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特定商取引法に基づく表記(例)

特定商取引法に基づく表記は、ECサイトやオンラインサービスを運営する事業者に義務付けられている法定表示です。本ひな形は、販売事業者情報、支払条件、返品規定などを網羅し、Webサイトにそのまま掲載できる実務向けの例文として作成しています。

契約書名
特定商取引法に基づく表記(例)
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
特定商取引法で求められる必須記載事項を過不足なく整理した実務対応型ひな形
利用シーン
ECサイトを新規開設する場合/オンラインサービスやデジタル商品の販売を開始する場合
メリット
法令違反リスクを抑えつつ、短時間で適切な特商法表記を整備できる
ダウンロード数
25件

無料ダウンロードについて
「特定商取引法に基づく表記(例)」の本ひな形の利用にあたっては、必ず 契約書ひな形ダウンロード利用規約 をご確認ください。無料ダウンロードされた時点で、規約に同意いただいたものとさせていただきます。

特定商取引法に基づく表記とは?

特定商取引法に基づく表記とは、ECサイトやオンラインサービスなど、通信販売を行う事業者が、消費者に対して事業者情報や取引条件を明示するために設ける法定表示です。正式には「特定商取引に関する法律」に基づく表示義務であり、事業者の任意ではなく、一定の取引形態に該当する場合には必ず掲載しなければなりません。インターネット上で商品やサービスを販売する場合、消費者は事業者と直接対面することがありません。そのため、事業者の実態や契約条件が不透明になりやすく、トラブルが発生しやすいという特性があります。特定商取引法は、こうした消費者被害を防止する目的で制定されており、「誰が」「どこで」「どのような条件で」販売しているのかを明確にする役割を果たします。特商法表記が未整備、あるいは内容が不十分な場合、行政指導や業務停止命令の対象となるだけでなく、ユーザーからの信頼低下やクレーム増加にも直結します。そのため、Webサイト運営における基本的な法的インフラとして、必ず整備すべきページの一つです。

特定商取引法に基づく表記が必要となるケース

特商法表記は、すべてのWebサイトに必要というわけではありませんが、次のようなケースでは掲載が義務付けられます。

  • ECサイトで商品を販売している場合
  • デジタルコンテンツ(PDF、動画、オンライン教材など)を販売している場合
  • オンラインスクールやコンサルティングを有料で提供する場合
  • サブスクリプション型(月額課金・定期課金)のサービスを運営している場合
  • SNSや広告から直接申込みを受け付けている場合

一方で、単なる企業紹介サイトや、完全に無料で提供される情報サイトのみの場合には、必ずしも特商法表記は必要ありません。ただし、将来的に有料サービスを導入する可能性がある場合は、あらかじめ整備しておくとスムーズです。

特定商取引法に基づく表記に記載すべき必須項目

特商法では、通信販売において表示すべき事項が具体的に定められています。主な必須項目は以下のとおりです。

  • 販売事業者名(法人名または個人事業主名)
  • 運営責任者名
  • 所在地
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 販売価格(またはその算定方法)
  • 商品代金以外の必要料金
  • 支払方法および支払時期
  • 商品の引渡時期またはサービス提供時期
  • 返品・キャンセルに関する条件

これらは形式的に並べればよいというものではなく、実際の取引内容と一致していることが重要です。例えば、サブスクリプション型サービスであれば、中途解約の条件を明確にしておく必要があります。

条項ごとの実務的な書き方と注意点

販売事業者情報・連絡先

事業者名や所在地、電話番号は、原則として省略できません。特に「電話番号」については、メール対応のみとして記載しないケースが見られますが、原則として電話番号の記載が必要です。問い合わせ対応の実態と表記内容が乖離しないよう注意しましょう。

販売価格・支払条件

販売価格は税込表示が基本です。また、「別途手数料がかかる場合」は、その内容を明示しなければなりません。銀行振込の場合は振込手数料が利用者負担である旨を記載しておくとトラブル防止につながります。

引渡時期・提供時期

物販の場合は発送時期、デジタルコンテンツの場合は提供タイミングを具体的に記載します。「決済後すぐ」「〇営業日以内」など、合理的で分かりやすい表現が望まれます。

返品・キャンセル・解約条件

特商法表記の中でも、特にトラブルが起きやすいのが返品・返金・解約に関する部分です。デジタルコンテンツの場合は「商品の性質上、返品不可」と明記することで、後の紛争を防止できます。サブスク型サービスでは、解約方法や解約タイミングを必ず明示しましょう。

利用規約・プライバシーポリシーとの関係

特定商取引法に基づく表記は、利用規約やプライバシーポリシーとセットで整備されることが多い文書です。それぞれ役割が異なるため、内容が重複しすぎたり、矛盾したりしないよう注意が必要です。

  • 特商法表記:取引条件・事業者情報の開示
  • 利用規約:サービス利用ルール・責任範囲
  • プライバシーポリシー:個人情報の取扱い

特に、返金条件や解約条件については、特商法表記と利用規約で内容を一致させておくことが重要です。

特定商取引法に基づく表記を作成・公開する際の注意点

  • 他社サイトのコピーは避けること
  • 実際の運営内容と必ず一致させること
  • サービス内容の変更時は随時更新すること
  • スマートフォンでも確認しやすい位置に掲載すること

特商法表記は「作って終わり」ではなく、サービス内容の変更に応じて見直すべき文書です。価格改定や提供方法の変更があった場合は、必ず内容を更新しましょう。

まとめ

特定商取引法に基づく表記は、単なる形式的なページではなく、事業者と消費者の信頼関係を支える重要な法的基盤です。適切に整備することで、法令遵守だけでなく、ユーザーからの安心感やサービス全体の信頼性向上にもつながります。ECサイトやオンラインサービスを運営する上では、利用規約やプライバシーポリシーとあわせて、特商法表記を正しく整備することが不可欠です。本ひな形と解説を参考に、自社サービスに合った形で適切な表記を整えていきましょう。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。