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契約書の条項・条文例 公開日:2026年4月6日 更新日:2026年4月6日

支払猶予 契約書の条項・条文例

支払猶予条項は、やむを得ない事情が生じた場合に、合意に基づいて支払期限の延長を認める条件や手続を定めるための条文です。

支払猶予に関する条項・条文例を、標準・厳格・柔軟の3パターンで確認できます。契約内容に応じてそのまま使えるよう、支払猶予の書き方のポイントや注意点もあわせて解説しています。

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支払猶予のパターン別の条項・条文例(コピー可)

本ページに掲載されている「支払猶予」の条文・条項例文をコピーまたは利用した場合、当サイトの利用規約に同意したものとみなされます。ご利用にあたっては、必ず「契約書の条文・条項例文サービスの利用規約」をご確認ください。

標準(一般的)

第○条(支払猶予)

1. 乙は、やむを得ない事情により本契約に基づく金銭の支払期限までに支払うことが困難となった場合、甲に対して事前に書面または電子メールにより通知し、甲の承諾を得たときは、支払期限の猶予を受けることができる。

2. 前項の支払猶予の期間および条件については、甲乙協議の上、別途定めるものとする。

3. 乙が前項の協議に基づく猶予期間内に支払を行わない場合、乙は当初の支払期限の翌日から完済に至るまでの遅延損害金を支払うものとする。

厳格(リスク重視)

第○条(支払猶予)

1. 乙は、やむを得ない事情により本契約に基づく金銭の支払期限までに支払うことが困難となった場合に限り、当該支払期限前に書面により甲へ申請し、甲の書面による承諾を得た場合に限り、支払期限の猶予を受けることができる。

2. 前項の承諾の有無、猶予期間および条件については、甲が合理的に判断して決定するものとする。

3. 支払猶予が認められた場合であっても、乙は当初の支払期限の翌日から完済に至るまで、所定の遅延損害金を支払うものとする。

4. 乙が猶予期間内に支払を行わない場合、乙は当然に期限の利益を失い、甲は直ちに残額の一括請求を行うことができる。

柔軟(関係重視)

第○条(支払猶予)

1. 乙は、やむを得ない事情により本契約に基づく金銭の支払期限までに支払うことが困難となった場合、速やかに甲に通知し、甲乙協議の上、支払期限を変更することができる。

2. 前項の支払期限の変更に関する具体的な条件については、甲乙誠意をもって協議の上、定めるものとする。

3. 支払猶予期間中の取扱いについては、甲乙の協議により柔軟に対応するものとする。

支払猶予条項の条項・条文の役割

支払猶予条項は、資金繰りの悪化や予期しない事情などにより支払期限までの履行が困難となった場合に、当事者間で合意により期限延長を可能にするための条文です。支払遅延を一律に債務不履行と扱うのではなく、事前協議による調整の余地を確保できます。

あらかじめ猶予の条件や手続を定めておくことで、無断遅延との区別が明確になり、信頼関係を維持しながらトラブルを防止する効果があります。特に継続取引契約や業務委託契約などで活用されます。

支払猶予条項の書き方のポイント

  • 猶予申請の方法を明確にする
    書面や電子メールなど通知方法を定めておくことで、無断の支払遅延との区別が明確になります。
  • 猶予が認められる条件を限定する
    「やむを得ない事情」など一定の条件を設けることで、安易な期限延長の濫用を防止できます。
  • 猶予期間の決定方法を定める
    協議による決定か、一方当事者の判断かを明確にしておくことで運用が安定します。
  • 遅延損害金の取扱いを整理する
    猶予期間中も遅延損害金を発生させるかどうかを定めておくと紛争予防につながります。
  • 期限の利益喪失との関係を整理する
    猶予期間内に支払がない場合の一括請求の可否を定めておくと実務上有効です。

支払猶予条項の注意点

  • 無断遅延との区別を明確にする
    事前承諾を要件としない場合、単なる支払遅延との区別が曖昧になり紛争の原因になります。
  • 猶予期間の上限を検討する
    猶予期間が無制限だと資金回収リスクが高まるため、期間や回数の制限を検討することが重要です。
  • 遅延損害金との関係を整理する
    猶予中の遅延損害金の扱いを定めないと後日の解釈に差が生じる可能性があります。
  • 他の期限利益喪失条項との整合性を確認する
    契約全体の期限利益喪失条項と矛盾が生じないよう整理しておく必要があります。
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株式会社peko(mysign運営)|mysign(マイサイン) 運営チーム

株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

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