

ロゴは単なる画像データではなく、企業やブランドの信用を支える重要な資産です。契約書を整備することで、安心してロゴを活用できる環境を整えることができます。

まとめ

ロゴデザイン制作契約書は、ロゴ制作を外部デザイナーや制作会社へ依頼する際に、制作内容、報酬、納期、修正対応、納品形式、著作権、利用範囲などを明確にするための契約書です。
ロゴは、企業やブランドの顔として長期間使用される重要なデザイン資産です。そのため、契約条件が曖昧なまま制作を進めると、納品後に著作権、商標登録、修正費用、使用範囲などをめぐってトラブルになる可能性があります。特に重要なのは、著作権を譲渡するのか、利用許諾にとどめるのか、著作者人格権を行使しない旨を定めるのか、元データを納品対象に含めるのかという点です。また、修正回数や追加費用、制作実績としての掲載可否も、事前に合意しておくべきポイントです。ロゴデザイン制作契約書を作成しておくことで、依頼者は安心してロゴを使用でき、制作者は業務範囲と責任範囲を明確にしたうえで制作に取り組むことができます。ロゴ制作をスムーズに進め、将来的な権利トラブルを防ぐためにも、契約書による事前整理が重要です。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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