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業務委託契約書(デザイナー)

業務委託契約書(デザイナー)は、ロゴ、Webデザイン、バナー、チラシ、パッケージなどのデザイン制作業務を外部デザイナーへ委託する際に利用できる契約書のひな形です。業務範囲、報酬、修正対応、著作権の帰属、検収、秘密保持など、デザイン制作に必要な条項を網羅しています。

契約書名
業務委託契約書(デザイナー)
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
デザイン制作業務に必要な著作権、修正回数、成果物の利用、検収などの実務上重要な事項を整理しています。
利用シーン
企業がフリーランスデザイナーへロゴやWebデザイン制作を委託する場合/制作会社が外部デザイナーへバナーやパンフレット制作を発注する場合
メリット
デザイン制作における権利関係や修正範囲、報酬条件を明確化し、納品後のトラブルを未然に防止できます。
ダウンロード数
18件
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業務委託契約書(デザイナー)とは?

業務委託契約書(デザイナー)とは、企業や個人事業主がデザイナーへロゴ、Webデザイン、バナー、パンフレット、パッケージ、イラストなどの制作業務を依頼する際に締結する契約書です。デザイン制作は形のない成果物を納品する業務であるため、「どこまで制作するのか」「修正は何回まで対応するのか」「著作権は誰に帰属するのか」といった点が曖昧になりやすく、トラブルが発生しやすい分野です。そのため、契約書を作成して業務内容や報酬、納期、成果物の利用範囲などを明確にすることで、双方が安心して取引を進められるようになります。特に近年では、フリーランスデザイナーへの依頼や制作会社から外部クリエイターへの発注が増えているため、実務に即した契約書を用意しておくことが重要です。

業務委託契約書(デザイナー)が必要となるケース

デザイン制作業務では、契約書が必要になる場面が数多くあります。

  • 企業がフリーランスデザイナーへロゴ制作を依頼する場合 →成果物の著作権や利用範囲を明確にできます。
  • ホームページやECサイトのデザイン制作を依頼する場合 →制作範囲や修正対応を明確にできます。
  • チラシ・パンフレット・名刺を制作する場合 →印刷データの納品形式や検収方法を整理できます。
  • SNS画像や広告バナーを制作する場合 →制作物の利用期間や二次利用を定められます。
  • 制作会社が外部デザイナーへ業務を委託する場合 →再委託、秘密保持、納期などを契約で整理できます。
  • ブランドロゴやパッケージデザインを制作する場合 →知的財産権や商標登録との関係を整理できます。

このような場面では、契約内容を書面化することで認識違いを防ぎ、制作後のトラブルを未然に防止できます。

業務委託契約書(デザイナー)に盛り込むべき主な条項

デザイン制作業務の契約書には、次のような条項を盛り込むことが一般的です。

  • 契約の目的
  • 委託業務の内容
  • 制作スケジュール・納期
  • 修正対応・修正回数
  • 成果物の納品方法
  • 検収方法
  • 報酬・支払方法
  • 著作権・著作者人格権
  • 秘密保持義務
  • 第三者権利の保証
  • 制作実績への掲載
  • 契約解除
  • 損害賠償
  • 反社会的勢力の排除
  • 準拠法・合意管轄

これらを契約書へ盛り込むことで、制作開始から納品後までのルールを明確にできます。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 委託業務の内容

最も重要なのが業務範囲です。

例えば、

  • ロゴ制作
  • Webデザイン
  • LPデザイン
  • パンフレット制作
  • 名刺制作
  • SNS画像制作

など、具体的に記載しておくことが重要です。「デザイン制作一式」のような曖昧な記載では、追加作業の範囲が不明確となり、後々のトラブルにつながる可能性があります。

2. 修正対応条項

デザイン制作では修正依頼が発生することが一般的です。

契約書では、

  • 修正回数
  • 軽微な修正の範囲
  • 大幅変更の定義
  • 追加料金の発生条件

を明確にしておきましょう。

例えば、

「初稿提出後2回まで無料、それ以降は追加料金」

というように定めておくことで、想定外の長期対応を防ぐことができます。

3. 納品・検収条項

成果物を納品した後、

  • 何営業日以内に確認するか
  • 不備がある場合の通知期限
  • 通知がない場合の取扱い

を定めておきます。検収期限を設けない場合、いつまでも案件が完了しない状態になることがあります。そのため、「納品後5営業日以内に異議がない場合は検収完了とみなす」という規定がよく利用されています。

4. 著作権条項

デザイン契約で最も重要なのが著作権です。

契約によって、

  • 著作権はデザイナーが保有する
  • 報酬支払い後に発注者へ譲渡する
  • 利用許諾のみ行う

など様々な契約形態があります。

また、

  • AIデータ
  • PSDデータ
  • Figmaデータ
  • 制作途中データ

を納品対象とするかどうかも定めておくことが重要です。

5. 制作実績の掲載

多くのデザイナーはポートフォリオとして制作実績を公開しています。

一方で、

  • 新商品の公開前
  • 機密性の高い案件
  • 社外秘デザイン

では掲載を禁止したいケースもあります。そのため、「甲の事前承諾がある場合のみ掲載できる」という条項を設けることが一般的です。

6. 第三者の権利侵害

デザイン制作では、

  • 写真素材
  • フォント
  • イラスト
  • 画像素材

などを利用することがあります。ライセンス違反があると損害賠償へ発展する可能性があるため、

  • 誰が素材を提供するのか
  • 利用許諾の確認は誰が行うのか

を契約で明確にすることが重要です。

7. 報酬・支払方法

報酬については、

  • 固定報酬
  • 時間単価
  • 案件単価
  • 着手金+残金

など様々な方法があります。

また、

  • 請求書の提出期限
  • 支払期限
  • 振込手数料の負担

についても定めておきましょう。

8. 秘密保持条項

デザイン制作では、

  • 新商品の情報
  • ブランド戦略
  • 広告企画
  • 販売予定商品

など、機密情報を扱うことが少なくありません。秘密保持義務を定めることで、情報漏えいのリスクを軽減できます。

業務委託契約書(デザイナー)を作成する際の注意点

  • 著作権の帰属を必ず明確にする 著作権の譲渡か利用許諾かを曖昧にすると、後から利用範囲を巡るトラブルが発生する可能性があります。
  • 修正回数を具体的に定める 無制限の修正対応は業務負担が増大するため、回数や追加料金を明記しておきましょう。
  • 元データの取扱いを決めておく AIやPSDなどの編集データを納品対象とするかを事前に決めることが重要です。
  • 使用素材の権利関係を確認する 写真やフォントなど第三者の権利を侵害しないよう、利用条件を十分に確認しましょう。
  • 検収期限を設ける 検収期間を定めることで、納品完了時期を明確にできます。
  • 契約内容は案件ごとに見直す 制作物の種類や業務範囲によって必要な条項は異なるため、個別案件に応じて契約内容を調整しましょう。

まとめ

業務委託契約書(デザイナー)は、デザイン制作業務における業務範囲、報酬、納期、修正対応、成果物の納品方法、著作権の帰属などを明確にし、取引を円滑に進めるための重要な契約書です。特にデザイン制作では、完成イメージや修正範囲、知的財産権の取扱いについて認識の違いが生じやすいため、契約書によって双方の権利義務を整理しておくことが欠かせません。フリーランスデザイナーへの依頼はもちろん、制作会社と外部クリエイターとの取引、企業が広告やWebサイト制作を委託する場面でも、本契約書を整備することで安心して制作業務を進めることができ、納品後のトラブル防止や円滑なプロジェクト運営につながります。

本ページに掲載する業務委託契約書(デザイナー)のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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