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施設掲載契約書(老人ホーム)

施設掲載契約書(老人ホーム)は、老人ホーム紹介会社と介護施設等が、施設情報の掲載条件や紹介業務、掲載料・紹介手数料、情報更新、個人情報の取扱いなどを定める契約書です。掲載条件を明確にし、施設紹介業務におけるトラブルを未然に防ぐために活用できます。

契約書名
施設掲載契約書(老人ホーム)
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
老人ホーム紹介サービスにおける施設掲載条件や紹介業務のルールを総合的に定められます。
利用シーン
老人ホーム紹介会社が介護施設と施設掲載契約を締結する場合/高齢者向け住まい情報サイトへ施設情報を掲載する場合
メリット
施設情報の掲載条件や紹介業務の責任範囲を明確にし、掲載・紹介に関するトラブルを防止できます。
ダウンロード数
5件
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施設掲載契約書(老人ホーム)とは?

施設掲載契約書(老人ホーム)とは、老人ホーム紹介会社と介護施設・高齢者向け住まいの運営事業者との間で締結される契約書です。紹介会社が運営するWebサイトやパンフレット、相談窓口などへ施設情報を掲載する際の条件や、紹介業務の範囲、紹介手数料、施設情報の更新、個人情報の取扱いなどを明確にすることを目的としています。近年では、老人ホーム探しをインターネットや紹介会社を通じて行う利用者が増えており、多くの施設が紹介会社への掲載を活用しています。一方で、掲載内容と実際のサービス内容が異なる、料金改定が反映されていない、成約報告が行われないなどのトラブルも発生しています。施設掲載契約書を締結しておくことで、紹介会社と施設双方の権利義務を明確にし、利用者に正確な情報を提供できる体制を整えることができます。

施設掲載契約書が必要となるケース

施設掲載契約書は、次のような場面で活用されます。

  • 老人ホーム紹介会社が介護施設を紹介サイトへ掲載する場合
  • 老人ホーム検索サイトへ施設情報を掲載する場合
  • 高齢者向け住まい紹介サービスへ加盟する場合
  • 資料請求や見学予約を紹介会社経由で受け付ける場合
  • 紹介会社経由で入居希望者を紹介してもらう場合
  • 掲載料又は紹介手数料を定める場合
  • 施設写真やパンフレットなどを紹介会社へ提供する場合
  • 施設情報の更新ルールを明確にしたい場合

老人ホーム紹介サービスでは、多数の施設情報を継続的に管理するため、契約によって運用ルールを定めておくことが重要です。

施設掲載契約書に盛り込むべき主な条項

一般的な施設掲載契約書では、次のような条項を定めます。

  • 契約の目的
  • 施設情報の定義
  • 掲載業務の内容
  • 施設情報の提供及び更新
  • 掲載内容の確認
  • 掲載料及び紹介手数料
  • 見学・入居相談への対応
  • 成約報告
  • 知的財産権
  • 個人情報の取扱い
  • 秘密保持義務
  • 保証事項
  • 禁止事項
  • 掲載停止
  • 契約期間
  • 契約解除
  • 反社会的勢力の排除
  • 損害賠償
  • 不可抗力
  • 協議事項
  • 準拠法及び合意管轄

これらを整理しておくことで、紹介会社・施設・利用者の三者にとって安心できる運営体制を構築できます。

条項ごとの解説と実務ポイント

1.掲載業務条項

掲載業務条項では、紹介会社がどの媒体へ施設情報を掲載するのかを明確にします。

掲載対象はホームページだけではなく、

  • 施設検索サイト
  • スマートフォンアプリ
  • 資料請求ページ
  • パンフレット
  • 相談窓口資料
  • SNS

など複数になる場合があります。

また、掲載順位や掲載場所について紹介会社が裁量を持つことを規定しておくことで、「なぜ自社が上位表示されないのか」といったトラブルを防ぐことができます。

2.施設情報提供条項

施設情報は利用者の意思決定に大きく影響するため、正確性が非常に重要です。

特に更新漏れが起きやすい情報として、

  • 入居一時金
  • 月額利用料
  • 空室状況
  • 医療対応
  • 介護体制
  • 入居条件
  • 設備内容

などがあります。契約では、変更が生じた場合には速やかに通知する義務を施設側へ課しておくことが望まれます。

3.掲載内容確認条項

掲載後に誤記載が判明するケースも少なくありません。

そのため、

  • 掲載前確認
  • 掲載後修正
  • 修正依頼への対応期限
  • 回答がない場合の取扱い

などを定めておくことで運営が円滑になります。

4.掲載料・紹介手数料条項

紹介会社によって料金体系は異なります。

代表的なものとして、

  • 月額掲載料
  • 成果報酬型
  • 掲載料+成果報酬
  • 無料掲載

があります。紹介手数料の発生条件や支払期限、成約の定義なども明確にしておくことで、請求に関するトラブルを防ぐことができます。

5.成約報告条項

紹介会社が成果報酬を請求するためには、施設から正確な成約報告を受ける必要があります。

契約では、

  • 報告期限
  • 報告方法
  • 報告事項
  • 虚偽報告時の責任

などを定めることが一般的です。

6.知的財産権条項

施設写真やロゴ、パンフレットには著作権が存在します。

そのため、

  • 施設写真
  • ロゴ
  • パンフレット
  • 動画
  • 施設紹介文

などについて、

  • 施設が権利を保有するもの
  • 紹介会社が作成した紹介記事

を区別して規定しておくことが重要です。

7.個人情報保護条項

老人ホーム紹介では、

  • 氏名
  • 住所
  • 電話番号
  • 病歴
  • 介護認定情報
  • 家族構成

など非常に重要な個人情報を取り扱います。

個人情報保護法に従い、

  • 利用目的
  • 第三者提供
  • 安全管理
  • 漏えい時の対応

を契約で整理しておくことが望まれます。

8.掲載停止条項

紹介会社は利用者保護の観点から掲載停止を行う場合があります。

例えば、

  • 法令違反
  • 行政処分
  • 重大事故
  • 虚偽表示
  • 施設情報の未更新

などの場合には、紹介会社が速やかに掲載停止できる旨を定めておくことが重要です。

9.契約解除条項

契約解除事由としては、

  • 重大な契約違反
  • 紹介料の未払い
  • 虚偽情報の提供
  • 倒産手続開始
  • 反社会的勢力との関係

などを規定することが一般的です。

施設掲載契約書を作成するメリット

施設掲載契約書を締結することには、さまざまなメリットがあります。

  • 掲載条件を明確にできる
  • 紹介業務の範囲を整理できる
  • 施設情報の更新責任を明確にできる
  • 紹介手数料に関するトラブルを防止できる
  • 成約報告のルールを統一できる
  • 利用者へ正確な情報を提供できる
  • 個人情報の適切な管理につながる
  • 施設写真や記事の権利関係を整理できる
  • 契約解除条件を明確にできる

紹介会社・施設双方が安心して長期的な提携を続けるためにも重要な契約書です。

施設掲載契約書を作成する際の注意点

  • 掲載内容と実際の施設情報が一致しているか定期的に確認する
  • 料金改定や空室状況の変更を迅速に反映する体制を整える
  • 紹介料や掲載料の計算方法を具体的に記載する
  • 個人情報保護法や景品表示法など関係法令を遵守する
  • 施設写真やロゴなどの利用許諾範囲を明確にする
  • 成約報告や請求方法を契約書へ具体的に定める
  • 行政処分や重大事故発生時の掲載停止ルールを定める
  • 契約更新・解除手続きを分かりやすく規定する

関連する契約書との違い

書類名 主な目的 主な違い
施設掲載契約書 紹介サイト等への施設掲載条件を定める 紹介会社と施設との掲載・紹介業務を対象とする
介護施設紹介契約書 紹介業務全体を定める 紹介業務全般を対象とし、掲載以外の業務も含む
入居支援サービス契約書 入居希望者への支援内容を定める 紹介会社と利用者との契約である
老人ホーム紹介サービス利用規約 利用者のサービス利用条件を定める 利用者向けの利用規約であり施設向け契約ではない
施設紹介に関する同意書 個人情報提供等への同意を取得する 契約ではなく利用者の同意取得を目的とする
成約報告確認書 入居成約の事実を確認する 成約後の確認書類であり掲載契約ではない

まとめ

施設掲載契約書は、老人ホーム紹介会社と介護施設が継続的に連携するための基本契約です。掲載業務の範囲、施設情報の管理、紹介手数料、成約報告、個人情報保護、知的財産権などを明確にすることで、双方の権利義務を整理し、利用者へ正確で信頼性の高い情報を提供できます。老人ホーム紹介サービスの利用拡大に伴い、施設掲載契約書は単なる掲載許可書ではなく、紹介事業全体の運営基盤となる重要な契約書です。実際の運用に合わせて契約内容を定期的に見直し、法令改正やサービス内容の変更にも対応できる内容として整備しておくことが重要です。

本ページに掲載する施設掲載契約書(老人ホーム)のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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