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契約書の条項・条文例 公開日:2026年4月2日 更新日:2026年4月2日

既存知財留保 契約書の条項・条文例

既存知財留保条項は、契約締結前から各当事者が保有している知的財産権の帰属を維持し、その利用範囲のみを契約上整理するための条文です。

既存知財留保に関する条項・条文例を、標準・厳格・柔軟の3パターンで確認できます。契約内容に応じてそのまま使えるよう、既存知財留保の書き方のポイントや注意点もあわせて解説しています。

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既存知財留保のパターン別の条項・条文例(コピー可)

本ページに掲載されている「既存知財留保」の条文・条項例文をコピーまたは利用した場合、当サイトの利用規約に同意したものとみなされます。ご利用にあたっては、必ず「契約書の条文・条項例文サービスの利用規約」をご確認ください。

標準(一般的)

第○条(既存知財留保)

1.甲および乙は、本契約締結前から各自が保有する著作権、特許権、商標権、ノウハウその他一切の知的財産権(以下「既存知財」という。)が、それぞれ当該当事者に帰属することを相互に確認する。

2.本契約に基づく業務の履行に関連して相手方の既存知財を利用する必要がある場合には、当該利用は本契約の目的の範囲内に限り許諾されるものとする。

3.本契約は、既存知財の譲渡または本契約の目的を超える利用許諾を意味するものではない。

厳格(リスク重視)

第○条(既存知財留保)

1.甲および乙は、本契約締結前から各自が保有する著作権、特許権、商標権、営業秘密、ノウハウその他一切の知的財産権(以下「既存知財」という。)が、それぞれ当該当事者に独占的に帰属することを確認する。

2.相手方は、事前の書面による承諾なく、既存知財を複製、改変、第三者への開示または本契約の目的外に利用してはならない。

3.既存知財の利用が本契約に基づき許諾される場合であっても、その利用は非独占的かつ譲渡不能とし、再許諾してはならない。

4.本契約の終了後は、既存知財の利用権は当然に消滅するものとする。

柔軟(関係重視)

第○条(既存知財留保)

1.甲および乙は、本契約締結前から各自が保有する知的財産権(以下「既存知財」という。)が、それぞれ当該当事者に帰属することを確認する。

2.甲および乙は、本契約の目的の範囲内において、相手方の既存知財を必要な限度で利用できるものとする。

3.既存知財の具体的な利用方法または範囲について疑義が生じた場合には、甲乙協議の上、これを定めるものとする。

既存知財留保の条項・条文の役割

既存知財留保条項は、契約締結前から各当事者が保有している知的財産権の帰属を明確にし、契約によって意図せず権利が移転することを防ぐための条文です。特に業務委託契約や共同開発契約では、新規成果物と既存知財が混在しやすいため、その区別を明確にする役割があります。

また、既存知財の利用が必要な場合でも、その利用範囲を契約目的に限定することで、将来の権利トラブルを防止できます。

既存知財留保の書き方のポイント

  • 既存知財の定義を明確にする
    契約締結前から保有している知的財産権を対象とすることを明記し、新規成果物との区別ができるようにします。
  • 帰属主体を確認条項として整理する
    「各当事者に帰属することを確認する」と明記することで、権利移転の誤解を防ぎます。
  • 利用範囲を契約目的に限定する
    既存知財の利用を認める場合でも、本契約の目的の範囲内に限定することで過度な利用を防止できます。
  • 譲渡ではないことを明示する
    本契約によって既存知財が移転しないことを明記しておくと、解釈上の争いを避けやすくなります。
  • 終了後の利用可否を整理する
    契約終了後に利用権が残るかどうかを定めておくと、実務上の混乱を防止できます。

既存知財留保の注意点

  • 新規成果物との区別を曖昧にしない
    既存知財と契約により生じた成果物の区別が不明確だと、権利帰属を巡る紛争の原因になります。
  • 利用許諾の範囲を書かないままにしない
    既存知財の利用を想定している場合は、利用範囲や期間を定めておかないと目的外利用のリスクが生じます。
  • 再許諾の可否を検討する
    再委託や共同利用が想定される契約では、再許諾の可否を明確にしておく必要があります。
  • 他の知財条項との整合性を確認する
    成果物帰属条項や著作権譲渡条項との関係を整理しておかないと、条文間で矛盾が生じる可能性があります。
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株式会社peko(mysign運営)|mysign(マイサイン) 運営チーム

株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

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