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共同開催契約書(セミナー)

共同開催契約書(セミナー)は、企業・団体・講師などが共同でセミナーを開催する際に、役割分担、費用負担、収益配分、知的財産権、個人情報の取扱い、開催中止時の対応などを明確に定める契約書です。共同運営に伴う責任範囲を整理し、トラブルを未然に防ぐために活用できます。

契約書名
共同開催契約書(セミナー)
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
セミナー共同開催における役割分担や費用・収益の取扱いを明確にし、運営上のリスクを整理できる契約書です。
利用シーン
企業同士が共同でセミナーや講演会を開催する場合/講師と主催会社がオンラインセミナーを共同運営する場合
メリット
共同開催に伴う責任範囲や費用負担、収益配分を事前に明確化し、運営トラブルを防止できます。
ダウンロード数
5件
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共同開催契約書(セミナー)とは?

共同開催契約書(セミナー)とは、企業、団体、講師、教育機関など複数の当事者が共同でセミナーや講演会、研修、勉強会などを開催する際に、それぞれの役割や責任、費用負担、収益配分などを明確に定める契約書です。近年では、リアル会場だけでなくオンラインセミナーやハイブリッド開催も一般化し、一つのイベントを複数の事業者が協力して開催するケースが増えています。その一方で、事前に取り決めがないまま共同開催を行うと、費用負担や利益分配、集客方法、参加者情報の管理などを巡ってトラブルになることも少なくありません。共同開催契約書を作成することで、各当事者の責任範囲を明確にし、円滑なイベント運営と万一の紛争防止につながります。

共同開催契約書が必要となるケース

共同開催契約書は、次のような場面で活用されます。

  • 企業同士が共同でセミナーや講演会を開催する場合
  • 講師と主催会社が共同でオンライン講座を開催する場合
  • 教育機関と企業が合同で研修を実施する場合
  • 異業種交流会や勉強会を複数団体で企画する場合
  • イベント会社とスポンサー企業が共同イベントを開催する場合
  • オンラインサロン運営者と外部講師が共同企画を実施する場合
  • 自治体や商工会などと民間企業が共同でセミナーを開催する場合

このようなケースでは、それぞれが担当する業務や費用負担が異なるため、契約書によって事前に整理しておくことが重要です。

共同開催契約書を作成するメリット

共同開催契約書を締結することで、多くの実務上のメリットがあります。

  • 役割分担が明確になり準備が円滑になる
  • 費用負担や利益配分の認識違いを防げる
  • 参加者対応の責任を整理できる
  • 資料や動画などの知的財産権を明確にできる
  • 個人情報の管理責任を整理できる
  • 中止や延期時の対応を事前に決められる
  • 万一のトラブルでも契約内容を根拠に対応できる

特にオンラインイベントでは、配信システムや録画データ、参加者リストなど新たな管理項目が増えるため、契約書の重要性は年々高まっています。

共同開催契約書に盛り込むべき主な条項

一般的には、次のような条項を定めます。

  • 契約の目的
  • 共同開催するセミナーの概要
  • 双方の役割分担
  • 費用負担
  • 参加費及び収益配分
  • 会計報告
  • 知的財産権の帰属
  • 写真・動画・録画データの利用
  • 個人情報の取扱い
  • 秘密保持義務
  • 再委託の可否
  • 契約解除
  • 開催中止・延期時の対応
  • 損害賠償
  • 契約期間
  • 準拠法・合意管轄

これらを契約書へ盛り込むことで、共同開催に必要なルールを網羅できます。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 共同開催の目的

契約書では、まず何のために共同開催するのかを明確にします。

例えば、

  • マーケティング目的
  • 参加者への教育目的
  • 商品の販売促進
  • ブランディング
  • 顧客獲得

など、開催目的を記載しておくことで契約の解釈が明確になります。

2. 役割分担

共同開催で最も重要なのが役割分担です。

例えば、

  • 講師手配
  • 会場予約
  • Zoom等の配信管理
  • 参加者対応
  • 広告運用
  • SNS告知
  • 資料作成
  • 当日の司会進行

などを具体的に決めておくことで、「どちらが担当するのか」というトラブルを防げます。

3. 費用負担

開催には様々な費用が発生します。

代表例として、

  • 会場費
  • 配信システム利用料
  • 広告費
  • デザイン制作費
  • 印刷費
  • 講師謝礼
  • スタッフ人件費

などがあります。

契約書では、

  • 折半する
  • 一方が全額負担する
  • 費目ごとに担当を分ける

など具体的な方法を定めることが重要です。

4. 収益配分

有料セミナーでは収益配分を必ず定めます。

例えば、

  • 50対50
  • 70対30
  • 経費控除後に分配
  • 固定報酬+利益分配

など様々な方式があります。実務では「売上」と「利益」を混同しないよう注意が必要です。

5. 知的財産権

セミナーでは、

  • スライド
  • 配布資料
  • 動画
  • 録画データ
  • ワークシート
  • 教材

など多くの成果物が作成されます。誰が著作権を持つのか、双方で自由に利用できるのか、再利用できる範囲はどこまでかを明確にしておくことが重要です。

6. 個人情報の取扱い

参加申込では、

  • 氏名
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 会社名
  • アンケート結果

などの個人情報を取得します。どちらが管理責任を負うのか、共同利用するのか、開催後に削除するのかなどを契約で整理しておく必要があります。

7. 撮影・録画データの利用

オンラインセミナーでは録画配信が一般的になっています。

契約書では、

  • 録画の可否
  • 販売の可否
  • SNS掲載の可否
  • 広告利用の可否
  • 利用期間
  • 編集権限

まで定めておくと安心です。

8. 開催中止・延期

自然災害や感染症、講師の体調不良などにより開催できない場合もあります。

そのため、

  • 延期する場合
  • 中止する場合
  • 返金方法
  • 既に支出した費用の負担
  • キャンセル料の負担

などを事前に定めておくことが重要です。

9. 契約解除

共同開催中でも、

  • 重大な契約違反
  • 法令違反
  • 反社会的勢力との関係
  • 信用失墜行為
  • 破産手続開始

などが発生した場合には契約を解除できるよう定めておく必要があります。

共同開催契約書を作成する際の注意点

  • 役割分担は具体的な業務単位まで明記する
  • 費用負担は曖昧な表現を避ける
  • 利益配分の計算方法を具体的に定める
  • 録画・アーカイブ販売の権利を整理する
  • 参加者情報の管理責任を明確にする
  • キャンセル・延期時のルールを定める
  • 講師資料や配布資料の権利帰属を明記する
  • 共同開催終了後のデータ利用範囲も決めておく

共同開催契約書と混同されやすい契約書との違い

契約書名 主な目的 共同開催契約書との違い
業務委託契約書(講師業務) 講師業務を委託する 一方が受託者となる契約であり、共同開催を前提としない。
登壇契約書 登壇条件を定める 講師個人の登壇条件や出演内容を定める契約である。
出演契約書 イベント出演条件を定める 出演者と主催者の契約であり、共同運営に関する事項は含まれない。
講演料・報酬に関する合意書 報酬条件を定める 講演料や支払方法など金銭条件のみを取り決める文書である。
企業研修契約書 研修実施を委託する 発注者と受託者の関係を前提とし、共同開催を目的とする契約ではない。
オンライン講座利用同意書 受講者との利用条件を定める 受講者向けの利用条件を定める同意書であり、共同主催者間の契約ではない。

まとめ

共同開催契約書は、セミナーや講演会、オンラインイベントを複数の当事者で運営する際の基本ルールを定める重要な契約書です。役割分担や費用負担、収益配分、知的財産権、個人情報の取扱い、開催中止時の対応などを事前に整理することで、運営上の認識違いや法的トラブルを大幅に減らすことができます。特にオンラインセミナーやハイブリッド開催では、録画データや参加者情報の管理など従来以上に検討すべき事項が増えています。共同開催契約書を適切に整備し、双方が安心してイベントを運営できる体制を構築することが、成功するセミナー運営につながります。

本ページに掲載する共同開催契約書(セミナー)のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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