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借地権負担付土地売買契約書

借地権負担付土地売買契約書は、第三者の借地権が設定された土地を売買する際に、借地権の内容や承継関係を明確に定める契約書です。地主変更を伴う土地取引において、売主・買主双方の法的リスクを整理し、紛争を防止するために用いられます。

契約書名
借地権負担付土地売買契約書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
借地権が存続したまま土地所有権のみを移転する点を明確に規定している。
利用シーン
借地権付き底地を第三者に売却する場合/相続した借地権付き土地を処分する場合
メリット
借地人・売主・買主それぞれの権利義務を整理でき、後日のトラブルを防止できる。
ダウンロード数
17件

無料ダウンロードについて
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借地権負担付土地売買契約書とは?

借地権負担付土地売買契約書とは、第三者の借地権が設定されている土地、いわゆる「底地」を売買する際に締結される契約書です。通常の土地売買契約と異なり、土地の上に借地人が存在し、建物を所有・使用している状態で取引が行われる点に大きな特徴があります。このような取引では、単に土地の所有権を移転するだけでなく、借地人との法律関係がそのまま存続するため、契約書上で借地権の内容や承継関係を明確にしておかなければ、後に深刻なトラブルへ発展するおそれがあります。そのため、借地権負担付土地売買契約書は、不動産取引の中でも特に専門性が高く、条項設計が重要な契約書の一つといえます。

借地権付き土地(底地)を売買するケース

借地権負担付土地売買契約が利用される代表的なケースには、次のようなものがあります。

  • 地主が保有している借地権付き土地を第三者に売却する場合
  • 相続により取得した底地を換価処分する場合
  • 不動産投資として借地権付き土地を取得する場合
  • 法人が遊休資産としての底地を売却する場合

これらのケースでは、土地の利用状況が通常の更地とは大きく異なるため、売買価格の算定、収益性の判断、借地人との関係整理など、慎重な検討が求められます。

通常の土地売買契約との違い

借地権負担付土地売買契約書は、一般的な土地売買契約書と比べて、次の点で大きく異なります。

  • 土地に借地権が設定されていることを前提としている
  • 借地人との賃貸借関係が売買後も継続する
  • 買主が地主としての地位を承継する
  • 契約不適合責任の考え方が限定される

特に重要なのは、買主が土地を自由に使用・処分できない点です。借地権が存続する限り、土地の利用や建替え、明渡しには借地人の権利が強く関係してきます。

借地権負担付土地売買契約書に必ず盛り込むべき条項

1. 売買の目的物および土地の表示

契約書の冒頭では、売買の対象となる土地を正確に特定する必要があります。所在地、地番、地目、地積などは登記簿どおりに記載し、誤りがないよう注意します。また、当該土地が借地権付きであることを明示し、現況有姿で引き渡されることを明確にしておくことが重要です。

2. 借地権の内容

借地権負担付土地売買契約において、最も重要な条項の一つが借地権の内容です。

  • 借地権者の氏名または名称
  • 借地権の種類
  • 存続期間
  • 地代の金額および支払方法

これらを具体的に記載することで、買主は取得後の収益性やリスクを正確に把握できます。

3. 売買代金および支払条件

売買代金については、借地権が設定されていることを前提とした価格であることを明確にします。支払期日、支払方法、振込手数料の負担者なども漏れなく定める必要があります。

4. 所有権移転および引渡し

所有権移転の時期は、通常、売買代金全額の支払いと同時とされます。また、引渡しは現況有姿とするのが一般的であり、借地人が使用している状態での引渡しである点を明確にしておくことが重要です。

5. 登記に関する条項

所有権移転登記を誰の負担で行うのかを明確にします。多くの場合、登記費用は買主負担とされますが、登記手続に必要な書類を売主が協力して提供する義務も定めておく必要があります。

6. 借地人との関係整理

売買後、買主は地主として借地人との賃貸借関係を承継します。そのため、契約締結日以前に発生した未払地代やトラブルについては、売主が責任をもって処理する旨を明記しておくことが重要です。

7. 契約不適合責任の限定

借地権付き土地の場合、借地権の存在自体は契約不適合に該当しません。そのため、借地権の内容を買主が理解・了承したうえで契約を締結していることを明示し、契約不適合責任を限定する条項が重要となります。ただし、売主が重要事項を故意に告げなかった場合などは例外とするのが一般的です。

8. 解除および損害賠償

売買代金の不払いなど、重大な契約違反があった場合の解除条件や、損害賠償責任についても定めておく必要があります。

9. 準拠法および管轄

紛争が生じた場合に備え、日本法を準拠法とし、管轄裁判所をあらかじめ合意しておくことで、トラブル時の対応がスムーズになります。

実務上の注意点とトラブル防止のポイント

借地権負担付土地売買では、以下の点に特に注意が必要です。

  • 借地契約書の内容を必ず確認する
  • 借地人への通知や同意が必要か事前に検討する
  • 地代の滞納状況を把握する
  • 将来的な更新・建替え条件を確認する

これらを怠ると、買主が想定外の制約やコストを負担することになりかねません。

借地権負担付土地売買契約書をひな形で利用する際の注意

ひな形は非常に便利ですが、そのまま使用するのではなく、必ず個別事情に合わせて調整する必要があります。特に、借地権の種類や存続期間、地代条件は案件ごとに大きく異なるため、専門家による確認を推奨します。

まとめ

借地権負担付土地売買契約書は、借地権付き土地という特殊な不動産取引において、売主・買主双方の権利義務を明確にし、トラブルを未然に防ぐための重要な契約書です。借地人との関係が継続する点を十分に理解し、契約書上で借地権の内容や承継関係を整理しておくことで、安全で円滑な不動産取引が可能になります。mysignの契約書ひな形を活用しつつ、必要に応じて専門家の確認を行うことで、実務に耐える契約書を整備していきましょう。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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