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契約書の条項・条文例 公開日:2026年3月31日 更新日:2026年3月31日

冗長化 契約書の条項・条文例

冗長化条項は、システム障害や機器故障などによるサービス停止リスクを低減するため、予備構成やバックアップ体制の整備内容を定める条文です。

冗長化に関する条項・条文例を、標準・厳格・柔軟の3パターンで確認できます。契約内容に応じてそのまま使えるよう、冗長化の書き方のポイントや注意点もあわせて解説しています。

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冗長化のパターン別の条項・条文例(コピー可)

本ページに掲載されている「冗長化」の条文・条項例文をコピーまたは利用した場合、当サイトの利用規約に同意したものとみなされます。ご利用にあたっては、必ず「契約書の条文・条項例文サービスの利用規約」をご確認ください。

標準(一般的)

第○条(冗長化)

1.乙は、本サービスの安定的な提供を目的として、合理的な範囲でシステムの冗長化構成を整備するよう努めるものとする。

2.乙は、システム障害が発生した場合には、速やかに復旧対応を行い、サービス停止時間の最小化に努めるものとする。

3.冗長化の具体的な方法および範囲については、別途甲乙協議の上定めるものとする。

厳格(リスク重視)

第○条(冗長化)

1.乙は、本サービスの継続的提供を確保するため、サーバー、ネットワークおよびデータについて冗長化構成を採用し、障害発生時に速やかに切替え可能な体制を維持するものとする。

2.乙は、冗長化構成の適切な運用状況を定期的に確認し、必要に応じて改善措置を講じるものとする。

3.乙は、重大な障害が発生した場合には、速やかに甲に通知するとともに、復旧見込みおよび対応状況を報告するものとする。

4.乙は、冗長化構成の有効性を確保するため、必要に応じて切替試験その他の確認作業を実施するものとする。

柔軟(関係重視)

第○条(冗長化)

1.乙は、本サービスの安定的な提供のため、必要に応じて合理的な範囲でシステムの冗長化対応を行うものとする。

2.冗長化の方法および実施範囲については、サービス内容および運用状況を踏まえ、甲乙協議の上決定するものとする。

3.障害が発生した場合には、乙は誠実に復旧対応を行うものとする。

冗長化の条項・条文の役割

冗長化条項は、システム障害や機器故障などが発生した場合でも、サービス停止や業務への影響を最小限に抑えるための体制を契約上明確にする役割があります。特にクラウドサービス契約やシステム運用契約では、可用性に関する期待値のズレを防ぐために重要です。

また、どの範囲まで冗長化を実施するのかを明確にすることで、障害発生時の責任範囲や対応水準に関するトラブルの予防にもつながります。

冗長化の書き方のポイント

  • 冗長化の対象範囲を明確にする
    サーバー、ネットワーク、ストレージ、データなど、どの領域を冗長化対象とするかを具体化すると、期待値の不一致を防げます。
  • 対応水準(努力義務か義務か)を整理する
    「努めるものとする」とするか、「維持するものとする」とするかで責任の重さが変わるため、契約目的に応じて調整します。
  • 切替対応の可否を定める
    障害時に自動切替か手動対応かを整理しておくことで、復旧時間に関する認識のズレを防止できます。
  • 通知義務の有無を定める
    重大障害時の通知義務や報告内容を明記しておくと、運用時の透明性が高まります。
  • 別紙仕様との連動を検討する
    冗長化構成の詳細は本文ではなく別紙仕様書に定める構成にすると、将来の変更にも対応しやすくなります。

冗長化の注意点

  • 冗長化=無停止ではない点に注意する
    冗長化を定めても完全な無停止を保証するものではないため、過度な保証表現にならないよう注意が必要です。
  • 責任範囲を過度に広げない
    すべての障害に対して冗長化対応義務を負う表現にすると、想定外の責任負担につながる可能性があります。
  • SLA条項との整合性を確保する
    可用性や復旧時間を別途SLAで定めている場合は、冗長化条項との内容の不一致がないよう調整します。
  • コストとのバランスを考慮する
    冗長化の水準が高いほど運用コストが増加するため、契約内容と実運用の整合性を確認しておくことが重要です。
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株式会社peko(mysign運営)|mysign(マイサイン) 運営チーム

株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

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