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共同経営契約書(営業賃貸借)

共同経営契約書(営業賃貸借)は、営業用物件を賃貸しつつ、当事者が協力して事業を運営する場合に用いる契約書です。賃料、役割分担、利益配分を明確にし、共同経営におけるトラブルを防止します。

契約書名
共同経営契約書(営業賃貸借)
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
営業賃貸借と共同経営の要素を一体で定められる契約書。
利用シーン
店舗オーナーと事業運営者が共同で店舗ビジネスを行う場合/既存店舗を活用してパートナーと新規事業を立ち上げる場合
メリット
権利義務と金銭関係を明確にし、共同経営に特有の紛争リスクを軽減できる。
ダウンロード数
31件

無料ダウンロードについて
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共同経営契約書(営業賃貸借)とは?

共同経営契約書(営業賃貸借)とは、営業用の店舗・施設・事務所などを賃貸する関係と、複数当事者による共同経営関係を同時に整理するための契約書です。単なる賃貸借契約や業務委託契約とは異なり、「場所を貸す立場」と「事業を共同で行う立場」が重なり合う点に特徴があります。例えば、店舗オーナーが物件を提供し、パートナーが現場運営を担い、利益を分配するケースでは、賃料だけでなく、役割分担・経費負担・利益配分まで明確にしておかなければ、後々深刻な紛争に発展するおそれがあります。こうしたリスクを防ぐために用いられるのが、共同経営契約書(営業賃貸借)です。

共同経営契約書が必要となる代表的なケース

共同経営契約書(営業賃貸借)は、次のような場面で特に重要となります。

1. 店舗オーナーと運営者が異なる場合

物件の所有者が店舗を提供し、別の事業者が実際の営業を担当するケースでは、単なる賃貸借契約だけでは不十分です。経営判断や売上管理、従業員対応などを誰が担うのかを契約で明確にしておく必要があります。

2. 既存店舗を活用した共同事業

既に営業中の店舗を基盤として、新たなパートナーと共同で事業展開する場合、過去の設備や顧客基盤をどう扱うかが問題になります。共同経営契約書では、こうした既存資産の扱いも整理できます。

3. 個人同士・小規模事業者同士の共同経営

知人同士や少人数で事業を始める場合、口約束で進めてしまうケースが多く見られます。しかし、関係が悪化した際に拠り所となるのは契約書だけです。
規模が小さいほど、書面化は重要になります。

営業賃貸借を伴う共同経営の注意点

営業賃貸借を伴う共同経営には、特有の注意点があります。第一に、「賃貸人」と「共同経営者」という二つの立場が混在しやすい点です。賃料を受け取る側が、経営上どこまで口出しできるのかを曖昧にすると、権限争いが生じやすくなります。第二に、利益が出ない場合の扱いです。
赤字が続いた場合でも賃料は支払うのか、損失補填はどうするのかといった点を決めておかなければ、経営継続が困難になります。第三に、途中解消時の整理です。共同経営が解消された場合、原状回復、設備の帰属、未回収債権の扱いなどを巡って紛争が生じがちです。

共同経営契約書(営業賃貸借)に盛り込むべき主な条項

1. 契約の目的

本契約が単なる賃貸借なのか、共同事業を前提とした契約なのかを明確にします。目的条項が曖昧だと、契約全体の解釈に影響します。

2. 共同事業の内容

どのような事業を、どの範囲で共同運営するのかを具体的に定めます。事業内容が広すぎると、想定外の事業まで含まれるおそれがあります。

3. 営業用施設の賃貸条件

所在地、使用目的、使用制限などを明確にします。共同経営であっても、賃貸借の基本構造は明示しておく必要があります。

4. 賃貸期間・賃料

賃貸期間と賃料の金額、支払方法、支払期限を定めます。利益配分と混同しないよう、明確に区別することが重要です。

5. 初期費用・運営費用の負担

内装費、設備費、広告費、人件費など、誰がどの割合で負担するのかを定めます。ここが不明確だと、金銭トラブルの原因になります。

6. 役割分担

経営判断、現場運営、会計管理など、担当業務を明確にします。責任範囲を定めることで、トラブル発生時の対応が容易になります。

7. 利益および損失の分配

利益分配割合だけでなく、損失が出た場合の負担割合も必ず定めます。利益のみ定めて損失を定めない契約は危険です。

8. 帳簿管理・報告義務

誰が帳簿を管理し、どの頻度で報告するのかを明記します。透明性の確保は共同経営の基本です。

9. 契約解除・中途解約

解約事由、通知期間、解約後の処理を定めます。感情的な対立が起きた際でも、冷静に処理できるようにします。

10. 秘密保持条項

営業情報や顧客情報が外部に漏れることを防ぐため、必須の条項です。

条項ごとの実務ポイント

賃料と利益配分を分けて考える

実務上よくある誤りとして、賃料を利益配分の一部と混同してしまうケースがあります。賃料はあくまで施設使用の対価であり、利益配分とは別建てで考える必要があります。

曖昧な表現を避ける

「適宜協議する」「誠意をもって対応する」といった表現だけでは、実務上の判断基準になりません。可能な限り具体的に定めることが重要です。

解消時の出口戦略を意識する

共同経営は、始めるときよりも終わるときに問題が生じます。解消時の処理を事前に想定しておくことが、紛争予防につながります。

共同経営契約書を作成する際の注意点

・賃貸借契約と共同経営契約を混同しない
・出資関係や持分がある場合は別途契約を検討する
・税務上の取り扱いも事前に確認する
・感情ではなくルールで関係を整理する
・専門家のチェックを受けることが望ましい

まとめ

共同経営契約書(営業賃貸借)は、営業用施設の賃貸と事業の共同運営という二つの関係を同時に整理する、非常に重要な契約書です。賃料、役割分担、利益配分、解消方法を明確にしておくことで、共同経営に伴うリスクを大幅に軽減できます。共同事業を円滑に進め、長期的な信頼関係を築くためにも、口約束に頼らず、契約書という形でルールを整備することが不可欠です。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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