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フリーランス向け秘密保持契約書(NDA)

フリーランスと企業間で業務委託や取引検討時に締結する秘密保持契約書(NDA)のひな形です。情報漏洩防止、目的外利用の禁止、フリーランス特有の兼業リスク対策など実務で重要な条項を網羅しています。

契約書名
フリーランス向け秘密保持契約書(NDA)
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
フリーランス特有の複数案件・在宅環境リスクに対応した守秘義務条項を備えている。
利用シーン
企業が外部フリーランスに業務委託する/フリーランスが新規クライアントと契約前に情報共有する
メリット
情報漏洩リスクや兼業によるトラブルを未然に防ぎ安全に業務を進められる。
ダウンロード数
8件
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フリーランス向け秘密保持契約書(NDA)とは?

フリーランス向け秘密保持契約書(NDA)とは、企業とフリーランスの間で業務委託や取引検討を行う際に、開示される機密情報を適切に管理・保護するための契約書です。特に近年はリモートワークや副業の普及により、個人が複数の案件を同時に抱えるケースが増えており、情報漏洩リスクが高まっています。
そのため、NDAは単なる形式的な契約ではなく、

  • 企業の営業秘密や技術情報を守る
  • フリーランスの業務範囲を明確にする
  • トラブル発生時の責任範囲を定める

といった重要な役割を担います。企業側にとっては「情報流出防止」、フリーランス側にとっては「責任範囲の明確化」という双方のメリットがある契約です。

フリーランス向けNDAが必要となるケース

フリーランスとの取引では、業務開始前の段階から重要情報を共有することが多いため、NDAはほぼ必須といえます。具体的には以下のような場面で必要になります。

  • 業務委託契約締結前の打ち合わせ段階
    →仕様や事業内容など機密性の高い情報を共有するため
  • Web制作・システム開発・デザイン案件
    →顧客データや設計情報などが含まれるため
  • マーケティング・広告運用業務
    →売上データや戦略情報を扱うため
  • ライティング・コンテンツ制作
    →未公開情報や内部資料を扱うケースが多いため
  • 副業・兼業フリーランスへの発注
    →他案件との情報混在リスクがあるため

特にフリーランスは複数クライアントを抱える性質上、情報の混同や意図しない漏洩が発生しやすく、NDAの重要性は企業間契約以上に高いといえます。

フリーランス向けNDAに盛り込むべき主な条項

フリーランス向けNDAでは、一般的な秘密保持契約に加えて、個人事業者特有のリスクを踏まえた条項設計が重要です。

  • 秘密情報の定義
    →どの情報が守秘対象かを明確化
  • 秘密保持義務
    →第三者への開示禁止と目的外利用の禁止
  • フリーランス特則
    →兼業・在宅環境・個人PC利用リスクへの対応
  • 目的外利用の禁止
    →情報を他案件や自己利用に使うことを防止
  • 知的財産権の帰属
    →情報や成果物の権利関係を整理
  • 秘密情報の返還・廃棄
    →契約終了時の情報処理ルール
  • 損害賠償・差止め
    →違反時の責任と救済措置
  • 契約期間・存続条項
    →契約終了後の守秘義務の継続

これらを網羅することで、実務上のリスクを大幅に軽減できます。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 秘密情報の定義

秘密情報の定義は、NDAの中核となる条項です。定義が曖昧だと「どこまでが秘密なのか」が争点になりやすくなります。
実務では、

  • 書面・口頭・データすべてを対象にする
  • 合理的に秘密と認識できる情報も含める

といった広めの定義にしておくことが重要です。

2. 秘密保持義務

受領者に対し、第三者への開示禁止と目的外利用の禁止を課す条項です。フリーランスの場合、外注や再委託が発生するケースもあるため、

  • 再委託先にも同等の義務を課す
  • 責任はフリーランス本人が負う

と明記することが重要です。

3. フリーランス特則

この条項は企業間NDAにはない、非常に重要なポイントです。
フリーランス特有のリスクとして、

  • 複数案件の同時進行
  • 個人PC・クラウド利用
  • カフェ・自宅など多様な作業環境

が挙げられます。
そのため、

  • 他案件への情報流用禁止
  • セキュリティ対策の義務化

を明記することで、実務リスクを大きく下げることができます。

4. 知的財産権条項

NDAでは「情報の共有=権利の移転ではない」ことを明確にする必要があります。
これを明記しないと、

  • 情報を使って開発した成果の権利帰属
  • 二次利用の可否

でトラブルになる可能性があります。

5. 返還・廃棄条項

契約終了後もデータが残っていると、漏洩リスクが継続します。
そのため、

  • 返還または削除義務
  • 証明の提出

を定めることが重要です。

6. 損害賠償・差止め

情報漏洩は企業に重大な損害を与える可能性があります。
そのため、

  • 違反時の損害賠償責任
  • 差止請求(情報利用の停止)

を規定しておくことで抑止力が働きます。

フリーランス向けNDA作成時の注意点

実務でよくあるミスや注意点を整理します。

  • 他社契約書の流用は避ける
    →著作権・内容不適合のリスクがあるため必ず自社仕様に調整する
  • 業務委託契約との整合性を取る
    →NDAと本契約で矛盾があるとトラブルの原因になる
  • 秘密情報の範囲を広げすぎない
    →過度に広いとフリーランス側の負担が大きくなり契約障害になる
  • 副業・兼業を前提に設計する
    →現代の働き方に合わせた条項設計が重要
  • クラウド・AIツール利用の取り扱いを検討
    →ChatGPT等への入力が情報漏洩と評価される場合もある

フリーランスと企業双方のメリット

企業側のメリット

  • 営業秘密や顧客情報の漏洩防止
  • 安心して外部リソースを活用できる
  • トラブル時の法的根拠を確保できる

フリーランス側のメリット

  • 守るべき情報範囲が明確になる
  • 責任範囲が限定される
  • 信頼性の高い取引実績として活用できる

まとめ

フリーランス向け秘密保持契約書(NDA)は、単なる情報保護のための書類ではなく、「信頼関係を構築するための基盤」です。特に現代のように副業・リモートワークが一般化した環境では、情報管理の重要性はますます高まっています。
適切に設計されたNDAを締結することで、

  • 企業は安心して外部人材を活用できる
  • フリーランスは安全に業務を遂行できる

という双方にとって健全な関係が構築されます。契約書は一度作って終わりではなく、業務内容や技術環境の変化に応じて見直し続けることが重要です。適切なNDA運用が、継続的なビジネス成長を支える土台となります。

本ページに掲載するWebサイト制作契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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株式会社peko(mysign運営)|mysign(マイサイン) 運営チーム

株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

 
 
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