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追加開発・改修に関する合意書

追加開発・改修に関する合意書は、Webサイト制作、システム開発、アプリ開発などの契約締結後に発生する機能追加や仕様変更について、業務範囲、費用、納期、検収条件を明確化するための書面です。追加作業に伴う認識違いや費用トラブルを防止し、円滑なプロジェクト運営を実現します。

契約書名
追加開発・改修に関する合意書
バージョン / ファイル
1.00 / Word
作成日 / 更新日
特徴
追加開発や仕様変更に伴う費用・納期・業務範囲を明確に定められる。
利用シーン
Webサイト公開後の機能追加を依頼する/システム開発中に仕様変更が発生する
メリット
追加作業に関する認識相違や費用トラブルを未然に防止できる。
ダウンロード数
7件
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追加開発・改修に関する合意書とは?

追加開発・改修に関する合意書とは、Webサイト制作、システム開発、アプリ開発、保守運用などの契約締結後に発生する機能追加や仕様変更について、その内容や費用、納期などを明確にするための文書です。開発案件では、当初の要件定義や仕様書だけでプロジェクトが完結することは少なく、開発途中や納品後に新機能の追加やデザイン変更、システム改修などの依頼が発生することが珍しくありません。

しかし、追加開発に関する取り決めが曖昧なまま進行すると、

  • 追加費用を巡るトラブル
  • 納期遅延に関する責任問題
  • 業務範囲の認識違い
  • 成果物の権利帰属に関する争い
  • 無償対応か有償対応かの対立

といった問題が発生しやすくなります。そのため、追加開発や改修が発生するたびに、変更内容を文書化して双方で合意しておくことが重要です。

追加開発・改修に関する合意書が必要となるケース

追加開発合意書は、主に次のような場面で利用されます。

Webサイト制作中に仕様変更が発生した場合

当初予定していなかったお問い合わせフォームの追加や会員機能の実装などが発生した場合に利用します。

  • 予約システムの追加
  • 会員登録機能の追加
  • 決済機能の追加
  • デザイン変更

システム開発中に機能追加を依頼する場合

業務システムや基幹システムでは、開発途中で要件が変わることがあります。

  • 管理画面の追加
  • 帳票出力機能の追加
  • 外部API連携の実装
  • 権限管理機能の追加

納品後に改修を依頼する場合

納品後の運用段階で改善要望が出るケースも多くあります。

  • 表示速度改善
  • デザイン修正
  • SEO対応
  • UI改善
  • スマートフォン対応強化

保守契約の範囲を超える対応が発生した場合

保守契約では軽微な修正のみを対象としていることが多いため、大規模改修が発生した場合には別途合意書を締結します。

なぜ追加開発でトラブルが起きやすいのか

追加開発は開発案件の中でも特にトラブルが発生しやすい領域です。その理由は、当初契約に存在しなかった業務が対象となるためです。

例えば、

  • クライアントは簡単な修正だと思っている
  • 開発会社は大規模改修だと認識している

というケースがあります。

実際には数行の変更では済まず、

  • 設計変更
  • データベース改修
  • テスト工程追加
  • サーバー設定変更

が必要になる場合もあります。この認識差が費用や納期の争いにつながります。追加開発合意書は、この認識差をなくすための重要な文書です。

追加開発・改修に関する合意書に記載すべき主な条項

一般的には次の内容を盛り込みます。

  • 追加開発の対象範囲
  • 追加開発の内容
  • 成果物の内容
  • 納期
  • 報酬額
  • 支払条件
  • 検収条件
  • 仕様変更手続
  • 著作権の帰属
  • 損害賠償
  • 契約解除
  • 原契約との優先関係

条項ごとの解説と実務ポイント

1.追加開発内容の明確化

最も重要な条項です。単に、「機能追加を行う」だけでは不十分です。

具体的に、

  • 何を作るのか
  • どこまで対応するのか
  • 何が対象外なのか

を明記する必要があります。

例えば、

  • 会員登録機能追加
  • パスワード再発行機能含む
  • SNSログイン機能は対象外

などの形で詳細に記載するとトラブルを防げます。

2.追加費用条項

追加開発では費用トラブルが非常に多く発生します。

そのため、

  • 固定報酬
  • 時間単価制
  • 工数精算制

のどれを採用するかを明確にしておくことが重要です。

また、

  • 追加要件発生時
  • 仕様変更発生時
  • 再修正発生時

に追加費用が発生することも明記しておくべきです。

3.納期変更条項

仕様変更が発生すると納期も変わることがあります。

例えば、

  • 開発途中の仕様変更
  • 素材提出遅延
  • 確認作業の遅延

などが発生した場合、納期を延長できる旨を定めておく必要があります。この条項がないと、追加作業を受けたにもかかわらず当初納期を守る責任を負う可能性があります。

4.検収条項

納品後の検収ルールも重要です。

一般的には、

  • 納品後7日以内
  • 納品後10日以内
  • 納品後14日以内

などの期間を定めます。期間内に異議がなければ検収完了とみなす規定を設けることで、いつまでも修正依頼が続く事態を防げます。

5.追加修正と仕様変更の区別

実務上非常に重要なポイントです。

例えば、

  • 誤字修正
  • 表示崩れ修正
  • 契約内容と異なる部分の修正

は通常の修正対応です。

一方で、

  • 新機能追加
  • 画面構成変更
  • 新ページ制作
  • デザイン全面変更

は追加開発に該当します。この区別を契約書で明確にしておくことが重要です。

6.著作権条項

追加開発で制作された成果物の権利帰属も定めておく必要があります。主なパターンは次のとおりです。

方式 内容
著作権譲渡型 成果物の権利を発注者へ移転する
利用許諾型 受託者が権利を保有し利用のみ認める
共同保有型 双方で権利を保有する

特にシステム開発では、既存ライブラリやフレームワークの権利は開発会社に残るケースが多くあります。

7.原契約との関係条項

追加開発合意書は単独で存在するのではなく、原契約とセットで運用されます。

そのため、

  • 本合意書に定めのない事項は原契約による
  • 本合意書と原契約が矛盾する場合は本合意書を優先する

という規定を設けることが一般的です。

追加開発・改修に関する合意書を作成するメリット

業務範囲が明確になる

どこまでが契約対象かが明確になり、認識相違を防げます。

費用トラブルを防げる

追加費用の根拠が明確になるため、請求時のトラブルを防止できます。

納期トラブルを回避できる

仕様変更に伴う納期変更を正当化できます。

修正回数の増加を防げる

無制限な修正依頼を抑制できます。

権利関係を整理できる

成果物の著作権や利用権を明確化できます。

追加開発・改修に関する合意書を作成する際の注意点

  • 追加作業の内容を具体的に記載する
  • 口頭依頼だけで作業を開始しない
  • 追加費用の発生条件を明確にする
  • 納期変更ルールを定める
  • 検収期限を設定する
  • 修正対応と追加開発を区別する
  • 原契約との関係を整理する
  • 著作権の帰属を明確にする

特にメールやチャットだけで進めると、後から「聞いていない」「含まれていると思った」という問題が発生しやすいため注意が必要です。

まとめ

追加開発・改修に関する合意書は、Web制作やシステム開発において発生する仕様変更や機能追加を適切に管理するための重要な文書です。開発プロジェクトでは当初想定していなかった要件が発生することが珍しくありません。その際に追加開発合意書を締結しておけば、業務範囲、費用、納期、検収条件、権利関係を明確に整理でき、双方が安心してプロジェクトを進めることができます。特にWeb制作会社、システム開発会社、フリーランスエンジニア、受発注担当者にとっては、追加作業に関するトラブルを未然に防ぐための必須書類といえるでしょう。

本ページに掲載する追加開発・改修に関する合意書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

 
 
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