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撮影参加同意書

撮影参加同意書は、映画、YouTube、広告、イベント、SNS動画などの撮影企画に参加する人物から、肖像利用や撮影参加条件について事前同意を取得するための書類です。肖像権、秘密保持、禁止事項、損害賠償など実務上重要な条項を整理しています。

契約書名
撮影参加同意書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
撮影参加時に必要となる肖像使用許諾や秘密保持義務を包括的に定めている。
利用シーン
映画やドラマ撮影で一般参加者から同意を取得する/YouTubeやSNS動画撮影で出演協力者から事前承諾を得る
メリット
肖像権や撮影トラブルに関するリスクを事前に整理し、円滑な撮影運営につなげられる。
ダウンロード数
3件
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無料ダウンロードについて
「撮影参加同意書」の本ひな形の利用にあたっては、必ず「契約書ひな形ダウンロード利用規約」をご確認ください。無料ダウンロードされた時点で、規約に同意いただいたものとさせていただきます。

撮影参加同意書とは?

撮影参加同意書とは、映画、ドラマ、広告、YouTube、SNS動画、イベント収録、インタビュー撮影などに参加する人から、撮影への参加条件や肖像等の利用について事前に同意を取得するための書面です。撮影では、参加者の顔、姿、声、氏名、発言、プロフィール情報などが写真や動画に記録されます。これらは、いわゆる肖像権やプライバシーに関わる情報であり、主催者や制作会社が自由に使用できるとは限りません。そのため、撮影前に撮影参加同意書を取り交わしておくことで、以下のような事項を明確にできます。

  • 参加者が撮影に同意していること
  • 撮影された写真・映像・音声の利用範囲
  • SNS、広告、Webサイト、動画配信サービス等での公開可否
  • 編集、加工、字幕追加、トリミング等の可否
  • 撮影現場での禁止事項や秘密保持義務
  • トラブル発生時の責任範囲

特に、SNSや動画配信サービスでは、一度公開された映像が拡散される可能性があります。後から参加者が「聞いていなかった」「使われるとは思わなかった」と主張すると、公開停止、削除対応、損害賠償、炎上対応などの問題に発展することがあります。撮影参加同意書は、単なる形式的な書類ではなく、撮影主催者と参加者の双方を守るための重要なリスク管理文書です。

撮影参加同意書が必要となるケース

撮影参加同意書は、商業目的の大規模な撮影だけでなく、個人や小規模事業者が行う撮影でも必要となる場合があります。たとえば、以下のようなケースでは、事前に同意書を取得しておくことが望ましいです。

  • 映画、ドラマ、短編映像、MVなどの作品撮影に参加者が出演する場合
  • YouTube、TikTok、Instagram、Xなどに投稿する動画を撮影する場合
  • 企業の広告、採用動画、サービス紹介動画に人物が映り込む場合
  • イベント、セミナー、展示会、講演会などを記録撮影する場合
  • 街頭インタビュー、利用者インタビュー、体験談動画を撮影する場合
  • エキストラ、観客、協力者などが撮影に参加する場合
  • 未公開情報や制作内容を参加者が知る可能性がある場合

特に注意が必要なのは、撮影した素材を広告や販促に利用するケースです。記録用として撮影したつもりでも、後日広告やSNS投稿に転用する場合、当初の同意範囲を超える可能性があります。そのため、撮影参加同意書では、単に「撮影に参加すること」だけでなく、「撮影された素材をどこで、どのように、どの期間利用できるのか」まで明確にしておく必要があります。

撮影参加同意書に盛り込むべき主な条項

撮影参加同意書には、撮影内容や利用目的に応じて、以下のような条項を盛り込むことが一般的です。

  • 目的条項
  • 撮影内容に関する条項
  • 肖像等の使用許諾条項
  • 利用範囲・掲載媒体に関する条項
  • 報酬及び費用負担に関する条項
  • 禁止事項条項
  • 秘密保持条項
  • 安全管理及び自己責任に関する条項
  • 反社会的勢力排除条項
  • 契約解除条項
  • 損害賠償条項
  • 協議事項及び管轄裁判所条項

これらの条項を整備しておくことで、撮影後の利用条件やトラブル対応を明確にできます。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 目的条項

目的条項では、撮影参加同意書が何のために作成されるのかを明確にします。たとえば、写真撮影、動画撮影、映像制作、SNS投稿、広告制作、イベント記録など、対象となる撮影企画を記載します。目的が曖昧なままだと、参加者が「この用途に使われるとは思っていなかった」と主張する余地が残ります。特に広告利用やSNS公開を予定している場合は、利用目的をできるだけ具体的に記載することが重要です。

2. 撮影内容に関する条項

撮影内容に関する条項では、参加者がどのような撮影に参加するのかを定めます。写真、動画、音声、インタビュー、ライブ配信、メイキング映像など、撮影の種類を明示しておくと安心です。また、撮影現場では、当初予定していた内容から変更が生じることもあります。そのため、主催者が撮影の進行上必要な範囲で、構成、演出、撮影方法等を決定できる旨を記載しておくと、柔軟な運営がしやすくなります。

3. 肖像等の使用許諾条項

撮影参加同意書で最も重要なのが、肖像等の使用許諾条項です。ここでは、参加者の顔、姿、声、氏名、発言、プロフィール情報などを、主催者が利用できることを明記します。利用対象には、以下のようなものが含まれます。

  • 写真
  • 動画
  • 音声
  • インタビュー内容
  • 氏名や肩書き
  • プロフィール情報
  • 撮影中の発言やリアクション

この条項がないまま素材を公開すると、肖像権侵害やプライバシー侵害を主張されるリスクがあります。

4. 利用範囲・掲載媒体に関する条項

撮影素材をどこで利用できるのかも、必ず定めておくべきポイントです。たとえば、以下のような媒体が考えられます。

  • Webサイト
  • YouTube
  • Instagram
  • TikTok
  • X
  • 広告バナー
  • パンフレット
  • チラシ
  • 採用ページ
  • 動画配信サービス
  • イベント告知ページ

SNSや広告での利用を予定している場合は、明確に記載しておくことが重要です。特に広告利用は、単なる記録撮影よりも参加者の心理的負担が大きくなりやすいため、事前説明が必要です。また、利用期間や地域についても、必要に応じて定めます。たとえば「期間の定めなく利用できる」「日本国内外で利用できる」と記載しておくことで、後日の再利用や海外配信にも対応しやすくなります。

5. 編集・加工に関する条項

撮影素材は、そのまま使用されるとは限りません。実務では、カット編集、トリミング、色調補正、字幕追加、BGM追加、ナレーション追加、サムネイル作成などが行われます。そのため、参加者が編集や加工について異議を述べない旨を定めておくことが重要です。ただし、参加者の名誉や信用を不当に害する編集は避けるべきです。編集権限を広く定める場合でも、社会通念上不適切な利用をしないことが前提になります。

6. 報酬及び費用負担に関する条項

撮影参加に報酬が発生する場合は、金額、支払時期、支払方法を明確にします。一方、無償参加の場合でも、その旨を明記しておくことが重要です。無償か有償かが曖昧なままだと、撮影後に報酬請求トラブルが発生する可能性があります。また、交通費、宿泊費、飲食費、衣装代、ヘアメイク費などを誰が負担するのかも整理しておくと安心です。

7. 禁止事項条項

撮影現場では、参加者の行動が撮影全体に影響することがあります。そのため、禁止事項を定めておくことも重要です。具体的には、以下のような行為を禁止事項として記載します。

  • 撮影現場での迷惑行為
  • 危険行為
  • スタッフや他の参加者へのハラスメント
  • 未公開情報の無断公開
  • 撮影機材や施設の破損
  • 主催者の指示に反する行為
  • SNSへの無断投稿

特に近年は、撮影現場の様子を参加者が勝手にSNSへ投稿してしまうケースがあります。公開前の作品内容や広告企画が流出すると、制作会社やクライアントに大きな損害が生じる可能性があります。

8. 秘密保持条項

撮影参加者は、撮影現場で未公開情報を知ることがあります。たとえば、台本、出演者情報、公開前の商品、広告キャンペーン内容、撮影場所、演出内容などです。これらの情報が外部に漏れると、作品の価値や広告効果に影響する場合があります。そのため、撮影参加同意書には秘密保持条項を入れておくべきです。秘密保持条項では、参加者が撮影で知った情報を第三者に漏らしたり、SNSに投稿したりしないことを定めます。

9. 安全管理及び自己責任に関する条項

撮影現場では、移動、照明、機材、屋外環境、長時間拘束などにより、事故や体調不良が発生する可能性があります。主催者は合理的な安全配慮を行う必要がありますが、参加者側にも自分の健康状態を確認し、無理のない範囲で参加する責任があります。そのため、同意書では、主催者の安全管理義務と参加者の自己管理義務の両方を整理しておくことが望ましいです。

10. 損害賠償条項

参加者が同意書に違反し、主催者や第三者に損害を与えた場合には、損害賠償責任を負う旨を定めます。たとえば、未公開映像をSNSに投稿した場合、撮影機材を故意に破損した場合、他の参加者に迷惑行為を行った場合などが考えられます。損害賠償条項を設けておくことで、参加者に対して注意喚起を行う効果もあります。

撮影参加同意書を作成する際の注意点

撮影参加同意書を作成する際は、単にひな形を使うだけでなく、実際の撮影内容に合わせて調整することが重要です。

1. 利用目的を広く書きすぎない

主催者側としては、素材を幅広く使えるようにしたいと考えがちです。しかし、利用目的があまりに広すぎると、参加者にとって不安が大きくなります。たとえば、「一切の目的で利用できる」とだけ記載するよりも、広告、SNS、Webサイト、イベント告知、記録映像など、想定される利用方法を具体的に記載する方が実務上は安全です。

2. SNS投稿の可否を明確にする

SNSでの公開は、現代の撮影トラブルで特に問題になりやすい部分です。主催者がSNSに投稿できるのか、参加者が撮影現場の様子を投稿してよいのか、公開前情報を投稿してよいのかを分けて定める必要があります。主催者側の利用許諾と、参加者側の無断投稿禁止は、別々に明記しておくと分かりやすくなります。

3. 未成年者の場合は保護者同意を取得する

参加者が未成年者の場合は、本人の同意だけでなく、親権者又は法定代理人の同意を取得することが望ましいです。特に、広告、芸能、学校行事、キッズモデル、子ども向けイベントなどでは、保護者の署名欄を設ける必要があります。未成年者の撮影では、肖像権だけでなく、安全管理や個人情報保護の観点も重要になります。

4. 個人情報の取扱いにも注意する

撮影参加同意書では、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報を取得することがあります。取得した個人情報は、撮影管理、連絡、報酬支払い、緊急時対応など、必要な範囲で利用することを明確にしておくと安心です。また、個人情報を第三者に提供する可能性がある場合は、その範囲や目的についても説明が必要です。

5. 口頭同意だけで済ませない

撮影現場では、時間が限られているため、口頭で同意を取って済ませてしまうことがあります。しかし、後日トラブルが発生した場合、口頭同意だけでは証拠として不十分になりやすいです。特に、広告利用、商用利用、SNS公開、長期利用、二次利用を予定している場合は、書面又は電子契約で同意を取得しておくことが重要です。

撮影参加同意書を電子契約で締結するメリット

撮影参加同意書は、紙で署名しても有効ですが、参加者が多い撮影では管理が煩雑になります。電子契約を利用すれば、事前にURLを送付して同意を取得できるため、撮影当日の受付負担を減らすことができます。電子契約には、以下のようなメリットがあります。

  • 撮影前に参加者から同意を取得できる
  • 紙の同意書を印刷・保管する手間を削減できる
  • 複数人の参加者の同意状況を管理しやすい
  • 署名漏れや記入漏れを防ぎやすい
  • 後日トラブルが発生した際に同意内容を確認しやすい

特に、エキストラ、観客、イベント参加者、インタビュー協力者など、人数が多い撮影では、電子契約との相性が高いといえます。

まとめ

撮影参加同意書は、撮影に参加する人から、撮影への参加や肖像等の利用について事前に同意を取得するための重要な書面です。映画、広告、YouTube、SNS動画、イベント収録などでは、参加者の顔、声、発言、氏名などが記録され、公開・配信・広告利用される可能性があります。そのため、撮影前に利用範囲や禁止事項を明確にしておくことが欠かせません。特に、肖像使用許諾、掲載媒体、編集加工、SNS投稿、秘密保持、報酬、費用負担、損害賠償などは、撮影後のトラブルを防ぐうえで重要な条項です。撮影参加同意書を適切に整備しておくことで、主催者は安心して素材を利用でき、参加者も自分の肖像や情報がどのように使われるのかを理解したうえで撮影に参加できます。撮影企画を円滑に進めるためにも、撮影参加同意書は事前に作成し、必要に応じて電子契約などを活用して確実に同意を取得することが大切です。

本ページに掲載する撮影参加同意書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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