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催事出店契約書

催事出店契約書は、イベント、展示会、物産展、百貨店催事、マルシェなどに出店する事業者と主催者との間で締結する契約書です。出店料、販売条件、設備利用、損害賠償、催事中止時の対応などを定め、出店に伴うトラブルを未然に防止します。

契約書名
催事出店契約書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
催事主催者と出店者双方の権利義務を明確に定めている。
利用シーン
百貨店の催事スペースへ事業者が出店する場合/イベント主催者がマルシェ出店者を募集する場合
メリット
出店条件や責任範囲を事前に明確化し運営トラブルを防止できる。
ダウンロード数
30件
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催事出店契約書とは?

催事出店契約書とは、イベント主催者と出店者との間で締結される契約書であり、展示会、物産展、百貨店催事、商業施設イベント、地域マルシェ、フードフェスティバルなどの催事における出店条件を定める文書です。
催事では、多数の来場者や出店者が関わるため、出店料の支払い、販売条件、会場利用ルール、損害賠償責任、催事中止時の対応などを事前に明確化しておくことが重要です。口頭による取り決めだけで運営を行うと、出店スペースの利用範囲や売上報告の方法、事故発生時の責任分担などについて認識の相違が生じやすくなります。そのため、催事出店契約書を作成し、主催者と出店者双方の権利義務を明文化しておくことが、円滑な催事運営とトラブル防止につながります。

催事出店契約書が必要となるケース

催事出店契約書は、以下のような場面で利用されます。

  • 百貨店の催事スペースへ事業者が出店する場合
  • 地域マルシェへハンドメイド作家が出店する場合
  • キッチンカーイベントへ飲食事業者が参加する場合
  • 商業施設内の期間限定ショップを出店する場合
  • 展示会や見本市へ企業がブース出展する場合
  • フードフェスや物産展を開催する場合
  • 自治体主催イベントへ事業者が参加する場合
  • 大型イベントで複数の出店者を募集する場合

特に来場者との接触が多いイベントでは、事故やクレームの発生リスクも高くなるため、契約書によるルール整備が欠かせません。

催事出店契約書を作成するメリット

出店条件を明確にできる

出店料、出店期間、販売可能商品、営業時間などを事前に定めることで、運営上の混乱を防ぐことができます。

トラブル発生時の責任範囲を整理できる

設備破損や来場者とのトラブルが発生した場合の責任区分を明確にできます。

催事全体の品質を維持できる

主催者が出店ルールを契約上明確にすることで、イベント全体の統一感や安全性を確保できます。

売上報告や精算業務を円滑にできる

歩合制催事では売上報告方法や精算手続きを事前に定めることで、後日の紛争を防止できます。

催事出店契約書に盛り込むべき主な条項

一般的な催事出店契約書には以下の条項を定めます。

  • 契約の目的
  • 催事の概要
  • 出店スペースの利用条件
  • 出店料および支払方法
  • 販売商品の制限
  • 営業管理ルール
  • 売上報告および精算方法
  • 設備・備品の利用条件
  • 安全管理義務
  • 知的財産権の取扱い
  • 個人情報保護
  • 禁止事項
  • 損害賠償
  • 契約解除
  • 催事中止時の対応
  • 反社会的勢力排除条項
  • 合意管轄

条項ごとの解説と実務ポイント

1.催事概要条項

催事名称、会場、開催日程、営業時間などを明記します。イベントの内容が不明確な場合、後日「聞いていた内容と違う」というクレームにつながるため、できるだけ具体的に記載することが重要です。

2.出店スペース条項

出店場所や面積を定める条項です。主催者側は会場レイアウト変更権限を保持しておくことで、運営上の調整を行いやすくなります。また、出店者による無断拡張営業を禁止する規定も必要です。

3.出店料条項

出店料の金額、支払期限、振込方法を定めます。

売上歩合制の場合は、

  • 歩合率
  • 売上集計方法
  • 精算日
  • 控除対象費用

なども明確にしておく必要があります。

4.販売商品条項

出店者が販売できる商品やサービスを定める条項です。主催者はイベントコンセプトに適合しない商品や、法令上問題のある商品の販売を制限できるようにしておくことが望ましいでしょう。食品販売の場合は食品衛生法への対応も必要となります。

5.営業管理条項

出店者の営業態度や接客方法に関するルールを定めます。

例えば、

  • 強引な勧誘の禁止
  • 過度な呼び込みの禁止
  • 騒音行為の禁止
  • 近隣出店者への迷惑行為の禁止

などが代表例です。催事全体の雰囲気やブランド価値を守るために重要な条項です。

6.売上報告条項

歩合制催事では特に重要な条項です。

売上の過少申告を防ぐため、

  • 売上報告義務
  • 帳簿提出義務
  • レジデータ提出義務
  • 監査権限

などを定めるケースもあります。

7.設備利用条項

机、椅子、電源設備、照明設備などの利用条件を定めます。設備の破損や紛失が発生した場合の負担者も明確にしておく必要があります。

8.安全管理条項

催事では来場者との接触が多いため、安全管理は極めて重要です。特に以下のようなリスクへの対応を定めます。

  • 火災事故
  • 食中毒事故
  • 設備転倒事故
  • 盗難事故
  • 来場者負傷事故

事故発生時の報告義務も規定しておくことが望ましいでしょう。

9.知的財産権条項

出店者の商品写真やロゴを主催者が広告宣伝に使用するケースは少なくありません。

そのため、

  • 利用目的
  • 利用範囲
  • 利用期間
  • 無償利用の可否

を定めておくことが重要です。

10.契約解除条項

重大な契約違反が発生した場合に備えて定める条項です。

例えば、

  • 無許可販売
  • 法令違反
  • 出店申請内容の虚偽
  • 反社会的勢力との関係

などを解除事由として規定します。

11.催事中止条項

近年は自然災害や感染症の影響により、イベント中止リスクが高まっています。

そのため、

  • 天災地変
  • 感染症流行
  • 行政指導
  • 会場都合
  • 不可抗力事由

が発生した場合の中止条件や出店料返還ルールを定めることが重要です。

催事出店契約書を作成する際の注意点

食品販売には許認可確認が必要

飲食物を販売する場合は、食品衛生法や自治体の営業許可制度への対応が必要です。主催者だけでなく出店者側も許認可状況を確認しなければなりません。

保険加入を検討する

催事中の事故や損害賠償請求に備えて、施設賠償責任保険や生産物賠償責任保険への加入を検討することが望ましいでしょう。

売上歩合制は計算方法を明確にする

歩合率だけでなく、税金や決済手数料の取扱いも契約書で定めておくことが重要です。

キャンセル規定を整備する

出店者都合によるキャンセルが発生した場合に備え、返金条件やキャンセル料を定めておく必要があります。

会場利用規則との整合性を取る

商業施設や展示会場には独自の利用規則が存在する場合があります。契約内容が施設規則と矛盾しないよう注意しましょう。

まとめ

催事出店契約書は、イベント主催者と出店者の間における出店条件や責任範囲を明確化し、安全かつ円滑な催事運営を実現するための重要な契約書です。特に出店料、販売商品、安全管理、損害賠償、催事中止時の対応などはトラブルが発生しやすい項目であり、契約書によって事前に整理しておくことが重要です。イベント、展示会、マルシェ、物産展などを開催する際には、実態に合わせた催事出店契約書を整備し、主催者と出店者双方が安心して参加できる環境を構築しましょう。

本ページに掲載する催事出店契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

 
 
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