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レストラン貸切利用契約書

レストラン貸切利用契約書は、ホテル・旅館内のレストランを宴会、会食、パーティー、企業行事などで貸切利用する際に、利用日時、料金、料理・飲料、人数変更、設備利用、キャンセル条件などを定める契約書です。

契約書名
レストラン貸切利用契約書
バージョン / ファイル
1.00/ Word
作成日 / 更新日
特徴
ホテル・旅館内レストランの貸切利用に必要な料金、最低保証、飲食提供、設備利用、キャンセルなどの条件をまとめて定められる。
利用シーン
企業がホテルレストランを貸切って懇親会や記念パーティーを開催する/団体が旅館内のレストランを貸切って宴会や会食を実施する
メリット
貸切利用に伴う料金や人数変更、キャンセル、設備利用などの条件を事前に明確化し、利用者と施設側のトラブルを予防できる。
ダウンロード数
8件
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「レストラン貸切利用契約書」の本ひな形の利用にあたっては、必ず「契約書ひな形ダウンロード利用規約」をご確認ください。無料ダウンロードされた時点で、規約に同意いただいたものとさせていただきます。

レストラン貸切利用契約書とは?

レストラン貸切利用契約書とは、ホテル・旅館が運営するレストランを、企業、団体、個人などが宴会、会食、パーティー、懇親会、記念行事、企業イベントなどのために貸切利用する際、その利用条件を定める契約書です。通常のレストラン利用とは異なり、貸切利用では、一定時間にわたり店舗や特定エリアを専有するため、料理・飲料の提供だけでなく、利用時間、予定人数、最低保証料金、設備利用、外部事業者の搬入、キャンセルなど、さまざまな条件を事前に決めておく必要があります。特にホテル・旅館のレストランでは、宿泊客や他施設の利用者が同じ建物内にいることも多く、音響設備の使用、イベントの開催時間、参加者の入退場、搬入・搬出などについて、施設全体の運営との調整が必要になる場合があります。そのため、レストラン貸切利用契約書では、主に次のような事項を明確にします。

  • 貸切するレストランやスペース
  • 利用日及び利用時間
  • 利用目的及び予定人数
  • 料理・飲料の内容
  • 貸切利用料金及び最低保証料金
  • 申込金や支払方法
  • 利用人数の確定・変更方法
  • 設備・備品の利用条件
  • 飲食物の持込み条件
  • 外部事業者の利用条件
  • 利用時間を延長する場合の取扱い
  • キャンセル料
  • 施設・設備を破損した場合の責任
  • 禁止事項及び利用拒否事由

口頭やメールだけで貸切条件を決めてしまうと、利用人数が減少した場合の料金やキャンセル時の負担、利用時間の延長料金などについて認識の違いが生じる可能性があります。こうしたトラブルを防ぐためにも、レストランの貸切利用では、申込内容だけでなく双方の権利義務まで契約書として整理しておくことが重要です。今回のひな形では、こうしたホテル・旅館における貸切レストラン利用の実務を想定して、利用料金から損害賠償までを一つの契約書にまとめています。

レストラン貸切利用契約書が必要となるケース

レストラン貸切利用契約書は、単にレストランを予約するだけの場合ではなく、店舗又は一定のスペースを特定の利用者が専有し、通常営業とは異なる条件で利用する場合に特に重要になります。代表的な利用ケースは次のとおりです。

  • 企業がホテルレストランを貸切って懇親会を開催する場合
  • 会社の周年記念パーティーや表彰式を開催する場合
  • 取引先を招いた会食やレセプションを実施する場合
  • 旅館のレストランを団体旅行客が貸切利用する場合
  • 同窓会、謝恩会、交流会などを開催する場合
  • 誕生日、記念日その他のプライベートパーティーを開催する場合
  • レストラン内でセミナーやトークイベントを開催する場合
  • 撮影、演奏、余興などを伴うイベントを開催する場合

このような利用では、単純な席予約とは異なり、施設側が通常営業を停止したり、貸切利用のためにスタッフや食材を確保したりすることがあります。そのため、直前の人数減少やキャンセルが発生すると、施設側に大きな損失が生じる可能性があります。反対に利用者側としても、どこまで施設を利用できるのか、何が料金に含まれているのか、どのような場合に追加料金が発生するのかを事前に把握しておく必要があります。こうした双方の認識を合わせる役割を果たすのが、レストラン貸切利用契約書です。

レストラン貸切利用契約書に盛り込むべき主な条項

ホテル・旅館向けのレストラン貸切利用契約書では、少なくとも次の事項を検討しておくことが重要です。

  • 契約の目的
  • 貸切対象となる施設
  • 利用日時及び利用目的
  • 予定人数及び最終人数の確定方法
  • 料理及び飲料の内容
  • 貸切利用料金
  • 最低保証料金
  • 申込金・予約金
  • 支払期限及び支払方法
  • 設備・備品の利用条件
  • 外部事業者の利用条件
  • 禁止事項
  • 利用時間延長時の取扱い
  • 原状回復義務
  • キャンセル料
  • 不可抗力への対応
  • 反社会的勢力の排除
  • 損害賠償
  • 個人情報の取扱い
  • 準拠法及び合意管轄

すべての施設で同じ内容にするのではなく、レストランの規模、営業形態、料理提供方式、貸切可能時間、ホテル・旅館の館内ルールなどに合わせて調整することがポイントです。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 貸切利用の内容

最初に明確にしておきたいのが、どの施設を、いつ、何のために利用するのかという基本条件です。契約書には、施設名、所在地、利用目的、利用日、利用時間、予定人数、着席・立食などの利用形式、料理・飲料内容などを記載します。特に重要なのが利用時間です。貸切イベントでは、参加者が滞在する時間だけでなく、装花、音響設備、撮影機材などの搬入や設営、イベント終了後の撤去・搬出に時間が必要になることがあります。

そのため、

  • 搬入開始時刻
  • 設営時間
  • 受付開始時刻
  • イベント開始・終了時刻
  • 撤去・搬出終了時刻

などを必要に応じて個別に決めておくと、時間超過をめぐるトラブルを防ぎやすくなります。

2. 利用料金と最低保証料金

レストラン貸切契約では、最低保証料金を設定することがあります。最低保証料金とは、実際の参加人数や飲食料金が一定金額に達しなかった場合でも、利用者が最低限支払うことになる金額です。例えば、一定規模のレストランを貸切るためには通常営業を停止する必要がある場合、参加人数が大幅に減少すると施設側が予定していた売上を確保できません。

そこで、

  • 貸切料金を固定額にする
  • 1人当たり料金×確定人数で計算する
  • 飲食代について最低保証料金を設定する

などの方法によって料金条件を定めます。契約時には、最低保証料金に何が含まれるのかについても明確にしておくことが大切です。

3. 申込金・予約金と支払条件

貸切利用では、予約確定時に申込金や予約金を設定する場合があります。

その場合は、

  • 申込金の金額
  • 支払期限
  • 最終利用料金への充当
  • キャンセルした場合の取扱い
  • 残金の支払期限
  • 銀行振込やクレジットカードなどの支払方法

を契約書で明確にします。特に、申込金がキャンセル料に充当されるのか、キャンセル時に返金される可能性があるのかについては、キャンセル規定との整合性を取る必要があります。

4. 利用人数の確定と変更

レストラン貸切では、予約時点の予定人数と実際の参加人数が異なることが珍しくありません。そのため、最終人数をいつ確定するのかを決めておくことが重要です。例えば、施設側が最終人数を基準に食材やスタッフを手配した後で人数が減少した場合、その人数減少をすべて料金に反映すると施設側に損失が発生する可能性があります。契約書では、最終人数確定後に人数が減少しても、既に手配済みの料理等については確定人数を基準に料金を請求できるよう整理しておく方法があります。一方、人数が増える場合についても、施設の収容人数や料理の準備状況によって対応できない場合があります。最大収容人数についても事前に確認しておきましょう。

5. 料理・飲料とアレルギー対応

ホテル・旅館のレストラン貸切では、料理・飲料に関する条件も重要です。コース料理、ビュッフェ、立食形式、飲み放題など、提供方法によって料金や準備内容が変わります。また、食物アレルギーや宗教上の食事制限などへの対応が必要になることもあります。

そのため、契約書や関連する確認書では、

  • 特別対応が必要な参加者の申告期限
  • 対応可能な範囲
  • 代替料理の取扱い
  • 完全な除去対応が難しい場合の説明

などを整理しておくことが考えられます。

特にアレルギー対応については、レストラン貸切利用契約書だけですべてを処理するのではなく、必要に応じて別途アレルギー対応確認書等を使用し、具体的な情報を確認する方法も有効です。

6. 飲食物の持込み

利用者がケーキ、酒類、記念品としての食品などを持ち込みたいケースもあります。しかし、ホテル・旅館側では食品衛生管理や館内ルールの関係から、外部飲食物の持込みを制限していることがあります。そのため、契約書では原則として持込みを禁止し、施設側が事前承諾した場合のみ認めるという形にする方法があります。持込みを認める場合は、別途持込料、保管方法、提供方法などについて確認しておくと安心です。

7. 設備・備品の利用

貸切イベントでは、マイク、スピーカー、プロジェクター、スクリーン、照明設備などを利用するケースがあります。

設備利用については、

  • 利用可能な設備
  • 設備使用料
  • 操作担当者
  • 利用可能時間
  • 破損時の責任

などを明確にします。また、施設の壁や柱に装飾物を取り付ける場合、テープ、釘、ねじなどによって内装が損傷する可能性があります。装飾方法についても施設側の事前承諾を必要とする仕組みにしておくことが重要です。

8. 外部事業者の利用

貸切イベントでは、司会者、カメラマン、演奏者、音響会社、装花会社、イベント運営会社などの外部事業者が入館することがあります。この場合、利用者本人だけではなく、外部事業者にも施設の利用ルールを守ってもらう必要があります。

特に確認したいのが、

  • 搬入口
  • 搬入・搬出時間
  • 駐車場所
  • 電源利用
  • 音量制限
  • 設営可能範囲
  • 撤去時間

などです。外部事業者が施設を破損した場合の責任についても、契約書で整理しておくとトラブル防止につながります。

9. 禁止事項

ホテル・旅館では、レストランだけでなく客室、ロビー、宴会場など複数の施設が同時に利用されています。そのため、貸切利用者の行為が他の宿泊客や施設利用者に影響を与える可能性があります。契約書では、法令違反、公序良俗に反する行為、危険物の持込み、無断営業活動、施設の損傷につながる行為、利用権の無断譲渡などを禁止事項として定めます。禁止事項に違反した場合に利用を中止できるよう、利用制限・契約解除条項と連動させることも重要です。

10. 利用時間の延長

イベントが予定より長引くことも想定しておく必要があります。しかし、レストランでは次の予約や翌日の営業準備、従業員の勤務時間などがあるため、利用者の希望だけで延長できるとは限りません。

そのため、

  • 延長には施設側の承諾が必要であること
  • 延長料金が発生すること
  • 施設運営上延長を認められない場合があること

を契約書に明記しておくとよいでしょう。

11. 原状回復と施設破損

貸切利用終了後は、利用者が持ち込んだ装飾物、機材、看板などを撤去し、施設を元の状態に戻す必要があります。また、参加者や外部事業者が家具、設備、内装などを破損した場合に誰が費用を負担するのかも重要です。契約書では、利用者側の責任によって発生した損傷・汚損について、修理、清掃、交換などに必要な合理的費用を負担する旨を定めておくことが考えられます。

12. キャンセル規定

レストラン貸切利用契約書の中でも、特に重要なのがキャンセル条項です。貸切予約が入ると、施設側は通常予約を制限したり、食材、スタッフ、外部設備などを手配したりすることがあります。そのため、利用日が近づくほどキャンセルによる影響が大きくなる可能性があります。

キャンセル規定では、

  • 何日前からキャンセル料が発生するか
  • 利用予定料金の何%を請求するか
  • 当日キャンセルの取扱い
  • 無連絡の場合の取扱い
  • 特別食材や外部手配品の実費

などを定めます。キャンセル料の割合は施設の営業形態や予約内容によって異なるため、自社の運用に合わせて具体的に設定する必要があります。

13. 不可抗力への対応

台風、地震、豪雨、交通機関の重大な障害などによって、予定していた貸切利用が実施できなくなる可能性があります。こうした当事者双方の責任によらない事情については、通常のキャンセルと区別して扱う必要があります。利用日の変更、契約解除、既払金、既に発生した外部手配費用などをどのように処理するのかについて、契約書に基本的な考え方を定めておくと対応しやすくなります。

14. 損害賠償と免責

利用者や参加者の故意・過失によって施設の設備や備品が破損した場合には、損害賠償が問題となります。そのため、契約書では、利用者側の責任による施設・設備・什器・備品等の損害について、その修理や交換などに必要な費用を負担する旨を定めます。一方、参加者の所持品についても整理が必要です。施設側の責任によらない紛失や盗難まで無制限に施設側が責任を負う内容にするのではなく、施設側の責任範囲を明確にしておくことが重要です。

レストラン貸切利用契約書を作成する際の注意点

通常のレストラン予約と貸切契約を区別する

通常の席予約とレストラン全体の貸切では、施設側が負担する準備コストや営業上の制約が大きく異なります。貸切利用については、通常予約とは別の契約条件を設けることが重要です。

料金の計算方法を具体的にする

貸切料金について、1人当たりの料理料金だけを記載すると、人数減少時の扱いが曖昧になることがあります。貸切基本料金、料理・飲料料金、最低保証料金、設備使用料、サービス料、延長料金などを可能な限り区分して提示すると、利用者にも分かりやすくなります。

キャンセル規定を申込時に確認してもらう

キャンセル規定は契約書に記載するだけでなく、申込時に利用者が確認できる状態にしておくことが重要です。特に高額なキャンセル料が発生する可能性がある場合には、いつから、どの程度のキャンセル料が発生するのかを分かりやすく提示しておきましょう。

関連書類との内容を統一する

ホテル・旅館では、レストラン貸切利用契約書以外にも、予約申込書、利用規約、アレルギー対応確認書、食事制限・特別食対応確認書などを使用することがあります。

複数の書類を使用する場合は、

  • 利用日時
  • 人数確定期限
  • キャンセル条件
  • 支払条件
  • アレルギー対応方針
  • 持込み条件

などについて内容が矛盾しないように管理することが重要です。

施設ごとの運用に合わせてカスタマイズする

ホテル内の高級レストラン、旅館の食事処、ビュッフェレストランなどでは、貸切営業の運用方法が異なります。また、演奏可能な施設と音量制限が厳しい施設、外部飲食物を持ち込める施設と持ち込めない施設など、館内ルールにも違いがあります。ひな形をそのまま使用するのではなく、自社施設の実際の運用に合わせて調整する必要があります。

電子契約を利用する場合の締結方法も定める

レストラン貸切契約は、紙の契約書だけでなく電子契約によって締結することも考えられます。電子契約を利用する場合には、契約内容を電磁的記録として保存し、施設側と利用者側の双方が契約内容を確認できる状態にしておくことが重要です。予約申込書、見積書、料理内容、参加人数などの関連資料についても、どの資料が最終的な合意内容なのか分かるよう整理しておくと、その後の確認がしやすくなります。

レストラン貸切利用契約書と利用規約・申込書の違い

ホテル・旅館では、レストラン貸切利用契約書のほかに、レストラン予約申込書や利用規約を用意することがあります。それぞれの役割は異なります。

  • レストラン貸切利用契約書:施設側と利用者側の権利義務や貸切条件を具体的に定める
  • レストラン予約申込書:利用日、人数、料理内容、連絡先など個別予約の情報を確認する
  • レストラン利用規約:多数の利用者に共通して適用する施設利用上のルールを定める

貸切利用では金額や利用条件が通常予約より複雑になるため、申込書だけで処理するのではなく、必要に応じて契約書と利用規約を組み合わせることで、より明確な契約管理ができます。

レストラン貸切利用契約書を整備するメリット

レストラン貸切利用契約書を整備する最大のメリットは、施設側と利用者側の認識を事前に一致させられることです。

特に、

  • 何時から何時まで利用できるのか
  • 最低いくらの料金が発生するのか
  • 人数変更はいつまで可能なのか
  • 飲食物を持ち込めるのか
  • 外部業者を利用できるのか
  • 設備を破損した場合は誰が負担するのか
  • キャンセル時にいくら支払うのか

といった事項を契約時に確認できます。貸切利用は通常の飲食予約よりも金額が大きく、関係するスタッフや外部事業者も増えやすいため、事前の契約整備によるメリットも大きくなります。

まとめ

レストラン貸切利用契約書は、ホテル・旅館内のレストランを宴会、会食、懇親会、パーティー、企業イベントなどで貸切利用する際に、施設側と利用者側の条件を明確にするための重要な契約書です。特に、利用日時、予定人数、料理・飲料、最低保証料金、人数変更、設備利用、外部事業者、キャンセル、原状回復、損害賠償などは、貸切利用でトラブルになりやすいため、契約段階で具体的に定めておく必要があります。また、ホテル・旅館ではレストランだけでなく宿泊施設や宴会場なども同時に運営しているため、他の利用者への配慮や館内ルールとの整合も欠かせません。レストラン貸切利用契約書を自社の料金体系や施設運用に合わせて整備し、予約申込書、利用規約、アレルギー対応確認書などの関連書類と併せて運用することで、貸切予約の管理をより明確にし、施設側と利用者側双方のトラブル防止につなげることができます。

本ページに掲載するレストラン貸切利用契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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