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資金調達支援契約書

資金調達支援契約書は、中小企業診断士が企業の融資・補助金・資金繰り改善を支援する際に用いる契約書です。成功報酬の設定、責任範囲、金融機関対応の位置づけなど、資金調達支援で重要な条項を網羅しています。

契約書名
資金調達支援契約書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
資金調達支援に特化し、成功報酬と責任範囲を明確に定めている。
利用シーン
中小企業が診断士に融資支援を依頼する/補助金申請や資金繰り改善のコンサル契約を締結する
メリット
資金調達の成果報酬条件やリスク分担を明確にしトラブルを防止できる
ダウンロード数
4件
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資金調達支援契約書とは?

資金調達支援契約書とは、中小企業やスタートアップが金融機関からの融資、補助金・助成金の活用、資金繰り改善などを目的として、中小企業診断士やコンサルタントに支援を依頼する際に締結する契約書です。企業が資金調達を行う際には、事業計画書の作成や金融機関対応など専門性の高い業務が必要となります。そのため、外部専門家に依頼するケースが増えていますが、その際に重要となるのが本契約書です。この契約書の目的は、以下の点を明確にすることにあります。

  • 支援業務の範囲(どこまでサポートするのか)
  • 成功報酬の有無と計算方法
  • 資金調達が失敗した場合の責任範囲
  • 情報管理(守秘義務)の取り扱い

特に資金調達は結果が不確実であるため、「成果保証ではない」という点を契約で明確にすることが極めて重要です。

資金調達支援契約書が必要となるケース

資金調達支援契約書は、以下のような場面で必要となります。

  • 銀行融資を受けるために事業計画書の作成支援を依頼する場合
  • 日本政策金融公庫や信用金庫との面談対策を依頼する場合
  • 補助金・助成金の申請支援を外部に依頼する場合
  • 資金繰り改善や財務コンサルティングを受ける場合
  • スタートアップが資金調達戦略のアドバイスを受ける場合

これらのケースでは、口頭合意だけで進めてしまうと、報酬トラブルや責任範囲の不明確さによる紛争が発生しやすくなります。そのため、契約書による明文化が不可欠です。

資金調達支援契約書に盛り込むべき主な条項

資金調達支援契約書には、以下の条項を必ず盛り込む必要があります。

  • 業務内容(事業計画作成、金融機関対応など)
  • 報酬(着手金・成功報酬の設定)
  • 費用負担(交通費・実費など)
  • 責任範囲(成果保証の有無)
  • 守秘義務(財務情報・事業情報の保護)
  • 契約期間・解除条件
  • 損害賠償・免責
  • 管轄裁判所

これらを網羅することで、契約としての実効性が高まり、トラブルの予防につながります。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 業務内容条項

資金調達支援では、業務範囲の曖昧さがトラブルの原因になりやすいです。
例えば、

  • 事業計画書は作成するのか、添削のみか
  • 金融機関への同行は含まれるのか
  • 補助金申請の「代行」か「助言」か

といった点を明確に区別する必要があります。特に、行政書士業務との線引き(申請代行の可否)には注意が必要です。

2. 報酬条項(成功報酬の設計)

資金調達支援契約の最大のポイントが報酬設計です。
一般的には、

  • 着手金+成功報酬型
  • 成功報酬のみ

のいずれかが採用されます。
成功報酬を設定する場合は、

  • 対象となる資金の範囲(融資のみか、補助金含むか)
  • 報酬率(例:調達額の3%〜5%)
  • 支払時期(入金ベースか契約ベースか)

を明確にすることが重要です。ここが曖昧だと、最もトラブルになりやすい部分です。

3. 責任制限・免責条項

資金調達は、最終的には金融機関や審査機関の判断に依存します。そのため、コンサルタントが結果責任を負うことは通常ありません。
契約書では、

  • 成果保証をしないこと
  • 審査結果に対する責任を負わないこと

を明記する必要があります。この条項がないと、「融資が通らなかったから返金してほしい」といった紛争に発展する可能性があります。

4. 守秘義務条項

資金調達では、企業の財務情報、事業戦略、内部資料など極めて重要な情報を扱います。
そのため、

  • 第三者への開示禁止
  • 目的外利用の禁止
  • 契約終了後の義務継続

を明確に規定する必要があります。特にスタートアップや新規事業では、情報漏洩リスクが経営リスクに直結します。

5. 協力義務条項

意外と見落とされがちですが、資金調達は企業側の協力が不可欠です。
例えば、

  • 資料提出の遅延
  • 不正確な数値の提出

があると、支援の成果に大きく影響します。
そのため、「企業側の協力義務」を明記することで、責任のバランスを取ることが重要です。

6. 契約解除条項

以下のようなケースに備えて、解除条件を明確にします。

  • 双方の信頼関係が崩れた場合
  • 重大な契約違反があった場合
  • 事業継続が困難になった場合

また、「途中解約時の報酬精算」も重要なポイントです。

資金調達支援契約書の注意点

  • 成功報酬の定義を曖昧にしない 調達額の範囲や計算基準を明確にしないとトラブルになります。
  • 資格業務との線引きを意識する 補助金申請の代行は行政書士業務に該当する可能性があります。
  • 成果保証をしない旨を必ず明記する 資金調達は不確実性が高いため、免責条項は必須です。
  • 口頭合意で進めない 報酬や業務範囲は必ず書面化する必要があります。
  • 金融機関との関係性を誤解させない 「確実に融資が通る」などの表現はリスクが高いため避けるべきです。

まとめ

資金調達支援契約書は、企業と中小企業診断士の間における重要なビジネス基盤となる契約です。特に、成功報酬や責任範囲といった金銭・リスクに直結する要素が多いため、適切な設計が不可欠です。
契約書を整備することで、

  • 報酬トラブルの防止
  • 責任範囲の明確化
  • 信頼関係の構築

が実現できます。資金調達は企業成長の重要な局面であり、その成功を支えるためにも、契約書を単なる形式ではなく「経営リスク管理ツール」として活用することが求められます。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

 
 
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