スクショ利用の条項・条文の役割
スクショ利用条項は、サービス画面やチャット内容などのスクリーンショットについて、撮影・保存・公開の範囲を明確にするための条文です。近年はSNSや営業資料で画面共有が行われる機会が増えており、無断公開による情報漏えいや信用低下のリスクが高まっています。
そのため、本条項では、公開可否、事前承諾の要否、マスキング対応などを定め、トラブルを未然に防止することが重要です。SaaS利用契約、業務委託契約、共同開発契約などで利用されることが多い条項です。
スクショ利用の書き方のポイント
- 利用範囲を明確にする
社内利用のみ認めるのか、営業資料やSNS掲載まで許可するのかを具体的に定めることで、後日の認識違いを防止できます。
- 事前承諾の要否を定める
外部公開時に相手方の事前承諾を必要とするかを明記しておくと、無断掲載によるトラブルを防ぎやすくなります。
- 対象情報を広めに定義する
管理画面、チャット、資料、通知画面など、対象となる情報を広く記載しておくことで、抜け漏れを防止できます。
- 秘密情報や個人情報への対応を記載する
マスキングや加工義務を定めておくことで、情報漏えいリスクを軽減できます。
- 削除対応を定める
契約終了時や相手方からの要請時に削除義務を定めることで、不要な情報保有を防止できます。
スクショ利用の注意点
- SNS投稿との関係に注意する
SNS投稿を想定していない条文の場合、利用者が自由に公開できると誤解する可能性があります。外部公開の可否は明確に定める必要があります。
- 個人情報の映り込みに注意する
氏名、メールアドレス、取引情報などが表示されたまま公開されると、個人情報保護上の問題につながる可能性があります。
- 営業利用の範囲を確認する
導入事例や実績紹介として利用する場合、ロゴ表示や画面掲載の許可範囲を事前に整理しておくことが重要です。
- 秘密保持条項との整合性を取る
スクショ利用条項と秘密保持条項の内容が矛盾すると、公開可否の判断が不明確になるため、両条項を整合的に作成する必要があります。