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金庫・貴重品警備契約書

金庫・貴重品警備契約書は、現金・有価証券・貴金属・重要書類などの貴重品を保護するため、警備会社へ警備業務を委託する際に利用する契約書です。警備範囲、異常時対応、損害賠償、秘密保持などを明確化し、警備業務に関するトラブル防止を図ります。

契約書名
金庫・貴重品警備契約書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
金庫や高額資産の警備業務に特化した契約内容を定めている。
利用シーン
金融機関が金庫室の警備を警備会社へ委託する/宝飾店が貴金属保管エリアの警備を依頼する
メリット
警備範囲や責任分担を明確化し盗難等のリスク管理を強化できる。
ダウンロード数
5件
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金庫・貴重品警備契約書とは?

金庫・貴重品警備契約書とは、企業や店舗、金融機関などが保有する現金、有価証券、貴金属、重要書類などの貴重品を保護するために、警備会社へ警備業務を委託する際に締結する契約書です。一般的な施設警備契約書と異なり、金庫や高額資産を対象とするため、警備範囲、警備体制、異常時の対応方法、損害賠償責任などを詳細に定める必要があります。特に近年は、侵入窃盗や内部不正、強盗事件、情報漏えいなどのリスクが高まっており、金庫・貴重品の管理体制強化が重要視されています。そのため、警備会社との責任範囲を明確にする金庫・貴重品警備契約書の重要性が高まっています。

金庫・貴重品警備契約書が必要となるケース

金庫や貴重品を保有する事業者では、次のような場面で契約書が必要になります。

  • 銀行や信用金庫が金庫室の警備を委託する場合
  • 百貨店や商業施設が売上金保管場所を警備する場合
  • 宝飾店が貴金属保管室の警備を依頼する場合
  • 美術館や博物館が高価な展示物を保護する場合
  • 企業が重要書類や機密情報を保管する部屋を警備する場合
  • 現金取扱量の多い店舗が夜間警備を導入する場合

これらのケースでは、警備対象が高額資産であるため、通常の警備契約以上に責任分担を明確化することが重要です。

金庫・貴重品警備契約書を作成する目的

警備範囲を明確にするため

警備会社がどこまで警備するのかを明確にしなければ、事故発生時に責任の所在が不明確になります。

例えば、

  • 金庫室のみを警備するのか
  • 保管エリア全体を警備するのか
  • 巡回警備なのか常駐警備なのか
  • 機械警備を含むのか

などを契約書で具体的に定める必要があります。

盗難・侵入事故のリスクを軽減するため

警備業務の内容や対応手順を文書化することで、警備品質の向上と事故予防につながります。

損害賠償トラブルを防止するため

万一盗難や破壊行為が発生した場合、損害賠償責任の範囲が争点となります。事前に責任範囲を定めることで、紛争の発生を防止できます。

金庫・貴重品警備契約書に記載すべき主な条項

  • 契約目的
  • 警備対象
  • 警備場所
  • 警備業務内容
  • 警備方法
  • 鍵・暗証番号等の管理
  • 異常発生時の対応
  • 警備報告
  • 再委託の制限
  • 秘密保持
  • 損害賠償
  • 保険加入
  • 警備料金
  • 契約期間
  • 契約解除
  • 反社会的勢力排除
  • 準拠法・管轄裁判所

条項ごとの解説と実務ポイント

契約目的条項

契約目的条項では、何を保護するための契約なのかを明確にします。

単なる施設警備ではなく、

  • 金庫の保全
  • 現金の保護
  • 有価証券の保護
  • 貴金属の保護
  • 重要書類の保護

など対象を具体的に記載することが重要です。

警備対象条項

警備対象を明確に特定します。

実務では、

  • 本店金庫室
  • 売上金保管庫
  • 宝飾品保管室
  • 重要文書保管庫

などを別紙で管理するケースも多くあります。対象物が不明確な場合、盗難発生時に補償範囲を巡るトラブルが発生しやすくなります。

警備業務内容条項

警備会社が実施する具体的業務を定めます。

例えば、

  • 巡回警備
  • 常駐警備
  • 監視カメラ監視
  • 機械警備システム運用
  • 入退室管理
  • 異常時対応

などです。警備業務を具体化することで期待するサービス水準を明確にできます。

鍵・暗証番号管理条項

金庫警備では特に重要な条項です。

警備員が鍵やカードキーを預かるケースでは、

  • 保管方法
  • 利用権限
  • 複製禁止
  • 返還義務

を定めておく必要があります。また、暗証番号の共有については必要最小限に限定することが望ましいです。

異常発生時対応条項

警報発報や侵入が発生した際の対応を規定します。

一般的には、

  • 現場確認
  • 警察通報
  • 消防通報
  • 甲への連絡
  • 被害状況報告

などを定めます。初動対応の迅速性は被害拡大防止に直結します。

損害賠償条項

金庫・貴重品警備契約において最も重要な条項の一つです。警備会社は盗難被害の全額を保証する契約ではないことが一般的です。

そのため、

  • 故意または重大な過失の場合のみ責任を負う
  • 賠償額に上限を設ける
  • 間接損害は除外する
  • 不可抗力は免責とする

などの規定を設けることが多くなっています。

保険条項

警備会社が損害賠償責任保険へ加入しているかを確認することは非常に重要です。保険加入の有無によって、事故発生時の補償能力に大きな差が生じます。契約書には加入保険の内容を明記することが望ましいでしょう。

金庫・貴重品警備契約書を締結する際の注意点

警備対象物の価値を把握する

現金や貴金属の価値が高額な場合、通常の警備契約では補償が不足する可能性があります。事前に対象物の評価額を把握しておくことが重要です。

補償上限額を確認する

多くの警備契約では損害賠償額に上限が設けられています。万一の事故に備え、補償上限額を十分確認しましょう。

防犯設備との役割分担を整理する

監視カメラ、入退室管理システム、警報装置などの設備管理責任を明確にしておく必要があります。

鍵の管理体制を確認する

鍵やカードキーの紛失は重大な事故につながります。誰が保管し、誰が使用できるのかを契約で明確化することが重要です。

再委託の有無を確認する

警備業務が別会社へ再委託される場合、警備品質や責任体制に影響する可能性があります。再委託条件を確認しておきましょう。

金庫・貴重品警備契約書と他の警備契約との違い

項目 金庫・貴重品警備契約 一般施設警備契約
主な対象 現金・貴金属・重要書類 建物全体
警備レベル 高水準 標準的
損害リスク 高額 比較的低額
鍵管理 重要 限定的
補償協議 必須 比較的簡易

まとめ

金庫・貴重品警備契約書は、現金、有価証券、貴金属、重要書類などの高価値資産を安全に管理するために欠かせない契約書です。特に、警備対象の明確化、警備業務の範囲、異常発生時の対応、損害賠償責任、保険加入状況などを詳細に定めることで、盗難や侵入事故に関するリスクを大幅に軽減できます。金庫や貴重品を扱う企業・店舗・金融機関においては、実際の運用体制に合わせた契約内容を整備し、継続的に見直しを行うことが重要です。

本ページに掲載する金庫・貴重品警備契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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