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禁止表現・禁止案内確認書(電話代行)

禁止表現・禁止案内確認書(電話代行)は、電話代行業務において使用してはならない表現や、権限なく案内してはならない事項を明確にするための確認書です。誤案内や過度な確約を防ぎ、委託者と受託者の対応範囲を整理できます。

契約書名
禁止表現・禁止案内確認書(電話代行)
バージョン / ファイル
1.00/ Word
作成日 / 更新日
特徴
電話代行業務における禁止表現・禁止案内と、判断に迷った場合の対応ルールを明確にできる。
利用シーン
電話代行会社へ顧客対応を委託する/コールセンターのオペレーターに案内可能な範囲と禁止事項を共有する
メリット
誤案内や権限を超えた確約を防止し、電話応対に関するトラブルや認識のずれを減らせる。
ダウンロード数
8件
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禁止表現・禁止案内確認書(電話代行)とは?

禁止表現・禁止案内確認書(電話代行)とは、企業が電話受付や問い合わせ対応などを外部の電話代行会社へ委託する際に、オペレーターが使用してはならない表現や、権限なく案内してはならない事項をあらかじめ明確にするための確認書です。電話代行では、受託者のオペレーターが委託企業の会社名やサービス名を名乗り、顧客や取引先と直接会話するケースがあります。そのため、オペレーターによる回答が、相手方から委託企業の正式な回答や意思表示として受け取られる可能性があります。
たとえば、オペレーターが独自の判断で、

  • 必ず対応できますと回答する
  • 返金できますと約束する
  • この日までに必ず発送しますと案内する
  • キャンセルできますと回答する
  • 当社に責任がありますと伝える

といった対応をすると、実際の社内方針や契約条件と異なる案内となり、顧客とのトラブルにつながる可能性があります。そこで、電話代行を委託する際には、通常の業務委託契約書だけでなく、禁止表現・禁止案内確認書を用意し、オペレーターが回答できる範囲と、委託者への確認が必要となる範囲を明確にしておくことが重要です。

禁止表現・禁止案内確認書が必要となるケース

禁止表現・禁止案内確認書は、電話代行会社や外部コールセンターなどに顧客対応を任せる場合に活用できます。代表的な利用ケースとして、次のようなものがあります。

  • 代表電話の受付を外部へ委託する場合
  • 商品・サービスに関する問い合わせ受付を委託する場合
  • 予約受付や注文受付を外部スタッフへ任せる場合
  • 営業時間外の電話受付を電話代行会社へ委託する場合
  • コールセンター業務の一部を外部事業者へ委託する場合
  • 問い合わせ内容を受け付け、担当者から折り返す運用を行う場合
  • クレームの一次受付を外部スタッフへ委託する場合

特に、料金、契約、キャンセル、返金、納期、補償などに関する問い合わせを受ける可能性がある場合は、回答可能な範囲を明確にしておく必要性が高くなります。電話代行スタッフにすべての判断を任せるのではなく、回答可能な事項と担当者へ引き継ぐ事項を切り分けることで、安定した電話応対につなげることができます。

禁止表現と禁止案内の違い

禁止表現・禁止案内確認書を作成するときは、「禁止表現」と「禁止案内」を分けて整理すると運用しやすくなります。

禁止表現とは

禁止表現とは、電話応対の際に使用しないことをあらかじめ定めておく言葉や言い回しです。たとえば、結果が確定していないにもかかわらず、必ず対応できる、絶対に問題ないなどと断定する表現が該当します。また、競合企業を不当に批判する表現、顧客に誤解を与える表現、威圧的・侮辱的な表現などについても、使用しないことを確認しておくことが考えられます。

禁止案内とは

禁止案内とは、表現方法そのものではなく、オペレーターが自己判断で回答してはいけない事項を意味します。
たとえば、

  • 返金を確約する
  • 値引きを認める
  • 契約解除を承認する
  • 納期を確約する
  • 損害賠償を行うと約束する

といった案内です。禁止表現だけを定めても、別の言葉を使って同じ内容を確約してしまえばトラブルを防げません。そのため、使用する言葉だけでなく、オペレーターが判断できる権限の範囲そのものを定めることが重要です。

禁止表現・禁止案内確認書に盛り込むべき主な項目

電話代行向けの禁止表現・禁止案内確認書では、主に次の事項を整理します。

  • 確認書の目的
  • 対象となる電話代行業務
  • 電話応対の基本方針
  • 使用してはならない表現
  • 案内してはならない事項
  • 委託者が個別に指定する禁止事項
  • オペレーターが回答できる範囲
  • 判断に迷った場合の対応方法
  • クレーム発生時の対応方法
  • 個人情報・機密情報の取扱い
  • 応対マニュアル変更時の取扱い
  • 誤案内等が発生した場合の報告方法
  • 電話応対の記録・報告方法
  • 委託者による情報提供
  • 委託者と受託者の責任範囲
  • 電話代行業務委託契約との関係

これらを整理することで、単なる禁止事項一覧ではなく、実際の電話代行業務で使用できる運用ルールとして機能しやすくなります。

条項ごとの解説と実務ポイント

1. 対象業務

最初に明確にしておきたいのが、確認書が適用される電話代行業務の範囲です。代表電話受付、問い合わせ受付、予約受付、注文受付など、電話代行といっても業務内容はさまざまです。対象電話番号、対応時間、対応業務、対応名義、取次方法などを記載しておけば、どの業務について禁止表現・禁止案内のルールが適用されるのかを確認しやすくなります。

2. 基本的な応対方針

電話代行業務では、オペレーターが独自に判断する範囲を必要以上に広げないことが重要です。そのため、委託者から提供された応対マニュアル、FAQ、商品資料、サービス資料などに従って対応することを基本ルールとして定めます。マニュアルに記載されていない問い合わせを受けた場合には、推測で回答するのではなく、回答を留保して担当者へ引き継ぐ仕組みにしておくと、誤案内の防止につながります。

3. 禁止表現

禁止表現では、オペレーターが使用してはいけない言葉や回答方法を具体的に整理します。特に注意したいのが、結果を保証するような断定的な表現です。商品の性能、サービスの効果、納期、問題解決の結果などについて、十分な根拠や権限がないにもかかわらず確定的な回答をすると、顧客との認識にずれが生じる可能性があります。また、虚偽又は不正確な表現、第三者を不当に批判する表現、威圧的・侮辱的な表現などについても禁止事項として整理しておくとよいでしょう。

4. 禁止案内

電話代行では、オペレーターがどこまで会社を代表して回答できるのかを明確にすることが重要です。
特に、

  • 契約の成立・変更・解除
  • 料金や割引条件の変更
  • 返金・交換・補償
  • 納期や訪問日時の確約
  • 会社の責任や過失の認定
  • 損害賠償への対応

などは、担当者や責任者による判断が必要となる場合があります。
そのため、受託者に明確な権限を与えていない事項については、その場で確定的な回答をせず、委託者へ確認する運用を定めておくことが重要です。

5. 個別禁止事項

一般的な禁止事項だけでは、企業ごとの運用ルールを十分にカバーできない場合があります。
そこで、商品・サービス、料金・支払、契約・解約、納期・予約、返金・補償、クレーム対応などのカテゴリーごとに、個別の禁止事項を記載できる欄を設けておくと便利です。
たとえば、返金については一切回答しない、予約変更については指定条件内のみ回答可能とするなど、実際の業務に合わせて設定できます。

6. 回答可能な範囲

禁止事項だけでなく、回答してよい事項も明確にすることが大切です。
禁止事項しか定められていないと、オペレーターが必要以上に回答を避けてしまい、電話代行サービスの利便性が低下する可能性があります。
FAQや応対マニュアルなどを利用し、回答可能な事項を具体的に整理しておくことで、対応品質の統一につながります。

7. 判断に迷う場合の対応

電話応対では、事前に想定していなかった問い合わせが発生することがあります。そのため、判断できない場合の対応方法をあらかじめ決めておくことが重要です。担当者から折り返す、担当部署へ取り次ぐ、問い合わせ内容を記録して報告するなど、具体的なエスカレーション方法を設定します。重要なのは、オペレーターが回答できないこと自体ではなく、回答できない場合にどのように処理するのかを決めておくことです。

8. クレーム対応

電話代行では、通常の問い合わせだけでなく、苦情、返金要求、損害賠償請求などを受ける場合があります。このようなケースで、オペレーターがその場で会社の責任を認めたり、返金や補償を約束したりすると、その後の対応に影響する可能性があります。そのため、クレームについては内容を正確に記録し、担当者又は責任者へ引き継ぐことを基本ルールとして定めておくことが重要です。

9. 個人情報・機密情報の取扱い

電話代行業務では、顧客の氏名、電話番号、住所、メールアドレスなどの個人情報を取り扱うことがあります。また、電話の内容によっては、顧客情報、取引情報、社内情報などの非公開情報を取り扱う可能性もあります。そのため、誰に対してどの情報まで案内できるのか、本人確認が必要な情報は何かなどを整理しておく必要があります。禁止表現・禁止案内確認書だけでなく、電話代行業務委託契約書や秘密保持に関する取り決めとの整合性も確認しておきましょう。

10. マニュアル変更時の対応

電話応対ルールは、一度決めれば永久に同じというものではありません。料金改定、新商品の発売、キャンペーン開始、営業時間変更、サービス内容変更などにより、回答内容は随時変化します。古いマニュアルを使用すると誤案内につながるため、最新版の管理方法や変更時の通知方法を決めておくことが重要です。

11. 禁止表現・禁止案内が発生した場合の報告

どれだけルールを整備していても、誤案内が完全に発生しないとは限りません。そこで、禁止表現や禁止案内を行ったことが判明した場合の報告ルールも決めておきます。対応日時、問い合わせ内容、実際に行った案内、発生原因などを記録することで、顧客への訂正対応や再発防止につなげることができます。

12. 責任範囲

電話代行業務では、誤案内が発生した場合に、その原因が委託者側にあるのか、受託者側にあるのかが問題となることがあります。たとえば、委託者が提供したFAQ自体に誤りがあり、オペレーターがその内容どおりに回答したケースと、オペレーターがマニュアルを無視して独自に回答したケースでは事情が異なります。そのため、禁止表現・禁止案内確認書だけで責任問題を完結させるのではなく、電話代行業務委託契約書の損害賠償や責任分担に関する条項と合わせて整理することが重要です。

禁止表現・禁止案内確認書と電話代行業務委託契約書の違い

電話代行業務委託契約書は、委託業務の内容、委託料、契約期間、秘密保持、個人情報の取扱い、再委託、損害賠償、契約解除など、電話代行業務全体の契約条件を定める文書です。一方、禁止表現・禁止案内確認書は、電話応対の現場における具体的な禁止事項や回答可能範囲を整理する文書です。
そのため、禁止表現・禁止案内確認書のみを作成するのではなく、

  • 電話代行業務委託契約書で基本的な契約関係を定める
  • 禁止表現・禁止案内確認書で具体的な応対ルールを定める
  • FAQや応対マニュアルで個別の回答内容を定める

という形で役割を分けると、契約上のルールと実際の電話応対ルールを整理しやすくなります。

禁止表現・禁止案内確認書を作成する際の注意点

禁止表現・禁止案内確認書を作成する場合は、実際の電話対応フローと一致させることが重要です。

  • 禁止事項を抽象的にしすぎない

    単に不適切な回答を禁止すると記載するだけでは、オペレーターが具体的に何をしてはいけないのか判断しにくくなります。料金、返金、契約、納期、補償など、カテゴリーごとに整理すると運用しやすくなります。

  • 回答可能な範囲も明確にする

    禁止事項だけでなく、どこまで回答してよいのかもFAQやマニュアルで明確にしておきましょう。

  • エスカレーション方法を決めておく

    回答できない問い合わせについて、担当者への取次ぎ、折り返し、メール報告など、具体的な処理方法を設定しておくことが重要です。

  • マニュアルを定期的に更新する

    商品情報や料金、営業時間などが変更された場合は、電話代行会社へ速やかに最新情報を共有する必要があります。

  • クレーム対応の権限を明確にする

    返金、補償、責任認定などについて、電話代行スタッフがどこまで回答できるのかを事前に決めておきます。

  • 関連する契約書との整合性を確認する

    電話代行業務委託契約書、秘密保持契約、個人情報に関する取り決めなどと内容が矛盾しないよう確認することが重要です。

  • 実際の業務内容に合わせて調整する

    予約受付、注文受付、クレーム一次対応など、委託する業務によって必要となる禁止事項は異なります。ひな形をそのまま使用するのではなく、実際の運用に合わせて調整しましょう。

禁止表現・禁止案内確認書を運用する際のポイント

確認書を作成するだけでは、誤案内の防止として十分とはいえません。実際の電話代行業務では、確認書と応対マニュアルを連動させることが重要です。
たとえば、問い合わせを、

  • オペレーターがその場で回答できるもの
  • 決められた定型文のみ使用できるもの
  • 担当者への確認が必要なもの
  • 直ちに責任者へ報告するもの

に分類しておくと、判断基準を統一しやすくなります。また、新しい問い合わせが繰り返し発生する場合は、その都度オペレーターに判断させるのではなく、FAQや応対マニュアルへ追加していく方法が有効です。禁止事項を増やすだけではなく、現場で迷わず対応できる仕組みを整えることが、電話代行業務の品質向上につながります。

まとめ

禁止表現・禁止案内確認書(電話代行)は、電話代行スタッフが使用してはならない表現や、権限なく回答してはならない事項を明確にし、誤案内や過度な確約を防止するための文書です。特に、契約、料金、返金、キャンセル、納期、補償、クレームなどは、電話口での回答が顧客とのトラブルにつながる可能性があるため、回答可能な範囲を事前に整理しておくことが重要です。また、禁止事項を定めるだけではなく、判断できない場合の取次方法、クレーム発生時の報告、個人情報の取扱い、マニュアル更新方法などもあわせて決めておくことで、実際の電話代行業務で活用しやすいルールになります。電話代行業務委託契約書、FAQ、応対マニュアルなどと組み合わせ、委託者と受託者の認識を統一したうえで運用することが、電話応対上のトラブル防止につながります。

本ページに掲載する禁止表現・禁止案内確認書(電話代行)のひな形および解説は、一般的な参考情報として提供するものであり、特定の取引・案件への法的助言を目的とするものではありません。実際の契約締結に際しては、専門家(弁護士等)への確認を強く推奨いたします。

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