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アフターフォロー同意書(保険代理店)

アフターフォロー同意書(保険代理店)は、保険契約締結後に代理店が行う契約内容の確認、更新案内、契約変更、保険金請求時の案内などについて、対応内容や連絡方法、責任範囲を顧客との間であらかじめ確認するための同意書です。

契約書名
アフターフォロー同意書(保険代理店)
バージョン / ファイル
1.00/ Word
作成日 / 更新日
特徴
保険契約締結後の継続的な顧客対応について、アフターフォローの内容・連絡方法・対応範囲・責任範囲を明確にできる。
利用シーン
生命保険代理店が契約者へ定期的な契約内容確認や更新案内を行う/損害保険代理店が契約変更や事故発生時の手続案内など継続的な顧客対応を行う
メリット
保険代理店が行うアフターフォローの範囲を事前に明確化し、連絡漏れや対応範囲をめぐる顧客との認識違いを防止しやすくなる。
ダウンロード数
13件
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アフターフォロー同意書(保険代理店)とは?

アフターフォロー同意書(保険代理店)とは、保険契約を締結した後に、保険代理店が契約者に対して行う契約内容の確認、更新・継続の案内、契約変更手続、保険金・給付金請求時の案内などについて、その内容や範囲、連絡方法をあらかじめ確認するための書面です。保険代理店と顧客との関係は、保険契約を締結した時点ですべて終了するわけではありません。契約後にも、住所や家族構成などの変化、契約更新、補償内容の見直し、事故や疾病の発生など、さまざまな場面で代理店による案内やサポートが必要となることがあります。

一方、アフターフォローの内容について明確な取り決めがないと、

  • 更新時期になったら必ず代理店から連絡してもらえると思っていた
  • 事故が発生した場合は代理店が保険金請求をすべて行ってくれると思っていた
  • 住所変更を代理店へ伝えればすべての手続が完了すると認識していた
  • 定期的に保険内容を見直してもらえると思っていた

といった認識の違いが生じる可能性があります。そこで、契約締結後に代理店がどのようなアフターフォローを行うのかを同意書として整理しておくことが重要です。本ひな形では、アフターフォローの内容だけでなく、連絡方法、契約内容の確認、更新・継続、契約変更、保険事故発生時の対応、個人情報の取扱い、代理店の責任範囲など、保険契約締結後の顧客対応に関係する事項を体系的に整理しています。プロジェクトで指定されている契約書ひな形の体系性・実務上の詳細さを踏まえた構成です。

アフターフォロー同意書が必要となるケース

アフターフォロー同意書は、生命保険、損害保険その他の保険商品を取り扱う代理店が、契約者との継続的な関係を明確にしたい場合に活用できます。特に次のようなケースが考えられます。

  • 生命保険代理店が契約者に定期的な契約内容確認を行う場合
  • 損害保険代理店が自動車保険や火災保険などの更新案内を行う場合
  • 契約者の家族構成や生活環境の変化に応じて保険内容の見直しを案内する場合
  • 住所、氏名、連絡先などの変更手続を案内する場合
  • 事故や疾病などが発生した際に保険金・給付金請求の案内を行う場合
  • 電話、メール、SMS、メッセージアプリなどを利用して契約者へ連絡する場合
  • 保険商品の改定や販売停止などについて契約者へ情報提供する場合

保険代理店がどこまで対応するのかを明確にしておけば、契約者側も代理店へ相談できる事項と、自ら確認・手続すべき事項を把握しやすくなります。

アフターフォロー同意書に盛り込むべき主な内容

保険代理店向けのアフターフォロー同意書では、単に「契約後もサポートします」と記載するだけでは十分とはいえません。実際にどのような対応を行うのかを具体化することが重要です。主な記載事項としては、次のようなものがあります。

  • アフターフォローの目的
  • 対象となる保険契約
  • アフターフォローの具体的内容
  • 電話、メール等の連絡方法
  • 契約者による契約内容の確認
  • 更新・継続に関する案内
  • 住所や契約条件等が変わった場合の対応
  • 事故・疾病発生時の対応
  • 保険金・給付金請求時の代理店の役割
  • 契約者の意向や状況の確認
  • 個人情報の取扱い
  • アフターフォローを行う時期・頻度
  • 連絡不能となった場合の取扱い
  • 保険会社と代理店との関係
  • アフターフォローを終了する場合
  • 代理店の責任範囲
  • 保険約款や重要事項説明書等との関係

こうした事項を一つの書面に整理することで、契約後の対応について代理店と顧客が共通認識を持ちやすくなります。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 対象となる保険契約

最初に明確にしておきたいのが、どの保険契約がアフターフォローの対象となるのかという点です。本ひな形では、原則として当該代理店が募集、媒介又は取次ぎを行った保険契約を対象としています。顧客によっては複数の保険会社や保険代理店を利用していることがあります。そのため、対象範囲を明確にしないまま「保険に関するアフターフォローを行う」としてしまうと、他の代理店を通じて加入した契約まで対象になるとの誤解につながる可能性があります。対象契約を限定し、具体的な内容については保険証券、契約内容通知書などで確認できるようにしておくことがポイントです。

2. アフターフォローの内容

アフターフォロー同意書の中心となる条項です。

本ひな形では、

  • 契約内容・契約状況の確認
  • 更新時期の案内
  • 保険料や補償内容に関する情報提供
  • 登録事項の変更手続の案内
  • 契約変更や解約等の案内
  • 保険商品の改定等に関する情報提供
  • 保険金・給付金請求手続の案内

などを対象としています。ここでは、実際に代理店が行っている業務に合わせて内容を調整することが重要です。実際には実施していないサービスまで記載すると、顧客からその対応を期待される可能性があります。反対に、日常的に行っている重要なアフターフォローが記載されていなければ、同意書を作成する意味が薄れてしまいます。

3. 連絡方法

契約後の顧客対応では、連絡方法も重要です。電話だけでなく、郵便、電子メール、SMS、メッセージアプリなど複数の方法を利用する代理店もあります。そのため、どのような方法で連絡する可能性があるのかを明示しておくと、顧客との認識を合わせやすくなります。また、住所や電話番号、メールアドレスが変更されているにもかかわらず代理店へ連絡されていない場合、更新案内などが届かないことがあります。同意書には、連絡先に変更が生じた場合には顧客から代理店へ通知してもらう旨も盛り込んでおくとよいでしょう。

4. 契約内容の確認

アフターフォローを行うからといって、保険契約の管理をすべて代理店側へ委ねるという意味ではありません。顧客自身にも、保険証券や契約内容通知書などを確認してもらう必要があります。そのため、本ひな形では、契約内容に疑問や申込内容との相違がある場合には、顧客から代理店又は保険会社へ申し出てもらう構成としています。代理店によるフォローと契約者自身による契約管理を切り分けて記載しておくことが実務上のポイントです。

5. 更新・継続に関する案内

更新型の保険では、更新時期に関する認識違いがトラブルにつながることがあります。代理店が更新案内を行っている場合でも、「代理店が必ず連絡してくれるから、自分では期限を確認しなくてもよい」と顧客に受け取られないよう注意が必要です。そこで本ひな形では、代理店が合理的な範囲で更新等を案内することがある一方、その案内によって保険契約の更新や継続自体が保証されるわけではないことを整理しています。また、更新や継続に際して顧客による手続や保険会社による引受審査等が必要となるケースも想定しています。

6. 契約内容の変更

保険契約の締結後には、住所、職業、対象物の状況などが変わることがあります。こうした変更が契約内容に影響する場合には、保険約款その他の定めに従った通知や手続が必要になることがあります。代理店側がすべての変更を自動的に把握できるわけではありません。そのため、契約に関係する事情が変わった場合には、顧客から代理店又は保険会社へ連絡してもらうことを明確にしておくことが重要です。

7. 保険事故発生時の対応

事故、疾病、災害などが発生した場合、代理店が保険金・給付金請求に関する案内を行うケースがあります。ここで重要なのは、代理店による請求手続のサポートと、保険会社による保険金等の支払判断を区別することです。本ひな形では、代理店が事故受付窓口や必要書類等を案内することがある一方、保険金・給付金の支払可否や支払額については、保険会社が保険契約や約款等に基づいて判断する構成としています。「代理店が手続を手伝ったから保険金が支払われる」という誤解を防ぐためにも、役割分担を明確にする必要があります。

8. お客様の意向・状況の確認

契約後の保険内容を確認する際には、顧客の状況が契約時から変化している可能性があります。そのため、必要に応じて家族構成、職業、事業内容、保険加入目的、希望する保障・補償などを確認することがあります。顧客から提供された情報を前提として案内する以上、その情報が正確かつ最新であることも重要です。同意書にこうした確認事項を記載しておけば、定期的なフォローを行う際の位置付けを整理しやすくなります。

9. 個人情報の取扱い

保険代理店のアフターフォローでは、氏名、住所、連絡先をはじめ、契約管理に必要となるさまざまな情報を取り扱います。そのため、取得した個人情報を何のために利用するのかを整理し、代理店及び関係する保険会社の個人情報保護方針等との整合性を確認することが重要です。アフターフォロー同意書だけですべての個人情報の取扱いを完結させるのではなく、代理店が公表している個人情報保護方針その他の書面と組み合わせて運用することが想定されます。

10. アフターフォローの時期・頻度

「アフターフォローを行う」という記載だけでは、どの程度の頻度で連絡が来るのかが分かりません。顧客によっては、毎年必ず連絡がある、数か月ごとに契約内容を確認してもらえる、と受け取る可能性もあります。そこで、保険商品の種類、契約期間、顧客の意向などによって連絡時期や頻度が異なることを明記しておくことが有効です。定期的な連絡を具体的に約束する場合には、その内容を代理店の実際の運用体制と合わせて定める必要があります。

11. 連絡不能の場合

代理店が適切に案内しようとしても、顧客の転居、電話番号変更、メールアドレス変更、受信拒否などによって連絡できないケースがあります。こうした場合まで代理店が無制限に責任を負う内容にすると、実際の業務との間に不整合が生じます。そのため、代理店が合理的な方法で連絡を試みたものの、代理店の責めに帰することのできない事情によって連絡できなかった場合の取扱いを整理しておくことがポイントです。

12. 保険会社と保険代理店との関係

保険代理店と保険会社の役割を顧客が正確に理解しているとは限りません。代理店は、取り扱う保険会社との委託関係や法令等に基づく権限の範囲内で業務を行います。そのため、保険契約そのものに基づく権利義務と、代理店が提供するアフターフォローを混同しないよう整理しておく必要があります。特に、保険金等の支払判断や保険商品の引受条件など、代理店だけでは決定できない事項については役割を明確にしておくことが重要です。

13. アフターフォローの終了

保険契約が終了した場合だけでなく、契約を他の代理店へ移した場合や、代理店と保険会社との委託関係が終了した場合など、従来と同じアフターフォローを継続できなくなることがあります。

そのため、

  • 対象契約が終了した場合
  • 他の代理店へ取扱いが変更された場合
  • 代理店委託関係が終了した場合
  • 顧客からフォロー停止の申し出があった場合
  • 長期間連絡が取れなくなった場合

など、終了事由を整理しておくと実務上分かりやすくなります。

14. 責任範囲

アフターフォロー同意書では、代理店が責任を負う範囲についても整理する必要があります。たとえば、代理店が案内したにもかかわらず顧客が必要な手続を行わなかった場合や、顧客から提供された情報が不正確だった場合などがあります。ただし、免責条項を設ければ代理店があらゆる責任を免れるわけではありません。そのため、本ひな形では、法令上代理店が責任を負う場合を除外するとともに、代理店の故意又は重大な過失その他法令上免除・制限できない責任まで免除する内容とならないよう構成しています。

アフターフォロー同意書と保険契約書類との違い

アフターフォロー同意書は、保険契約そのものの内容を定める保険約款や申込書に代わる書面ではありません。保険契約では、申込書、意向確認書、契約概要、注意喚起情報、保険約款、重要事項説明に関する書面など、さまざまな書類が関係します。これに対してアフターフォロー同意書は、主として契約締結後に代理店がどのような対応を行うのかを整理するためのものです。そのため、同意書を作成するときには、既存の保険契約関係書類と内容が矛盾しないよう確認することが重要です。

アフターフォロー同意書を作成するメリット

アフターフォロー同意書を整備する最大のメリットは、契約後の対応について代理店と顧客の認識を合わせやすくなることです。

具体的には、

  • 代理店が行うサポート内容を明確にできる
  • 顧客自身が行うべき契約管理を明確にできる
  • 更新案内に関する認識違いを防ぎやすくなる
  • 事故発生時における代理店と保険会社の役割を整理できる
  • 連絡先変更時の顧客側の対応を明確にできる
  • アフターフォロー終了時の取扱いを事前に整理できる
  • 担当者ごとの説明内容のばらつきを抑えやすくなる

といった効果が期待できます。特に複数の担当者が顧客対応を行っている代理店では、アフターフォローの基本方針を書面化することで、業務の標準化にもつながります。

アフターフォロー同意書を作成・運用する際の注意点

実際のアフターフォロー体制と内容を一致させる

同意書に記載する内容と、実際の代理店業務が一致していることが重要です。たとえば、毎年の定期連絡を行っていないにもかかわらず「毎年契約内容を確認します」と記載すると、代理店側に不必要な約束を生じさせる可能性があります。実際に実施できる範囲を基準として作成しましょう。

保険会社の書類やルールとの整合性を確認する

保険代理店は、取り扱う保険会社との関係の中で業務を行います。そのため、独自のアフターフォロー同意書を導入する場合には、取扱保険会社の規程、代理店委託契約、募集管理に関するルール、既存の顧客向け書面などとの整合性を確認する必要があります。

個人情報に関する書面との整合性を取る

アフターフォローでは顧客の個人情報を継続的に利用する可能性があります。代理店の個人情報保護方針、個人情報に関する同意書、保険会社が定める個人情報関係書類などと内容が矛盾していないか確認しましょう。

代理店の対応と保険会社の判断を混同しない

事故や疾病発生時には、顧客が代理店へ相談することがあります。しかし、請求手続について代理店が案内することと、保険金・給付金が実際に支払われるかどうかは別の問題です。保険金等の支払判断については、対象となる保険契約や保険約款等に基づいて保険会社が判断することを明確にしておくことが重要です。

一方的な免責内容にしない

代理店側のリスクを抑えたいからといって、「一切責任を負わない」といった包括的な免責規定を置くことは適切とは限りません。法令上免除できない責任まで排除する内容とならないよう、責任制限条項については特に慎重に設計する必要があります。

電子契約で取得する場合も内容を確認できるようにする

アフターフォロー同意書は、紙だけでなく電子的に取得する運用も考えられます。電子化する場合にも、顧客が同意する内容を確認できる状態にし、どの内容についていつ同意したのかを後から確認できるよう管理することが重要です。

アフターフォロー同意書を見直すタイミング

一度作成した同意書をそのまま使い続けるのではなく、代理店の業務内容に変化があった場合には見直すことが大切です。

たとえば、

  • 新しい保険会社の取扱いを開始した場合
  • アフターフォローの方法を変更した場合
  • 電話中心からメールやSMS等の連絡へ変更した場合
  • 定期的な契約内容確認サービスを開始又は終了した場合
  • オンラインでの顧客対応を導入した場合
  • 個人情報の取扱方法を変更した場合
  • 関連する法令や保険会社の規程等に変更があった場合

などが見直しのタイミングとして考えられます。同意書だけを単独で変更するのではなく、代理店内部の業務マニュアルや顧客向け案内、個人情報保護方針なども含めて整合性を確認することが重要です。

まとめ

アフターフォロー同意書(保険代理店)は、保険契約締結後に代理店が行う契約内容の確認、更新・継続案内、契約変更、保険金・給付金請求時の案内などについて、顧客との認識を明確にするための書面です。保険代理店では契約後も顧客との関係が続くため、「何を代理店が行うのか」「何を顧客自身が確認するのか」「保険会社が判断する事項は何か」を整理しておくことが重要です。特に、アフターフォローの内容、連絡方法、更新案内、契約変更、保険事故発生時の対応、個人情報の取扱い、連絡不能時の対応、代理店の責任範囲などを明確にすることで、契約後の認識違いやトラブルの予防につながります。実際にアフターフォロー同意書を導入する際には、代理店の実際の業務体制に合わせて内容を調整するとともに、取扱保険会社の規程、代理店委託契約、保険約款、重要事項に関する書面、個人情報保護方針などとの整合性を確認することが重要です。

本ページに掲載するアフターフォロー同意書(保険代理店)のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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