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契約書の条項・条文例 公開日:2026年4月3日 更新日:2026年4月3日

バージョン管理 契約書の条項・条文例

バージョン管理条項は、仕様書や成果物などの更新履歴や最新版の特定方法を定め、当事者間の認識のずれを防止するための条文です。

バージョン管理に関する条項・条文例を、標準・厳格・柔軟の3パターンで確認できます。契約内容に応じてそのまま使えるよう、バージョン管理の書き方のポイントや注意点もあわせて解説しています。

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バージョン管理のパターン別の条項・条文例(コピー可)

本ページに掲載されている「バージョン管理」の条文・条項例文をコピーまたは利用した場合、当サイトの利用規約に同意したものとみなされます。ご利用にあたっては、必ず「契約書の条文・条項例文サービスの利用規約」をご確認ください。

標準(一般的)

第○条(バージョン管理)

1.甲および乙は、本契約に関連して作成される仕様書、設計書、成果物その他の関連資料(以下「関連資料」という。)について、変更履歴および最新版を識別できるよう適切に管理するものとする。

2.関連資料の変更が生じた場合、変更内容および変更日を明示したうえで相手方に通知するものとする。

3.関連資料について複数の版が存在する場合、当事者間で合意された最新版を基準として本契約を履行するものとする。

厳格(リスク重視)

第○条(バージョン管理)

1.甲および乙は、本契約に関連して作成される仕様書、設計書、成果物その他一切の関連資料について、版数、変更履歴、変更内容および変更日を明示し、最新版を一元的に管理するものとする。

2.関連資料の変更は、事前に書面または電磁的方法により相手方の承認を得た場合に限り有効とする。

3.当事者間で最新版に関する認識に相違が生じた場合、直近の合意記録に基づき確認された版を正式な最新版とみなすものとする。

4.甲および乙は、旧版の関連資料を最新版と誤認して使用しないよう、適切な管理体制を整備するものとする。

柔軟(関係重視)

第○条(バージョン管理)

1.甲および乙は、本契約に関連して作成される仕様書、設計書、成果物その他の関連資料について、変更履歴および最新版を相互に確認できるよう管理するものとする。

2.関連資料の変更が生じた場合、当事者間で協議のうえ変更内容を共有し、最新版を確認するものとする。

3.関連資料の最新版に関する取扱いについて疑義が生じた場合には、甲乙協議のうえ解決するものとする。

バージョン管理の条項・条文の役割

バージョン管理条項は、仕様書や設計書、成果物などの更新履歴や最新版の位置づけを明確にし、当事者間の認識の不一致を防ぐための条文です。特にシステム開発や業務委託契約では、資料の更新が頻繁に発生するため、どの版が正式な基準となるかを明確にしておくことが重要です。

あらかじめ変更手続や最新版の特定方法を定めておくことで、仕様変更に関するトラブルや責任範囲の争いを防止する役割があります。

バージョン管理の書き方のポイント

  • 対象資料の範囲を明確にする
    仕様書、設計書、成果物など、どの資料をバージョン管理の対象とするかを条文上で明確にしておくことで、管理漏れや認識のずれを防ぐことができます。
  • 変更時の通知方法を定める
    変更が発生した場合の通知方法や共有方法を定めておくことで、当事者間で最新版の認識を一致させやすくなります。
  • 最新版の特定方法を明示する
    複数の版が存在する場合にどの資料を正式な最新版とするかを定めておくことで、履行基準が不明確になることを防げます。
  • 変更承認の要否を整理する
    変更に相手方の承認を必要とするかどうかを決めておくことで、無断変更によるトラブルを防止できます。
  • 記録方法や管理主体を決める
    誰が変更履歴を管理するのか、どの方法で記録するのかを定めておくと、運用時の混乱を防ぐことができます。

バージョン管理の注意点

  • 最新版の定義が曖昧にならないようにする
    最新版の特定方法が不明確だと、どの仕様に基づいて作業するかが争いになる可能性があります。
  • 変更手続を契約変更条項と整合させる
    仕様変更の手続と契約変更の手続が矛盾すると、変更の有効性についてトラブルになるおそれがあります。
  • 口頭変更のみで運用しないようにする
    口頭での変更のみを認める運用にすると、後日変更内容の確認ができず紛争につながる可能性があります。
  • 保管場所や共有方法を実務に合わせる
    実際の運用と異なる管理方法を定めると形骸化するため、クラウド管理や共有フォルダなど実務に即した方法を前提に設計することが重要です。
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mizuno.m

株式会社peko(mysign運営)|mysign(マイサイン) 運営チーム

株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

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