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ポップアップストア出店契約書

ポップアップストア出店契約書は、商業施設やイベント会場などで期間限定店舗を出店する際に利用する契約書です。出店場所、出店料、売上管理、設備利用、知的財産権、損害賠償などを定め、出店者と施設運営者双方の権利義務を明確にします。

契約書名
ポップアップストア出店契約書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
期間限定店舗の出店条件と施設利用ルールを包括的に定めている。
利用シーン
商業施設がブランドへ期間限定出店スペースを提供する/イベント会場でメーカーやクリエイターがポップアップ販売を行う
メリット
出店条件や責任範囲を事前に明確化し、運営トラブルを予防できる。
ダウンロード数
4件
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ポップアップストア出店契約書とは?

ポップアップストア出店契約書とは、商業施設、百貨店、ショッピングモール、イベント会場、駅ナカ施設などで期間限定店舗を出店する際に締結する契約書です。ポップアップストアは短期間で集客やブランド認知を高められる一方で、施設利用条件や売上精算方法、設備の利用ルール、商品販売に関する責任範囲など、多くの事項を事前に整理しておかなければトラブルの原因になります。特に近年では、D2Cブランド、アパレルブランド、ハンドメイド作家、化粧品メーカー、食品事業者などがポップアップストアを積極的に活用しており、施設運営者と出店者の間で明確な契約を締結する重要性が高まっています。

ポップアップストア出店契約書を作成することで、

  • 出店スペースの利用条件を明確にできる
  • 売上や出店料の精算方法を定められる
  • 事故やクレーム発生時の責任範囲を整理できる
  • 設備破損や原状回復に関するトラブルを防止できる
  • ブランドや商標の利用ルールを明確化できる

といったメリットがあります。

ポップアップストア出店契約書が必要となるケース

ポップアップストア出店契約書は、期間限定販売を行うあらゆる場面で活用できます。

商業施設への期間限定出店

ショッピングモールや百貨店内の催事スペースを借りて商品販売を行うケースです。出店期間や売上歩合、営業時間などを事前に契約で定めておく必要があります。

ブランドの新商品プロモーション

新商品の発売やブランド認知向上を目的として、短期間の販売イベントを実施するケースです。販促活動の範囲や広告利用について定めることが重要です。

ハンドメイド作家やクリエイターの出店

個人クリエイターが施設内で作品販売を行うケースです。作品の知的財産権や販売責任を整理しておく必要があります。

食品販売イベント

スイーツ、弁当、加工食品などを販売する場合です。衛生管理や許認可取得について契約で明確にしておくことが重要です。

企業イベントや展示会への出店

展示販売やサンプリングを行うケースです。施設利用条件や来場者対応に関する責任を明確化できます。

ポップアップストア出店契約書に盛り込むべき主な条項

ポップアップストア出店契約書には、一般的に次の条項を定めます。

  • 契約の目的
  • 出店内容
  • 出店期間
  • 出店料
  • 売上管理および精算方法
  • 出店スペース利用条件
  • 商品販売ルール
  • 許認可取得義務
  • 設備および備品管理
  • 知的財産権
  • 広報活動
  • 安全管理
  • 秘密保持
  • 個人情報保護
  • 契約解除
  • 損害賠償
  • 不可抗力
  • 準拠法および管轄裁判所

これらを明文化することで、出店者と施設運営者双方のリスクを軽減できます。

条項ごとの解説と実務ポイント

1.出店内容条項

出店場所、出店期間、営業時間、販売商品などを定める条項です。特にポップアップストアでは場所によって売上が大きく変わるため、施設内の具体的な区画や利用可能範囲まで明確に記載しておくことが重要です。また、販売予定商品についても契約書で明示しておくことで、想定外の商品販売を防止できます。

2.出店料条項

出店料の金額や支払方法を定めます。

実務上は次の方式が多く採用されています。

  • 固定賃料方式
  • 売上歩合方式
  • 固定賃料と歩合を組み合わせた方式

売上歩合を採用する場合は、売上の定義や報告方法まで具体的に定めることが重要です。

3.売上管理条項

売上報告や精算手続を定める条項です。施設側が売上歩合を受け取る場合、出店者から提出される売上データの正確性が重要になります。

そのため、

  • レジデータ提出義務
  • 売上報告期限
  • 帳簿閲覧権
  • 監査権限

などを定める場合もあります。

4.商品販売条項

販売可能な商品や禁止商品を定める条項です。施設イメージを維持するため、多くの施設では以下の商品を制限しています。

  • 法令違反商品
  • 模倣品
  • 海賊版商品
  • 危険物
  • 公序良俗に反する商品

販売商品の責任は原則として出店者が負うため、返品やクレーム対応についても整理しておくことが望まれます。

5.設備利用条項

施設が貸与する什器や設備の利用方法を定めます。

例えば、

  • 展示棚
  • 照明設備
  • 電源設備
  • POSレジ
  • ディスプレイ備品

などが対象になります。設備破損時の負担者を明確にしておくことでトラブルを防げます。

6.知的財産権条項

ブランドロゴ、商品デザイン、画像、販促物などの権利関係を整理する条項です。施設側はイベント告知のために出店者の商品画像やブランドロゴを利用することが多いため、使用目的や利用範囲を契約で定めておく必要があります。また、出店者は第三者の著作権や商標権を侵害しないことを保証するケースもあります。

7.安全管理条項

来場者の安全確保に関する責任を定めます。ポップアップストアでは次のような事故が発生することがあります。

  • 展示物の転倒
  • 電源コードによる転倒事故
  • 商品による怪我
  • 試食や試飲による健康被害

そのため、出店者が適切な安全管理を行う義務を規定しておくことが重要です。

8.秘密保持条項

出店準備や運営を通じて知り得た営業情報や取引情報の漏えいを防止する条項です。特に売上データや販促計画は重要な営業秘密となるため、契約終了後も一定期間秘密保持義務を継続させることが一般的です。

9.契約解除条項

契約違反があった場合の解除条件を定めます。

例えば、

  • 出店料未払い
  • 無許可営業
  • 法令違反
  • 施設ルール違反
  • 反社会的勢力との関係

などが解除事由となります。施設側にとっては施設ブランドを守る重要な条項です。

ポップアップストア出店契約書を作成する際の注意点

出店スペースを明確にする

契約書上で場所を曖昧にすると、設営範囲や利用可能スペースを巡るトラブルが発生することがあります。図面や区画番号を利用して具体的に記載することが望ましいでしょう。

売上計算方法を具体化する

売上歩合方式では、売上の定義を明確にしておく必要があります。返品やキャンセルが発生した場合の扱いについても事前に定めておきましょう。

原状回復義務を明記する

出店終了後の撤去費用や修繕費用について定めておかないと、後日トラブルになる可能性があります。原状回復の範囲を具体的に定めることが重要です。

保険加入を検討する

来場者事故や商品事故に備え、施設賠償責任保険やPL保険への加入を求めるケースもあります。契約書に加入義務を定めることでリスク軽減につながります。

許認可の確認を行う

食品販売や医薬品販売などでは法令上の許認可が必要となる場合があります。出店者側が適法に営業できる状態かを事前に確認することが大切です。

ポップアップストア出店契約書の作成メリット

ポップアップストア出店契約書を整備することで、施設運営者と出店者双方が安心してイベントを実施できます。特に、出店料、売上管理、設備利用、事故対応、知的財産権などの重要事項を事前に明文化することで、運営中のトラブルを大幅に減らすことが可能です。また、契約書が存在することで、双方の責任範囲が明確になり、万が一問題が発生した場合でも迅速な解決につながります。

まとめ

ポップアップストア出店契約書は、期間限定店舗の運営におけるルールを明確化する重要な契約書です。ポップアップストアは比較的短期間のイベントであるため契約を軽視されがちですが、実際には売上管理、設備利用、事故対応、知的財産権など多くの法的リスクが存在します。そのため、施設運営者と出店者の双方が納得できる内容の契約書を事前に締結し、出店条件や責任範囲を明確にしておくことが、安全かつ円滑なイベント運営の実現につながります。

本ページに掲載するポップアップストア出店契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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