無料から始めて今日から使える電子契約サービス「マイサイン(mysign)」

食材・備品の継続取引基本契約書

食材・備品の継続取引基本契約書は、ホテル・旅館が仕入先から食材、飲料、アメニティ、消耗品、業務用備品などを継続的に購入する際に使用する契約書です。商品の品質・安全性、納入、検品、価格、返品、商品事故への対応などを定めます。

契約書名
食材・備品の継続取引基本契約書
バージョン / ファイル
1.00/ Word
作成日 / 更新日
特徴
ホテル・旅館の継続的な仕入取引に必要な品質管理、食品表示、納入、検品、返品、商品事故などの条件をまとめて定められる。
利用シーン
ホテルが食品卸会社からレストラン・朝食用食材を継続的に仕入れる/旅館が仕入先からアメニティ・清掃用品・消耗品などを定期購入する
メリット
個別の発注ごとに共通条件を定め直す必要がなくなり、商品の品質・納入・価格・返品などに関する取引上のトラブルを予防できる。
ダウンロード数
4件
今日から使える電子契約サービス
mysign(マイサイン)ロゴアイコン mysign(マイサイン)電子契約サービス

法的に安心・送信コスト0円・契約相手はログイン不要

今すぐ無料で始める
マイサインとは

マイサイン(mysign)はフリープランでも機能が充実!

無料ダウンロードについて
「食材・備品の継続取引基本契約書」の本ひな形の利用にあたっては、必ず「契約書ひな形ダウンロード利用規約」をご確認ください。無料ダウンロードされた時点で、規約に同意いただいたものとさせていただきます。

食材・備品の継続取引基本契約書とは?

食材・備品の継続取引基本契約書とは、ホテル・旅館などの宿泊施設が、食品卸会社、飲料会社、アメニティ会社、清掃用品会社、業務用備品会社などの仕入先から、商品を継続的に購入する際の基本的な取引条件を定める契約書です。ホテル・旅館では、日々の営業を続けるために多種多様な商品を継続して仕入れる必要があります。例えば、朝食・夕食に使用する食材だけでなく、客室用アメニティ、トイレットペーパー、清掃用品、食器、調理用品なども継続的な仕入れの対象になります。こうした取引では、発注のたびに契約書を作成するのではなく、あらかじめ継続取引基本契約書によって共通する条件を定め、実際の商品名、数量、価格、納入日などについては注文書や発注システム等による個別契約で決定する方法が実務上利用しやすい形となります。食材・備品の継続取引基本契約書では、主に次の事項を明確にします。

  • 継続取引の対象となる商品
  • 注文及び個別契約の成立方法
  • 商品の価格及び価格変更
  • 納入日時及び納入場所
  • 商品の検品方法
  • 食品・備品の品質及び安全性
  • 食品表示やアレルゲン情報の提供
  • 賞味期限・消費期限
  • 契約不適合があった場合の対応
  • 返品条件
  • 食中毒、異物混入、リコール等への対応
  • 代金の請求及び支払条件
  • 商品の安定供給
  • 契約解除及び契約期間

ホテル・旅館の場合、商品の納入遅延や品質不良が、そのまま宿泊客へのサービス提供に影響する可能性があります。そのため、一般的な商品の売買条件だけでなく、食品の安全性、納入管理、商品事故への対応などを契約上明確にしておくことが重要です。

食材・備品の継続取引基本契約書が必要となるケース

食材・備品の継続取引基本契約書は、ホテル・旅館と特定の仕入先との取引が継続的に行われる場合に活用できます。代表的な利用ケースとして、次のようなものがあります。

  • ホテルが食品卸会社から朝食・レストラン用の食材を継続的に購入する場合
  • 旅館が精肉店、鮮魚店、青果業者などから料理用食材を定期的に仕入れる場合
  • ホテルが飲料会社から客室・レストラン・宴会場用の飲料を購入する場合
  • 旅館が客室用の歯ブラシ、タオル、スリッパ等のアメニティを継続購入する場合
  • ホテルが清掃用品や衛生用品を業務用品会社から定期的に仕入れる場合
  • ホテル・旅館が食器、調理用品、客室備品等を特定の取引先から継続購入する場合

単発の購入であれば、注文書や請求書などだけで取引するケースもあります。しかし、毎週・毎月のように取引を繰り返す場合、取引条件が曖昧なままではトラブルにつながる可能性があります。例えば、納品された生鮮食品の品質に問題があった場合に、誰が交換費用を負担するのか、賞味期限が極端に短い商品が納品された場合に返品できるのか、仕入価格を変更するときにどのような手続を行うのかなどは、継続取引では特に問題となりやすい事項です。基本契約を締結して共通ルールを定めておけば、個々の発注については商品、数量、価格、納期などを決めるだけで取引を進めやすくなります。

基本契約と個別契約の違い

継続取引では、「基本契約」と「個別契約」を分けて考えることが重要です。

基本契約は、甲乙間で繰り返される取引全体に共通するルールを定める契約です。一方、個別契約では、実際に購入する商品や数量、価格、納入日時などを決定します。

例えば、基本契約で次のような事項を定めます。

  • 商品の検品方法
  • 契約不適合があった場合の対応
  • 支払方法
  • 秘密保持
  • 損害賠償
  • 契約解除
  • 反社会的勢力の排除
  • 契約期間

その上で、日々の注文では「牛肉20kgを●月●日午前10時までに納入する」といった具体的な条件を決定します。この仕組みにすることで、発注するたびに詳細な契約条件を定める必要がなくなります。また、基本契約と注文書等の内容が異なる可能性があるため、「個別契約と基本契約が矛盾した場合にどちらを優先するか」についても定めておくことが重要です。

食材・備品の継続取引基本契約書に盛り込むべき主な条項

ホテル・旅館向けの食材・備品の継続取引基本契約書では、次のような条項を設けることが考えられます。

  • 目的
  • 対象商品
  • 基本契約と個別契約の関係
  • 個別契約の成立方法
  • 商品の価格
  • 納入条件
  • 検品
  • 品質及び安全性
  • 食品表示及び商品情報
  • 賞味期限・消費期限
  • 契約不適合への対応
  • 返品
  • 商品事故及びリコール
  • 所有権及び危険負担
  • 代金の請求及び支払
  • 安定供給
  • 秘密保持
  • 損害賠償
  • 不可抗力
  • 契約解除
  • 反社会的勢力の排除
  • 契約期間及び中途解約
  • 準拠法及び合意管轄

特に食材を扱う取引では、通常の備品購入とは異なり、品質、安全性、食品表示、賞味期限・消費期限、商品事故などについて具体的に定めておくことがポイントです。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 対象商品

最初に、基本契約がどの商品に適用されるのかを明確にします。ホテル・旅館では取扱商品が幅広いため、食材だけを対象とするのか、飲料、アメニティ、消耗品、清掃用品、調理用品なども含めるのかを確認しておきます。例えば、対象商品として次のような分類が考えられます。

  • 肉類・魚介類・野菜・果物等の生鮮食品
  • 米穀・調味料・加工食品・冷凍食品
  • 飲料
  • 客室アメニティ
  • 清掃・衛生用品
  • 食器・調理用品
  • その他の業務用備品

実際の商品名や数量まで基本契約に固定すると変更のたびに契約変更が必要となるため、具体的な商品については個別契約で定める方法が適しています。

2. 個別契約の成立

継続取引では、「いつ注文が正式な契約になるのか」を明確にする必要があります。電話、FAX、電子メール、発注システムなど複数の注文方法が混在している場合、注文した・していないというトラブルが発生する可能性があります。そのため、注文方法と乙による承諾方法をあらかじめ決めておくことが重要です。電子発注システムを使用しているホテルでは、システム上の注文確定時点や仕入先による受注確認時点など、実際の運用に合わせて契約成立時点を設定します。

3. 商品価格と価格改定

食材取引では、市場価格、原材料価格、物流費、燃料費、為替相場などによって仕入価格が変動することがあります。特に生鮮食品は価格変動が大きいため、価格変更について何も決めていないとトラブルになりやすくなります。契約書では、価格変更が必要になった場合に一方当事者だけで変更するのではなく、価格変更の必要性、変更幅、適用開始時期などについて協議する仕組みを設けることが考えられます。

4. 納入条件

ホテル・旅館では、納入時間が施設運営に直接影響します。例えば、朝食用食材が予定時間までに届かなければ、宿泊客への朝食提供に支障が出る可能性があります。

そのため、

  • 納入日時
  • 納入場所
  • 搬入口
  • 搬入可能時間
  • 冷蔵・冷凍商品の温度管理
  • 納入遅延時の連絡方法

などを明確にしておくことが重要です。基本契約では共通ルールを定め、具体的な納入日時については注文ごとの個別契約で決定すると運用しやすくなります。

5. 検品

商品を納入した後、ホテル・旅館側がどのように確認するのかを定める条項です。

検品項目としては、

  • 商品名
  • 規格
  • 数量
  • 外観
  • 破損・汚損の有無
  • 包装状態
  • 賞味期限・消費期限

などがあります。特に食品の場合、外観だけでは品質上の問題を発見できない場合があります。そのため、納品時の検品完了だけを理由として、その後判明した契約不適合について一切対応しないという運用にしないことも重要です。

6. 品質及び安全性

ホテル・旅館の食材仕入れでは、品質及び安全性に関する条項が非常に重要です。宿泊客に料理を提供する以上、納入された食材に問題があればホテル・旅館の信用にも大きく影響します。契約では、仕入先に対し、商品の性質に応じた衛生管理や温度管理を求めることが考えられます。食品以外の備品についても、通常予定される使用方法において必要な品質及び安全性を備えていることを確認できる内容にしておくことが重要です。

7. 食品表示・アレルゲン情報

ホテル・旅館では、宿泊客から料理に含まれるアレルゲンや原材料について問い合わせを受けることがあります。

そのため、必要に応じて仕入先から、

  • 原材料
  • アレルゲン
  • 原産地
  • 製造者・輸入者
  • 保存方法
  • 賞味期限・消費期限

などの情報を取得できるようにしておくことが実務上重要です。また、仕入先側で原材料や商品の仕様が変更された場合に、ホテル・旅館側へ必要な情報が共有される仕組みを設けておくことも検討します。

8. 賞味期限・消費期限

単に期限内の商品であれば問題ないとは限りません。例えば、納入された時点で賞味期限まで数日しか残っていない場合、大量に仕入れるホテルでは使用しきれない可能性があります。そのため、「納品時にどの程度の残存期間が必要なのか」を商品ごとに定めておく方法があります。冷凍食品、加工食品、調味料などは商品によって流通期間が大きく異なるため、一律に設定するのではなく、商品カテゴリーごとに基準を設ける方法も考えられます。

9. 契約不適合・返品

注文した商品と異なる商品が届いた場合や、数量不足、破損、腐敗、品質不良などがあった場合の対応を定めます。

具体的には、

  • 商品の交換
  • 代替品の納入
  • 不足数量の追加納入
  • 代金の減額
  • 返品

などの対応方法があります。一方、ホテル側の発注ミスや過剰発注など、購入者都合による返品については別の問題となります。特に生鮮食品は再販売が難しい場合があるため、購入者都合による返品条件についても必要に応じて決めておくことが望まれます。

10. 商品事故・リコール

食品取引では、納品後に商品事故が判明するケースがあります。

例えば、

  • 異物混入
  • 品質異常
  • 表示誤り
  • 自主回収
  • 行政機関による回収命令

などです。ホテルが既に対象商品を宿泊客へ提供している場合、迅速な対応が必要になります。そのため、仕入先が商品事故を認識した場合の通知、対象商品の特定、出荷停止、回収、交換、原因調査などについて契約上の基本ルールを設けておくことが重要です。

11. 代金の請求・支払

継続取引では、商品ごとに代金を支払うのではなく、一定期間分をまとめて請求するケースがあります。例えば、「毎月末締め、翌月末払い」といった条件です。

契約書では、

  • 締日
  • 請求方法
  • 支払期日
  • 振込先
  • 振込手数料の負担
  • 消費税の取扱い

などを明確にします。実際の経理処理と契約書の支払条件が一致しているか確認することも重要です。

12. 安定供給

ホテル・旅館は毎日営業するため、主要商品の突然の供給停止は大きな問題になります。そのため、製造中止、取扱終了、長期欠品など、商品の継続供給に重大な影響が生じる場合には、仕入先から速やかに連絡してもらう仕組みを設けることが考えられます。また、代替商品を提案してもらえるよう定めておけば、施設側も営業への影響を抑えやすくなります。ただし、安定供給条項を設ける場合でも、仕入先に無制限の在庫確保義務を負わせる内容にならないよう注意が必要です。

13. 損害賠償

食材・備品の取引では、契約違反だけでなく、商品事故によって第三者に損害が発生する可能性があります。特にホテル・旅館では、多数の宿泊客に料理や商品を提供するため、問題が発生した際の影響が大きくなることがあります。契約では、原因や責任の所在を確認し、それぞれの責任に応じて対応する基本的な考え方を定めておくことが重要です。

14. 不可抗力

食材・備品の供給は、災害や物流障害などによって停止することがあります。

そのため、

  • 地震・台風・洪水等の自然災害
  • 感染症の流行
  • 輸送機関の重大な障害
  • 電力等のインフラ停止
  • 原材料の著しい供給不足

など、当事者の合理的な支配を超える事情によって履行できなくなった場合の取扱いを定めておくことが考えられます。不可抗力が長期間続く場合には、個別契約の変更や解除について協議できる仕組みも有効です。

ホテル・旅館ならではの契約上のポイント

ホテル・旅館の継続仕入れ契約では、一般的な商品売買契約とは異なる注意点があります。特に重要なのが、宿泊客へのサービス提供との関係です。ホテル・旅館は仕入れた商品を単に自社で消費するだけではありません。食材は宿泊客への料理として提供され、アメニティや備品は客室や館内施設で利用されます。したがって、商品の問題がそのまま顧客対応の問題につながります。例えば、アレルゲン情報の変更がホテル側に伝わっていなければ、宿泊客への案内内容に影響する可能性があります。また、客室アメニティの仕様変更についても、施設が宿泊プラン等で案内している内容との不一致につながる場合があります。そのため、単に「商品を売る・買う」という条件だけでなく、商品情報の変更通知や安全性に関する連絡体制まで検討しておくことが重要です。

食材と備品を同じ基本契約で扱う場合の注意点

ホテル・旅館では、同じ仕入先から食品と消耗品を購入するケースもあります。食材と備品を1つの継続取引基本契約書で扱うこと自体は可能ですが、それぞれ商品の性質が異なる点に注意が必要です。

食品では、

  • 温度管理
  • 衛生管理
  • 賞味期限・消費期限
  • 食品表示
  • アレルゲン情報
  • 異物混入・食中毒等への対応

が特に重要です。

一方、備品では、

  • 商品の規格・仕様
  • 数量
  • 破損の有無
  • 使用上の安全性
  • 交換・返品条件

などが中心となります。そのため、基本契約では両方に共通する条件を定めつつ、食品特有の条件を別条項として設けると整理しやすくなります。

食材・備品の継続取引基本契約書を作成する際の注意点

  • 実際の発注方法と契約書を一致させる 電話、メール、FAX、発注システムなど、実際に利用している注文方法を確認して契約内容を設計する必要があります。
  • 納品ルールを具体的にする ホテル・旅館では搬入口や搬入可能時間が決められていることがあるため、現場の運用と契約条件を一致させることが重要です。
  • 食品については品質・安全管理を確認する 温度管理、食品表示、アレルゲン情報、賞味期限・消費期限など、通常の商品売買以上に細かな確認が必要です。
  • 価格改定の方法を決めておく 食材価格や物流費などが変動した場合に備え、価格改定の申入れや協議方法を定めておくとトラブル防止につながります。
  • 商品事故時の連絡体制を整備する 異物混入やリコールなどが発生した場合、契約書だけでなく、担当者や緊急連絡先など実務上の連絡体制も整備しておくことが重要です。
  • 基本契約と注文書等の優先関係を明確にする 基本契約と個別の注文条件が異なる場合にどちらが優先されるのかを明確にしておく必要があります。
  • 取引内容に応じて専門家の確認を受ける 大量の食品を継続的に仕入れる場合や、独自ブランド商品、輸入食品などを扱う場合には、具体的な取引内容に合わせた契約内容の確認が重要です。

まとめ

食材・備品の継続取引基本契約書は、ホテル・旅館と仕入先との継続的な取引について、共通する条件をあらかじめ整理するための契約書です。ホテル・旅館では、食材、飲料、アメニティ、清掃用品、消耗品、業務用備品など、多くの商品を日常的に仕入れます。毎回すべての条件を決めるのではなく、基本契約によって共通ルールを定め、商品、数量、価格、納入日時などを個別契約で決定することで、継続的な取引を管理しやすくなります。特に食材を取り扱う場合には、価格や支払条件だけでなく、品質、安全性、食品表示、アレルゲン情報、賞味期限・消費期限、検品、返品、商品事故・リコールへの対応まで検討することが重要です。また、ホテル・旅館では商品の不具合や納入遅延が宿泊客へのサービスに直接影響する可能性があります。そのため、仕入先との契約条件だけでなく、納品・検品・事故発生時の連絡方法など、実際の施設運営と契約内容を一致させることが大切です。食材・備品の継続取引基本契約書を整備することで、ホテル・旅館と仕入先の役割や責任を明確にし、継続的な仕入取引における認識の相違やトラブルの予防につなげることができます。

本ページに掲載する食材・備品の継続取引基本契約書のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

mysign運営チームロゴ

マイサインの電子申請システム 運営チーム

株式会社peko(mysign運営)|mysign(マイサイン) 運営チーム

株式会社pekoが運営する電子契約サービス「mysign(マイサイン)」の運営チームメンバー。法令遵守と信頼性の高い契約運用をテーマに、電子署名や契約実務に関する情報を発信しています。

 
 
今日から使える電子契約サービス
mysign(マイサイン)ロゴアイコン mysign(マイサイン)電子契約サービス

法的に安心・送信コスト0円・契約相手はログイン不要

今すぐ無料で始める

最短1分で契約スタート