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交通誘導警備契約書

交通誘導警備契約書は、工事現場や道路工事、建設現場、イベント会場などにおいて交通誘導警備業務を委託する際に使用する契約書です。警備業務の範囲、配置人数、報酬、事故対応、責任範囲などを明確化し、発注者と警備会社間のトラブル防止に役立ちます。

契約書名
交通誘導警備契約書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
交通誘導警備業務の範囲と責任分担を明確に定めている。
利用シーン
道路工事現場で警備会社へ交通誘導を委託する/イベント開催時に来場者および車両誘導業務を依頼する
メリット
事故防止体制や責任範囲を事前に明確化できる。
ダウンロード数
7件
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交通誘導警備契約書とは?

交通誘導警備契約書とは、工事現場、建設現場、道路工事、ライフライン工事、イベント会場などにおいて必要となる交通誘導警備業務を警備会社へ委託する際に締結する契約書です。交通誘導警備は、車両や歩行者の安全確保を目的として行われる重要な業務であり、事故防止や近隣住民への安全配慮の観点からも欠かせない存在です。しかし、契約内容が曖昧なまま業務を開始すると、

  • 警備員の配置人数に関するトラブル
  • 警備料金の追加請求に関するトラブル
  • 事故発生時の責任所在の争い
  • 現場での指揮命令系統の混乱
  • 急なキャンセル時の費用負担問題

などが発生する可能性があります。そのため、交通誘導警備業務を委託する際には、業務範囲や責任分担を明確に定めた交通誘導警備契約書を作成しておくことが重要です。

交通誘導警備契約書が必要となるケース

交通誘導警備契約書は、次のような場面で利用されます。

建設工事現場

建設工事では大型車両の出入りが頻繁に発生します。

  • マンション建設工事
  • 商業施設建設工事
  • 戸建住宅建築工事
  • 解体工事

などでは交通誘導警備員の配置が一般的です。

道路工事

道路工事は一般車両や歩行者への影響が大きいため、交通誘導警備が必須となるケースが少なくありません。

  • 舗装工事
  • 道路補修工事
  • 上下水道工事
  • 電気設備工事
  • 通信設備工事

などで広く利用されています。

イベント運営

イベント会場では来場者の安全確保のため交通誘導警備員が配置されます。

  • 花火大会
  • 地域イベント
  • スポーツ大会
  • 音楽フェス
  • 展示会

などが代表例です。

物流施設や商業施設

車両の出入りが多い施設では恒常的な交通誘導業務が必要になることがあります。

交通誘導警備契約書に記載すべき主な条項

交通誘導警備契約書には以下の内容を盛り込むことが重要です。

  • 業務内容
  • 警備員の配置人数
  • 業務実施場所
  • 勤務時間
  • 警備料金
  • 追加料金
  • 指揮命令系統
  • 事故発生時の対応
  • 損害賠償
  • 秘密保持
  • 契約解除
  • 反社会的勢力排除
  • 合意管轄

交通誘導警備契約書の重要条項解説

業務内容条項

業務内容条項は契約書の中でも特に重要な部分です。

例えば、

  • 車両誘導のみを行うのか
  • 歩行者誘導も行うのか
  • 出入管理業務も含むのか
  • 駐車場整理も含むのか

によって業務負担が大きく異なります。契約書には具体的な業務範囲を明記しておく必要があります。

配置人数条項

交通誘導警備では配置人数が費用に直結します。

そのため、

  • 基本配置人数
  • 増員時の料金
  • 減員時の取扱い
  • 警備会社の増員提案権限

などを定めておくことが重要です。

指揮命令条項

交通誘導警備契約では指揮命令権の所在を明確にしなければなりません。通常は警備員に対する指揮命令権は警備会社にあります。発注者が直接警備員へ労務指示を行うと、労働者派遣と誤認されるリスクが生じるため注意が必要です。

料金条項

料金条項では次の内容を定めます。

  • 基本警備料金
  • 深夜料金
  • 時間外料金
  • 休日料金
  • 緊急対応料金
  • 交通費
  • 有料道路料金

追加料金の発生条件を明確にしておくことでトラブルを防止できます。

事故対応条項

交通誘導警備では事故リスクが常に存在します。

そのため契約書には、

  • 事故発生時の連絡体制
  • 初動対応
  • 報告義務
  • 関係機関への届出
  • 再発防止策の検討

などを規定しておくことが望ましいです。

損害賠償条項

損害賠償条項では責任範囲を明確化します。

警備会社側としては、

  • 故意または重大な過失の場合のみ責任を負う
  • 賠償額に上限を設ける
  • 間接損害を除外する

といった内容を検討することが一般的です。

交通誘導警備契約書作成時の注意点

警備業法を遵守する

交通誘導警備業務は警備業法の規制対象です。警備会社は都道府県公安委員会の認定を受けている必要があります。契約締結前に適法な事業者であることを確認しましょう。

現場条件を明確にする

同じ交通誘導業務でも現場によって難易度が異なります。

  • 交通量
  • 道路幅員
  • 歩行者数
  • 工事車両数
  • 夜間作業の有無

などを事前に共有することが重要です。

キャンセル規定を定める

工事延期や悪天候により警備業務が中止となることがあります。

そのため、

  • 前日キャンセル
  • 当日キャンセル
  • 現地到着後の中止

の場合の費用負担を契約書で定めておくべきです。

労働者派遣との区別を明確にする

警備業務では発注者が直接警備員へ指示を出すと、実態として労働者派遣と判断される可能性があります。契約上も運用上も、指揮命令権は警備会社にあることを明確にしておく必要があります。

交通誘導警備契約書に関するよくあるトラブル

予定より長時間の勤務が発生した

工事が長引き警備時間が延長されるケースがあります。契約書で時間外料金の計算方法を定めておけばトラブルを防止できます。

事故発生時の責任で争いになった

交通事故や接触事故が発生した際に責任範囲が曖昧だと紛争に発展します。事故対応条項と損害賠償条項を明確にしておくことが重要です。

配置人数が不足していた

現場状況に対して警備員数が不足すると安全管理上の問題が生じます。契約締結時に適正配置について協議しておく必要があります。

交通誘導警備契約書を作成するメリット

交通誘導警備契約書を作成することで、

  • 業務範囲を明確化できる
  • 料金トラブルを防止できる
  • 事故発生時の対応を整理できる
  • 責任範囲を明確化できる
  • 法令遵守体制を整備できる
  • 発注者と警備会社の認識違いを防げる

といったメリットがあります。

まとめ

交通誘導警備契約書は、工事現場やイベント会場などで交通誘導警備業務を委託する際に欠かせない契約書です。交通誘導警備は第三者の安全確保に直結する業務であるため、業務内容、配置人数、指揮命令系統、事故対応、損害賠償などを明確に定めておくことが重要です。特に建設工事や道路工事では長期間にわたって警備業務が継続するケースも多いため、契約書によって双方の権利義務を整理しておくことで、将来的なトラブルを未然に防ぐことができます。

本ページに掲載する交通誘導警備契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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